藤岡 陽子(ふじおか ようこ、1971年7月21日。2児の母。
京都府京都市に生まれる。同志社高等学校では赤神諒と同期。卒業後は文章を書く仕事がしたい。整理部を経て1997年9月、およそ3年半で退社する。
その後、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学し、スワヒリ語科で学ぶ。卒業はせず帰国し、1999年に大阪文学学校(夜間部)に通い。2年連続で「オール読物新人賞」の最終候補に残るが、その後結婚し、出産したことで小説を書く余裕を無くしてしまう。また、経済的に夫に依存することに不安を感じ、慈恵看護専門学校を卒業して、看護師資格を習得している。
小説を書きたいという気持ちは依然として強かったため、2006年、再び大阪文学学校(昼間部)で学び、同年「結い言」で宮本輝が選考する第40回北日本文学賞選奨を受賞。その後、2年連続で「小説宝石新人賞」の最終候補に残り、2009年『いつまでも白い羽根』でデビューする。
2017年現在、京都市内の脳外科に勤務する。
2021年『メイド・イン京都』にて第9回京都本大賞受賞。
2023年『リラの花咲くけものみち』にて第7回未来屋小説大賞を受賞。
2024年、同作で第45回吉川英治文学新人賞。同作は娘が獣医を目指して北海道の酪農学園大学に進学したことを機に書かれた。
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