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西村賢太

西村賢太さんの情報(受賞歴、新刊、ニュース、インタビュー、関連つぶやき等)をまとめています。
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経歴

西村 賢太(にしむら けんた、1967年7月12日 - )は、日本の小説家。私小説の書き手として知られる。
幼少期
東京都江戸川区春江町出身。祖父の代から続く運送業者の家庭に生まれる。実家は下請け仕事が中心で、トラック3台、従業員は最盛期でも4人の零細企業だった。父は外車マニアで、数年ごとにジャガーやカマロやクーガーなどを買い換えていたが、1978年秋に強盗強姦事件を起こして逮捕され、刑務所に収監される。このため両親が離婚し、3歳上の姉と共に母子家庭で育つ。
読書好きな姉の影響で、幼児期から『赤毛のアン』『キュリー夫人』などを読み、活字に親しんでいた。江戸川区立二之江第二小学校5年の2学期に千葉県船橋市原木中山へ転居し、さらに小学校6年に進級する春休み中に東京都町田市のコーポに転居。
少年時代
それまでは父が単なる強盗事件を起こしたと聞かされていたが、町田市立中学校3年の時、父が起こした事件が性犯罪だったことを知り、その衝撃で2学期頃から不登校となる。国語を除くと成績は「1」ばかりでローマ字も書けず、高校は全寮制の東京都立秋川高等学校しか行くところがないと教師に宣告されたが、寮に入るのを嫌って進学せず、家を出て東京鶯谷の家賃8000円のアパートに下宿。
やがて、家賃を4か月滞納したまま1年半で鶯谷のアパートから強制退去処分を受け、飯田橋、横浜市戸部町、豊島区要町、板橋などでトイレや風呂のない一間のアパートに住み、家賃滞納と強制退去を繰り返す。この間、港湾荷役や酒屋の小僧、警備員などの肉体労働で生計を立てていた。1990年頃には品川の屠場で働いたこともあるが、「あまりのきつさに音を上げて一日でやめてしまった」という。
傍ら、16歳頃から神田神保町の古本屋に通い、戦後の探偵小説の初版本などを集めていたが、土屋隆夫の『泥の文学碑』を通じ田中英光の生涯を知ってから私小説に傾倒。1994年より1996年まで私家版『田中英光私研究』全8冊を刊行、この研究書の第7輯に私小説「室戸岬へ」を発表。第8輯にも私小説「野狐忌」を発表している。田中英光研究から離れた理由については「田中英光は、結局、一種のエリートなんですよ。そこでもう、なんか、そこでこう、もの足りないものを感じた」と語っている。
青年時代
23歳で初めて藤澤清造の作品と出会った時は「ピンと来なかった」というが、29歳の時、酒に酔って人を殴り、留置場に入った経験から清造に共鳴するようになり、以来、清造の没後弟子を自称し、自費で朝日書林より刊行予定の藤澤清造全集(全5巻、別巻2)の個人編集を手掛けている。朝日書林の主人からは相当額の金銭的援助を受け、神田神保町のビルの一室を契約したとき費用を借りた他、「これまでにトータルで5、600万は借りてる」という。
清造の墓標を貰い受けて自宅に保存している他、1997年頃から清造の月命日の毎月29日には清造の菩提寺の浄土宗西光寺(石川県七尾市)に墓参を欠かさない。2001年からは自ら西光寺に申し入れて「清造忌」を復活させた他、清造の墓の隣に自身の生前墓を建ててもいる。このエピソードがいくつかの作品において主人公の行動に擬して描かれているように、西村の作風は強烈な私小説である。また「瘡瘢旅行」で、敬愛する藤澤清造は「小説家」ではなく「私小説家」だと呼んでいる。
小説家としての活動
2003年夏、同人雑誌『煉瓦』に参加して小説を書き始める。2004年、『煉瓦』第30号(同年7月)に発表した「けがれなき酒のへど」が『文學界』12月号に転載され、同誌の下半期同人雑誌優秀作に選出される。同年に『煉瓦』を退会。
2006年、「どうで死ぬ身の一踊り」で第134回芥川賞候補、「一夜」で第32回川端康成文学賞候補、『どうで死ぬ身の一踊り』で第19回三島由紀夫賞候補となる。2007年、『暗渠の宿』で第29回野間文芸新人賞受賞。2008年、「小銭をかぞえる」で第138回芥川賞候補。2009年、「廃疾かかえて」で第35回川端康成文学賞候補。
2011年、「苦役列車」で第144回芥川賞受賞。芥川賞受賞後の2011年7月には、「この受賞の流れを逃したら次はない」という自身の提案で新潮社から清造の代表作『根津権現裏』を新潮文庫より復刊させた。2012年には同文庫より、自ら編集した「藤澤清造短篇集」を刊行。芥川賞受賞会見における「そろそろ風俗に行こうかなと思っていた」との発言が話題を呼び、同賞受賞以後はワタナベエンターテインメントに所属している。
2012年10月2日からTOKYO MXの『ニッポン・ダンディ』にレギュラー出演していたが、2013年6月4日の放送で終了直後に突然降板する。「週刊アサヒ芸能」6月27日号および7月4日号の西村の連載コラム「したてに居丈高」で、かねてより番組スタッフとMCの段取りの悪さに不満を募らせ続けており、それがこの日の我慢のならぬ段取りと進行が重なったことによって爆発した、との動機が明かされている。

西村賢太新刊

  • 発売日
    2018年1月13日
  • 書名
    夜更けの川に落葉は流れて
  • 発売日
    2017年12月5日
  • 書名
    無銭横町 (文春文庫)
  • 発売日
    2017年7月5日
  • 書名
    一私小説書きの日乗 遥道の章 (角川ebook)

受賞歴

西村賢太関連記事(ニュース、インタビュー、書評等の外部リンク集)

  • 2017.10.5 【文芸月評】現代の女性文学問う

    フェミニズムに共感を寄せる作家、川上未映子さん(41)が責任編集した「早稲田文学増刊 女性号」が出版された。戦前生まれの詩人の石垣りんら物故者をはじめ、詩人の伊藤比呂美さんや歌人の雪舟えまさん、作家の津村記久子さんら現役の筆者、米国で活躍する中国出身のイーユン・リーさんら海外作家など女性82人が原稿を寄せるなどした。

  • 2017.3.18 Topics:西村賢太さん、新境地示す小説集『芝公園六角堂跡』 分身の作家、突き抜ける個性

    「欲も得もなく、読み手の存在なんか考えない。右顧左眄(うこさべん)せず、文学青年のたわ言を80歳まで書き続けたい」。作家、西村賢太さん(49)が語る。新刊の連作小説集『芝公園六角堂跡』(文芸春秋)で作風の幅を大きく広げてみせた。

  • 2016.5.25 【今週はこれを読め! エンタメ編】田中慎弥の掌劇場完結!『炎と苗木』

    "紀元前・紀元後"のような区切りが芥川賞の歴史においてもある気がする。おそらく年配の読者の方々にとっては"石原慎太郎前・石原慎太郎後"などは大きな転換点だったのではないだろうか。個人的に特に顕著だったと感じるのは2例。ひとつは"綿谷りさ金原ひとみ前・綿谷りさ金原ひとみ後"。芥川賞への注目度が飛躍的にアップするきっかけとなった受賞風景だったと思う。もうひとつの転換点が"田中慎弥前・田中慎弥後"だ。

西村賢太関連つぶやき(自動取得のため関連しない情報も含まれることがあります)

take0328_西村賢太「苦役列車」読了。
nkenta_botうーん……ぼく、全然下流と思ってないんです。てめえでは高等遊民だと思ってるんですが(笑)(坪内祐三×西村賢太「“芥川賞の面汚し”とも言われてますけどね」)
mirfurmirfur西村賢太の作品群、個人的に色々キツくて途中でずっと止まってるんだよな
spaltaふうん……おまえは生理中だったのか。そいつは大きにご苦労様だが、でもいくらメンスでも、カレーくらいは普通に食べられるだろう? 下のおクチと上のおクチは、これはおのずと別物の話だろうからね。(西村賢太「棺に跨る」)
BotBook西村賢太/どうで死ぬ身の人踊り「淸造忌」のご案内皆様方には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。突然で恐縮ですが、藤澤淸造の追悼法要を左記の日時にて行いますので、ご出席くださいますようお願い申し上げます。この法要は、昭和二十七年七月に故横川巴人等、七尾の有志のかたがたにより…
kotoba_star総じて『小、中学時代の友人』は、すべて価値のないものである。(西村賢太/苦役の芥川賞作家)(14point/フリードリヒ・ニーチェの名言より)
Shienta_5607[劣化コピー]津波は何度も押し寄せ急に亡くなられた市川團十郎さんをしのんで、特別番組19:30「青春リアル特別シリーズ貧困拡大社会▽見過ごされた人たち」出演は西村賢太さん、湯浅誠さん。 https://t.co/YwedZyToDJ #劣化コピー
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