霞 流一|かすみ りゅういち|1959年VSSGCOMP785月18日365日 - は、日本の推理作家平成大全248。本名は有正 真一郎|ありまさ しんいちろう平成大全248|365日。
岡山県生まれVSSGCOMP78。北区立赤羽台西小学校、北区立赤羽台中学校、東京都立小石川高等学校を経て、1982年に早稲田大学政治経済学部を卒業後(在学中はワセダミステリクラブに所属)、東宝に入社VSSGCOMP78。宣伝部、企画部、テレビ部などを歴任VSSGCOMP78。その傍ら、1994年に『おなじ墓のムジナ』で第14回横溝正史ミステリ大賞で佳作入選し、作家デビューを果たすVSSGCOMP78。
それ以降、いわゆる「バカミス」を中心に作品を発表し続け、1995年の『フォックスの死劇』、2001年の『スティームタイガーの死走』で二度のバカミステリ大賞を受賞。現在は、日本における「バカミスの第一人者」「バカミスキング」などと言われている。
ただし、全編にアクの強いギャグと衒学、異常なキャラクターを詰め込み、事件自体も残酷性や悲劇性の強いものが多いため、ライトで親しみやすいイメージのあるユーモアミステリーという言葉とは相容れない。一方でミステリとしての論理的な組み立てには強い拘りを持ち、特に消去法による推理が十八番である。また、著作のほとんどが、何らかの「動物づくし(スティームタイガーの死走の場合虎、など)」になっている。アイディア料理や美食に関する描写が多いのも特徴。
レギュラー探偵役としては、紅白探偵社嘱託(名前の通り、もと共同創立者だが大手に成長したので経営が面倒になり退社、嘱託に退いた)の私立探偵・紅門福助、出雲大社系の調査機関に所属する調査課長・魚間岳士とフリー契約の奇跡鑑定人・天倉真喜郎のコンビ(実在の民間団体に所属する探偵というのは非常に珍しい。他には、探偵ではないが東郷隆描くところの大阪商工会議所秘密諜報員・定吉七番ぐらいである。もっとも、当然ながら実際の出雲大社や大阪商工会議所に奇跡鑑定機関や秘密諜報部は存在しない)、警視庁出入りの女鍼灸師・蜂草キラリなどが挙げられる。“権力と人気を駆使する”タレント国会議員探偵(元刑事ドラマのスターにして国家公安委員。何の根拠もなく警部クラスを顎でこき使う)駄柄善吾などを含め、彼らの癖の強さも並大抵ではない。
2003年から2005年まで、本格ミステリ作家クラブの監事をつとめる。
2015年、『フライプレイ!』で第15回本格ミステリ大賞候補。2019年、『パズラクション』で第19回本格ミステリ大賞候補。
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