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高瀬千図

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経歴

高瀬 千図(たかせ ちず、女性、1945年(昭和20年)12月5日 - )は、作家。日本文藝家協会会員、歴史時代作家クラブ会員。
長崎県長与町生まれ。熊本県立大学文学部 英米文学科卒業。卒論はウィリアム・サローヤン論。卒業後、出版社に勤務。その後、フリーに。
森敦に師事し、1984年、『イチの朝』で芥川賞候補。『夏の淵』で新潮新人賞受賞、芥川賞候補。1987年、『風の家』を上梓。翌年、三島由紀夫賞候補となる。1988年、『天の曳航』を講談社から上梓。野間賞新人賞候補となる。1996年、『イチの朝』と『夏の淵』を1冊にまとめ『夏の記憶』と改題して葦書房から上梓。1997年、菅原道真の生涯を描いた『道真 <上・下>』をNHK出版から上梓。
心の問題と取り組むため40代からセラピーの技法、またカウンセリングの技法などを学び、2013年、男性のメンタルケアのためのセルフセラピーの技法について『100%問題を解決する法』を近代文芸社から上梓、また2016年、Y'zネット社から北条政子の真実に迫る『龍になった女-北条政子の真実』を上梓。
能の愛好者として知られ、1991年、湾岸戦争勃発の年の2月、能のパリ公演をプロデュース、現九世観世銕之丞の羽衣をアリアンス・フランセーズとユネスコで上演。大成功を収めた後、観世銕之丞の能の会『華の実会』を主催。また自身の新作能『道真』を国立能楽堂、及び太宰府天満宮で菅原道真生誕千百年祭で上演。演出は九世観世銕之丞、作曲は笛の藤田流家元、藤田六郎兵衛、大倉流家元、小鼓の大倉源次郎など。
また、明恵上人の思想と行動の研究のため、2007年在家得度、3年後阿闍梨の資格を得て、密教の研究に当たる(法名:高瀬理趣(たかせ りしゅ))。
明恵は華厳経と密教の関係性を明らかにし、厳密の祖と呼ばれている。2018年、弦書房から明恵の生涯を描いた『明恵 栂尾高山寺秘話 <上・下>』を上梓。

受賞歴

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