シュウに関連する小説ニュースまとめ
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シュウ ニュース検索結果
2021.5.21 【今週はこれを読め! ミステリー編】九歳の少年が出会う苛酷な世界『ブート・バザールの少年探偵』
少年が出会った世界には光が降りそそいでいたか。それとも。
2021.4.27 【今週はこれを読め! ミステリー編】世にも美しい犯罪小説『父を撃った12の銃弾』
世にも美しい犯罪小説である。
2021.2.9 【今週はこれを読め! SF編】独自のセンスで選んだ七篇、中国とアメリカの状況を照らしあう
柴田元幸・小島敬太編『中国・アメリカ 謎SF』(白水社)
2020.5.26 【今週はこれを読め! SF編】7分間のお楽しみ。いずれ劣らぬ十一篇。
昨夏に刊行された『5分間SF』につづく、草上仁の短篇集。〈SFマガジン〉に1991年から2006年にかけて発表された十篇に、書き下ろしの一篇を加えた一冊だ。
2020.4.14 【今週はこれを読め! SF編】ふたつの偽史が結ぶ真実の因果
日本ファンタジーノベル大賞2019受賞作。古代中国を思わせる世界「伍州」を舞台とした伝奇ファンタジイだが、テキストの構成に再帰的な企みがあり、なおかつ超弩級スペクタクルのSF的アイデアが投入される。じつに読みどころの多い作品である。ヒロイン「瑤花」の飄然としたキャラクターも魅力的だ。
2020.2.25 【今週はこれを読め! SF編】福島、イラク、新疆ウイグル自治区......核をめぐる因縁が東京で交叉する
ワン・モア・ヌーク(核をもう一度)。
2019.11.5 【今週はこれを読め! SF編】翡翠というモチーフが担う多義性、多視点で語られる物語の推進力
『翡翠城市』は異世界ファンタジイだが、感覚はひじょうに現代的だ。エキゾチズムやロマンチシズムに拠るのではなく、内政と外交においてシビアな駆け引きがおこなわれる。そのいっぽう、民族主義的・家族主義的な組織論も息づいている。物語の中心となる登場人物は、コール家の長兄ラン、次兄ヒロ、妹シェイの三人だ。
2019.10.22 【今週はこれを読め! SF編】謎解きミステリと時間SFとのあまりにみごとな融合
鮎川哲也賞を受賞したデビュー作。時間SFとパズラーを組みあわせた意欲作。タイムトラベルも本格推理も、破綻なくストーリーを語り進め、読者の予想を超える結末にたどりつくためには、強度のあるロジックが要求される。本作は、その要件を高いレベルでクリアしている。途中、登場人物が奇異に思える行動に出る場面もあるけれど、それはその人物の来歴や性格によるものとして、じゅうぶん了解可能だ。
2019.4.29 「百年の孤独」翻訳、ラテンアメリカ文学研究者の鼓直氏死去
鼓直氏(つづみ・ただし=ラテンアメリカ文学研究者、翻訳家)2日、病気のため死去、89歳。
2019.2.26 【今週はこれを読め! SF編】総統になりそこねた男の「わが捜査」
「その女性は、いかにも知的なユダヤ女という顔つきをしていた」という、私立探偵のモノローグからはじまるハードボイルドである。彼女は、行方不明になった妹を捜してほしいという。それ自体は、よくある依頼だ。
2019.2.22 【今週はこれを読め! ミステリー編】恐ろしいのに止められない『あの子はもういない』
何の罪もない者が必要のない重荷を背負わされ、望まない人生の路を歩む。
2019.2.6 【今週はこれを読め! エンタメ編】6歳の少年が見た銃乱射事件『おやすみの歌が消えて』
日々さまざまな犯罪が起きているとはいえ、日本はまだ治安のいい国に分類してもかまわないだろう。それでも、テロや通り魔などによる大量殺傷事件などが起こらないとは限らない。一方で、戦争や銃撃犯などによって多数の死者が発生する状況が頻繁に発生する国というのも存在する。どのような国においても一瞬にして命を断たれることは起こり得るのであり、被害者とその家族の無念は言葉にできないほどのものだと思う。
2019.1.25 インフィニット・デンドログラム:"なろう系"人気ラノベがテレビアニメ…
小説投稿サイト「小説家になろう」で人気の海道左近さんのライトノベル「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-」がテレビアニメ化されることが25日、明らかになった。斉藤壮馬さんがオンラインゲーム「Infinite Dendrogram(ID)」を始めた主人公のレイ・スターリング(椋鳥玲二)を演じるほか、声優として大野柚布子さん、村瀬歩さんや小倉唯さん、日笠陽子さんらが出演する。
2019.1.15 【今週はこれを読め! SF編】離れていても声が聞こえる。ウィリスのロマンチック・コメディ。
コニー・ウィリスの新作長篇。そう聞いただけで少々気が重くなるのは、ぼくが分厚い作品が苦手で、ウィリスの長篇といえば分厚い(それも尋常ではなく)のがあたりまえだからだ。かといって、無視するわけもいかない。なにしろウィリスの新作なのだ。面白いに決まっている。「苦手なのに面白いに決まっている」とは矛盾しているようだが、そうでもない。読者の好みを超えた圧倒的なストーリーテラーというのが世の中には存在する。
2018.12.11 【今週はこれを読め! SF編】食べ飽きない語り口の妙、滋味ゆたかな物語
清朝の中国江南地方を舞台とした美食ファンタジイ。食の描写は、性愛や感情の描写と同様、ごてごてと修辞を盛ればよいというものではなく、細部を際立たせようとすれば全体がぼやけてだいなしになる。勝山海百合はそこらへんが絶妙なのだ。
2018.11.5 【今週はこれを読め! ミステリー編】ナチス殺人医師の虚ろな精神『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』
スリラーの名手ウィリアム・ゴールドマンに『マラソンマン』(ハヤカワ文庫NV)という作品がある。ナチの残党が主人公を拷問する場面があることで有名だ。健康な歯を歯科医のドリルで削るという想像するだけでも痛そうな拷問で、映画化作品では主人公をダスティン・ホフマン、ナチをローレンス・オリヴィエが演じた。
2018.10.16 【今週はこれを読め! SF編】星間宇宙船という完全密室、被害者も容疑者も探偵役も自分たち
SFミステリ。航宙中の宇宙船は理想的な密室だ。外からは侵入できず、逃げてもいけない。まあSFだからと開き直り超常的あるいはガジェット的な要素を足して、その前提を覆すことも可能だが、それをやったらミステリの要件がガバガバになる。『六つの航跡』はそういう抜け道をせず、こと「密室」の成立に関してはじゅうぶんフェアだ。
2018.7.17 【今週はこれを読め! SF編】楽しく元気が出る一冊、銷夏に最適のポストうなぎSF短篇集
うなぎづくしのSF短篇集。題材は「うなぎ絶滅」だが、五篇それぞれに調理法も味つけも違っていて、つぎはどんなものが出てくるかと楽しみに読んでいくと、お腹いっぱいになる。みごとなフルコースだ。
2018.6.26 【今週はこれを読め! SF編】埃だらけの空気、花を携えた乗客、姿をあらわさないトラ
アルゼンチン幻想文学を代表するコルタサルの実質的な第一短篇集。1946年から50年までに書かれた八篇を収めている。「実質的」というのは、44年に短篇集『対岸』の原稿が完成していたものの、出版にいたらなかったからである(著者歿後の94年に出版)。『対岸』については邦訳が出たときに書評したが(現在は『JUST IN SF』に収録*)、そこではスタージョンやライバーを引きあいに出している。異色作家という位置づけだ。
2018.5.1 【今週はこれを読め! SF編】皇国の欺瞞、ナチスの残虐、アメリカの矛盾
第二次世界大戦で枢軸側が勝利し、アメリカが太平洋側の日本合衆国(USJ)と大西洋側のナチス領の分割され、両者のあいだで武力衝突を含む緊張が続いている。
2018.4.11 【今週はこれを読め! エンタメ編】人生最高の自由の一日『マザリング・サンデー』
戦争の爪痕がいまだ残るイギリス。メイドと上流階級の若者の恋。許されぬ関係ゆえに高まる官能。どれひとつとして自分と近しいものはない。それなのになぜ、この束縛と解放の物語に心を引かれてしまうのか。
2018.3.30 【今週はこれを読め! ミステリー編】最後の最後まで裏をかかれる『乗客ナンバー23の消失』
一口で言うと、豪華客船の中でたいへんなことが起こってみんながびっくりする話だ。
2018.2.23 【今週はこれを読め! ミステリー編】時代遅れの強盗が大活躍する『ダウンサイド 強奪作戦』
魅力的なケイパーの多くがそうであるように、マイク・クーパー『ダウンサイド 強奪作戦』(ハヤカワ文庫NV)もまた、失敗に終わった仕事から話が始まる。リチャード・スターク『悪党パーカー/人狩り』やロジャー・ホッブズ『ゴーストマン 時限紙幣』と同様。
2018.2.13 【今週はこれを読め! SF編】メタフィジカルな奇想と上品なユーモアのショートショート連作
ここ数年、ショートショートが新しい盛りあがりを見せていて、ファンとしては嬉しいかぎり。この分野では、星新一というあまりに偉大な存在がいて、かつてはその引力圏のなかに多くの作家や読者がいたのだが、最近ではやや状況が変わってきたようだ。
2017.10.31 今週はこれを読め! SF編】精神を共有する「ネクサス」が拓くのは、理想郷か地獄か
テレパシーによって心がつながりお互いの感覚まで共有される----これまでのSFで何度も描かれてきたアイデアだ。
2017.10.24 【今週はこれを読め! SF編】偶然性と運命のアラベスク、あるいは過去からの迷い弾
レオ・ペルッツの作品は、無理やり分類すれば幻想小説、奇想小説、歴史小説などといえなくもないけれど、ぼくがいちばんしっくりくるラベルは「アンチミステリ」だ。
2017.10.3 第16回「『このミステリーがすごい!』大賞」、蒼井碧氏が最年少受賞
宝島社が主催する第16回「『このミステリーがすごい!』大賞」に、蒼井碧(あおいぺき、25歳)「十三髑髏(じゅうさんどくろ)」が選ばれた。
2017.9.26 【今週はこれを読め! SF編】ふたつの人生とふたつの世界
歴史分岐SFは、素朴な機械論的時間観に基づくジャック・ウィリアムスン『航時軍団』をはじめ、さまざまなバリエーションが書かれてきた。
2017.9.19 【今週はこれを読め! SF編】ルールを目的とするルール無視、ポスト・トゥルースのゲーム
第三回ハヤカワSFコンテストに投じた『ユートロニカのこちら側』で大賞を射止めた小川哲の、これがデビュー二作目にあたる。
2017.6.27 【今週はこれを読め! SF編】ご先祖さまとの情事、過去へ未来へいそいそする艶笑譚
シルヴァーバーグはおびただしい著作のある作家だが、本書『時間線をのぼろう』は代表作のひとつといってよかろう。
2017.6.2 作家の杉本苑子さん死去 91歳 歴史小説「孤愁の岸」
「孤愁(こしゅう)の岸」や「滝沢馬琴」など、史料を読み込んだ骨太な歴史小説で知られた作家で、文化勲章受章者の杉本苑子(すぎもと・そのこ)さんが5月31日、老衰で死去した。91歳だった。葬儀は近親者で営まれた。後日、お別れの会が開かれる予定。
2017.5.23 【今週はこれを読め! SF編】世界全体・歴史全体を外側から描くSF──その最高到達点
キム・スタンリー・ロビンスンの《火星三部作》がついに完結した! 各作品がなんらかのSF賞を受賞している、SF史に残る名作だ。
2017.3.21 【今週はこれを読め! SF編】天使が見える神経学者、偏執狂の諜報プロ、神聖なるドラッグの探索
子どものころは素朴に、科学思考が信仰や神秘体験を駆逐すると思っていた。合理と実証をつきつめれば神や霊は否定しうる、と。もちろん、実際はそんな単純ではない。科学思考と信仰はじゅうぶんに両立する。
2017.1.3 あなたが余命を宣告されたらどうしますか? 「死を肯定する医者」と「生に賭ける医者」を描く本格派医療小説
もし今、あなたが余命を宣告されたとしたら、どうするだろうか? できる限りの治療をして少しでも長く生きようとするか、死を受け入れて残り少ない命、「どう過ごすか」を大切にするか。その人の状況、年齢、考え方によって大きく変わってくるだろう。その選択に、正解はないのだ。
2016.12.20 【今週はこれを読め! SF編】不思議な語り口、気味の悪い発想、この世のものとも思えない物語
ちかごろのチャイナ・ミエヴィルは『言語都市』や『都市と都市』などSFでの活躍が目立つが、もともとはダーク・ファンタジー『キング・ラット』で名をあげ「ニュー・ウィアード」と称する文芸潮流の旗頭となった書き手だ。"ウィアード(wierd)"は辞書によれば「不思議な」「気味の悪い」「この世のものとも思えない」などの意味を持つ。
2016.12.6 【今週はこれを読め! SF編】SF作家のイマジネーションとAI研究の最新知見が出会う
人工知能学会はこれまでも学会誌に日本SF作家クラブ会員のショートショートを掲載するなどSFへの理解・関心を示してきたが、本書はさらに一歩踏みこんだ画期的な企画だ。
2016.11.30 宮部みゆき、幻の作品が絵本化! 姿の見えない怪獣・クマーの美しくもせつない物語
『ブレイブ・ストーリー』や『ソロモンの偽証』などの傑作を生み出し続ける宮部みゆきと、「魔女の宅急便」や「ハウルの動く城」シリーズなど有名ファンタジー作品の装画を数多く手がけてきた佐竹美保が、初タッグを組んだ絵本『ヨーレのクマー』が2016年11月21日(月)に発売された。
2016.10.18 【今週はこれを読め! SF編】ショートショート・マニアが地団駄を踏み、そして平伏す一冊
ショートショートは面白い。ひとつひとつが短くてさらりと読め、なのに良くできた作品は印象にくっきり深く刻まれる。
2016.10.15 現実の事件を基に五つの物語…『犯罪小説集』の吉田修一さん
『悪人』『さよなら渓谷』『怒り』など、数々の犯罪小説の傑作を手がけてきた吉田修一さんが、その名もズバリ『犯罪小説集』(KADOKAWA)と銘打った短編集を出版しました。
2016.9.6 選考委員絶賛! 「第53回文藝賞」は町屋良平「青が破れる」に決定
2016年8月25日(木)、東京都千代田区にある山の上ホテルにて、選考委員・斎藤美奈子、藤沢周、保坂和志、町田康により、「第53回文藝賞」の選考会が行われ、町屋良平の『青が破れる』が受賞作に決定した。
2016.8.15 71年目の戦争:模索する表現者 文学/上 日常の中に時代のきな臭さ
戦後70年の節目が過ぎた後も、戦争をテーマに創作活動をする人たちがいる。戦争体験者は減り、取材したり着想を得たりするのが難しくなる中、なぜ戦争にこだわるのか。どんな苦労ややりがいがあるのか。各分野で模索する表現者たちを追う。
2016.8.2 【今週はこれを読め! SF編】史実に材をとったご当地SFにして、全時空規模の超絶アイデア
第一回ハヤカワSFコンテストで大賞を受賞したデビュー作『みずは無間』、それにつづく『地球が寂しいその理由』と宇宙を舞台にスケールの大きな作品を送りだしてきた六冬和生だが、第三作にあたる本書は一転して信州松本が舞台のご当地小説だ。
2016.7.26 【今週はこれを読め! SF編】テクノロジーのなかの自由、祝祭的高揚のなかで暴力的に世界を毀損する
冒頭の情景が印象的だ。主人公のひとりドクター・ラングが、医学部の講義に出かける前に、高層マンション二十五階にある自室のバルコニーで電話帳を燃やした火のそばにすわり、ジャーマン・シェパードの尻肉を食っている。
2016.7.21 【エンタメ小説月評】激動の世 永遠に続く杜
歴史・時代小説の中で、戦国と幕末は定番の題材と言っていい。激しく世の中が動き、人の運命が交錯する。人物や視点を変え、あまたの作品が書かれるのもうなずける。
2016.5.28 日本医療小説大賞 中島京子さん「長いお別れ」受賞
第5回「日本医療小説大賞」(日本医師会主催)の授賞式がこのほど東京都内のホテルで行われ、受賞作「長いお別れ」(文芸春秋)の著者・中島京子さんに表彰状と副賞が贈られた。
2016.5.24 【今週はこれを読め! SF編】似ているところと似ていないところ、愛の理由、人類進化のかたち
その町ではひとは工場でつくられる。食料も工場でつくる。食料とはひと以外の、動物や植物だ。夫は工場で働き、妻は子どもを育てる。わたしはいままでに二回結婚して、ゆうに五十人の子どもを育ててきた。そのうち名前を覚えているのは十五人ほどだが。
2016.5.17 【今週はこれを読め! SF編】解放されたパンドラ、温かい憧れと衝動的な飢え
人類を脅かす異形のものに、異形の力を備えながらなおも人間性を失っていない存在(いわばハイブリッド)が立ちむかう。
2016.5.10 アニメ『ネトゲの嫁』はどんな人が作っていると思った? 第2回は南條愛乃さん&日高里菜さん&聴猫芝居先生が語る!
4月7日よりTOKYO MX他各局で好評放送&配信中のTVアニメ『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』。前回の柳監督&福良Pとの座談会に続いて、原作者&声優陣による座談会の第2回をお届けします。
2016.5.9 太宰治賞:夜釣十六さんの小説「楽園」に
第32回太宰治賞(筑摩書房、東京都三鷹市共催)は9日、埼玉県在住の夜釣十六(よづり・じゅうろく)さん(28)の小説「楽園」に決まった。
2016.4.5 書評:イサの氾濫 [著]木村友祐 - 斎藤美奈子(文芸評論家)
■東北人の重い口から叫びが届く
2016.4.4 乃木坂46・高山一実による初の長編小説連載がスタート!
雑誌『ダ・ヴィンチ』5月号(4月6日発売)より、女性アイドルグループ・乃木坂46の高山一実による小説連載が隔月でスタートする。タイトルは「トラペジウム」だ。
2016.4.3 二階堂ふみが無邪気でエロい"金魚"を演じる『蜜のあわれ』 原作本が売れている!
4月1日から全国公開されている映画『蜜のあはれ』。
2016.3.13 笠岡で木山捷平文学選奨表彰式 短編小説賞に高梁の金子さん
笠岡市出身の詩人・小説家木山捷平(1904~68年)を顕彰する第11回笠岡市木山捷平文学選奨の表彰式が13日、同市十一番町の市保健センターで開かれた。
2016.3.1 【今週はこれを読め! SF編】宇宙海賊よりこのオンナのほうがヤバい!
宇宙海賊と聞いて、あなたはどんなイメージが浮かぶだろうか? キャプテン・ハーロック、コブラ、ブラスター・リリカ。ベテランSFファンなら《レンズマン》の敵役ボスコーンや、A・バートラム・チャンドラー《銀河辺境》でグライムズ船長が闘う一味、あるいはジェイムズ・マッコネル「お祖母ちゃんと宇宙海賊」のユーモラスな面々を思いだすかもしれない。
2016.2.23 【今週はこれを読め! SF編】パンデミック後の未来、FBI捜査官コンビが不可解事件を追う
『ロックイン』は近未来SFミステリ、それも相棒(バディ)ものだ。
2016.2.17 作家の読書道 第169回:深緑野分さん
デビュー短篇集『オーブランの少女』が話題となり、第二作となる初の長篇『戦場のコックたち』は直木賞と大藪賞の候補になり、注目度が高まる深緑野分さん。
2016.2.16 【今週はこれを読め! SF編】音楽はゲームか魔物か? アメリカの実験に終着点はあるのか?
宮内悠介の新作は音楽がテーマだ。たんなる物語の素材にとどまらず、音楽の本質に深く関わっていく。
2016.2.5 ラノベに満足できなくなった男達へ―― 狂気にも似たピュアな探究心が、世界を、魔法を変える!
テーマは、格好いい大人の生き様――。新創刊を迎えた小説レーベル「ノベルゼロ」が送り出すものは、いつか憧れた揺るぎないヒーロー像とハードな人間ドラマだ。
2016.1.19 短編小説賞に高梁の金子さん 木山捷平文学選奨、岡山県民初
笠岡市出身の詩人・小説家木山捷平(1904~68年)を顕彰する「第11回木山捷平文学選奨」(同市など主催)の選考会が19日開かれ、全国公募の短編小説賞に高梁市、司書金子由実さん(26)の「お茶の時間」が選ばれた。
2015.12.15 [ハンドレッド]GA文庫のライトノベルがアニメ化 16年4月放送開始
地球を襲う謎の生命体を相手に戦う箕崎准さん作、ニトロプラスの大熊猫介さんイラストのライトノベル「ハンドレッド」が、2016年4月からテレビアニメ化されることが15日、明らかになった。
2015.11.17 【今週はこれを読め! SF編】「なんでもない」に滲む不吉、不穏、不条理、不思議
シャーリイ・ジャクスンの代表作と言えば何をおいても「くじ」で、アンブローズ・ビアス「アウルクリーク橋の出来事」やサキ「開いた窓」などと並び、"奇妙な味"の愛好家なら知らぬ者はいない超有名作だ。
2015.11.14 [入間人間]ボカロ小説に初挑戦 「しゅうまつがやってくる!」を小説化
人気ライトノベル「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」などで知られる人気作家の入間人間(いるま・ひとま)さんが、音楽プロデューサーのsasakure.UK(ササクレ・ユーケイ)さんのボーカロイド楽曲「しゅうまつがやってくる!」を小説化することが分かった。
2015.11.3 <北九州市立文学館>名誉館長だった佐木隆三さん悼んで記帳
10月31日に78歳で亡くなった直木賞作家、佐木隆三さんを悼んで3日、北九州市立文学館(北九州市小倉北区)で記帳が始まった。
2015.10.30 藤本義一文学賞 最優秀賞に大阪・豊中の井須さん
直木賞作家の故藤本義一さん(1933~2012年)の文業をしのんで創設された「藤本義一文学賞」の第1回授賞式が命日の30日、大阪市内のホテルで開かれた。
2015.10.21 20~30代の小説偏愛者向け新文庫レーベル「講談社タイガ」刊行開始、電子版も同時配本
株式会社講談社は20日、新たな文庫レーベル「講談社タイガ」の刊行を開始したと発表した。「日々の生活に小説がなくてはならない小説偏愛者のために、エンターテインメント小説の新スタンダードとなるべく」創刊したものだとしており、メインターゲットは20~30代。
2015.9.8 【今週はこれを読め! SF編】自由を貪る戦争か支配下の平和か。人類家畜テーマの新展開。
ロバート・チャールズ・ウィルスンは、ジョン・W・キャンベル記念賞受賞の『クロノリス--時の碑--』(2001年)、ヒューゴー賞を受賞した『時間封鎖』(2005年)を開幕篇とする三部作など、大仕掛けの「SFアイデア」と緻密な「心理描写」で定評のある人気作家だ。
2015.9.8 書評:劉邦(上・中・下) [著]宮城谷昌光 - 本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
■果敢に動き決断、辛労分かち成長
2015.9.8 (ZOOM)「十七八より」で群像新人文学賞・乗代雄介さん 思春期の心、自ら重ねて
「一筋縄ではいかない」とは、こういうものを言うのだろう。
2015.7.27 すべての小説を愛する人たちへ 新小説レーベル「講談社タイガ」創刊!
講談社が2015年7月9日(木)に立ち上げた謎のサイト。作家名とカウントダウンだけが行われ噂をよんでいた。そして2015年7月23日(木)、遂にそのヴェールが世に明かされた。
2015.7.17 きらら著者インタビュー 第84回 宮内悠介さん『エクソダス症候群』
文化を跨ぐ者、文化の境界にある者が好きなんです。今回も境界を越えて両側を見る視点人物を書きたかった。
2015.7.7 【今週はこれを読め! SF編】宇宙図としての精神病棟、頭蓋のなかの火星
『エクソダス症候群』の舞台は過酷な環境の火星開拓地、中心となるテーマは精神疾患だ。
2015.6.9 【今週はこれを読め! SF編】名シェフが腕によりをかけたメニュー。絶品の素材をスペシャル・コースで!
これは嬉しい! 「奇妙な味」のアンソロジー、しかも中村融編の!
2015.6.4 【文芸月評】静かに散る 銃後の描写
愛せない苦悩つづる佳作も
2015.5.18 直木賞作家の車谷長吉さんが死去
濃密な文章で反時代的な私小説を書いた直木賞作家の車谷長吉(くるまたに・ちょうきつ、本名・嘉彦=よしひこ)さんが17日、死去した。
2015.5.17 早生まれは作家になりやすい? 芥川賞選考委員の9割も…「なぜ」を調べてみた
1月1日から4月1日に生まれた、いわゆる「早生まれ」。国内の作家の経歴をひもとくと、なぜかこの"早生まれ率"が高い、という話が文壇でささやかれている。
2015.5.6 福島正実記念SF童話賞 大賞に福岡の草野さん
児童文学作家への登竜門(とうりゅうもん)の一つ「第32回福島正実記念SF童話賞」(創作集団プロミネンスなど主催(しゅさい))の大賞に、福岡県の主婦・草野あきこさん(ペンネーム)(46)の「おばけ道工事中」が、225編の応募作品から選ばれました。
2015.4.17 女性映画監督 文才も発揮
「自分の作品」確実に言える 西川美和さんが新刊
2015.4.16 小説「天国への階段」 作家の白川道さん死去
小説「天国への階段」がベストセラーとなるなど、数多くの大衆小説を執筆した作家の白川道さんが、16日、自宅で倒れ、病院で手当てを受けましたが、亡くなりました。69歳でした。
2015.4.7 書評:火花 [著]又吉直樹 - 宮沢章夫(劇作家・演出家)
■苦しむ漫才師が苦悩を相対化
2015.2.13 女として「谷崎」に挑む 山田詠美さん
デビュー30年記念作
2015.1.13 【今週はこれを読め! SF編】マイノリティとしてのロボット----現実社会の依存/搾取を前景化する
vNとはコンピュータの基礎を築いた数学者フォン・ノイマンに因む符号で、作中では自己増殖する人間型ロボットをさす。
2015.1.5 【今週はこれを読め! SF編】直線の物語ではなく、幾重にも広がる空間としての小説
サミュエル・R・ディレイニーの全中短篇を網羅した豪華な一冊。
2014.12.22 『朝露通信』 保坂和志著 評・石田千(作家・エッセイスト)
記憶の小箱を開ける
2014.12.15 『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』 江國香織著 評・石田千(作家・エッセイスト)
色、匂い、愛されること
2014.12.9 【今週はこれを読め! SF編】永遠性を獲得した人生において「死後の世界」を問い直す
第2回ハヤカワSFコンテストの大賞受賞作。
2014.12.4 松本清張の名作2編、実力派女優でドラマに
テレビ朝日系で6、7日午後9時から、松本清張原作のドラマスペシャル「坂道の家」と「霧の旗」が2夜連続で放送される。
2014.11.21 佐木隆三氏の文学碑、師匠の故岩下氏隣に 北九州市高炉台公園 [福岡県]
北九州市在住の直木賞作家、佐木隆三さん(77)の文学碑が、同市八幡東区中央3丁目の高炉台公園に建立された。
2014.11.11 傲慢な婚活 [著]嶽本野ばら - 水無田気流(詩人・社会学者)
■自意識をめぐる百花繚乱の物語
2014.10.27 「復讐するは我にあり」八幡に佐木隆三さん文学碑
北九州市在住の直木賞作家、佐木隆三さん(77)の文学碑が同市八幡東区の高炉台公園に建てられた。
2014.10.25 広島)福山ミステリー文学新人賞に神谷氏
本格ミステリー文学の新人に贈られ、7回目を迎えた「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」(福山市など主催)の受賞作が24日に発表され、大阪府在住の神谷一心さん(34)の「たとえ世界に背いても」が選ばれた。
2014.9.15 『井田真木子著作撰集』 井田真木子著 評・渡辺一史
衝撃力ある普通の世界
2014.9.1 書店員に聞く 長編小説に挑む - 牧村健一郎
暑い夏がまだ続きます。何もしないでも、じわーっと汗がでる。セミもうるさい。でもこんなときこそ、開き直って、長い小説でも読んでみませんか。日常を離れ、脳内旅行を楽しむ。ちょっとした達成感も味わえます。
2014.8.28 bestseller's interview 第61回 山田 宗樹さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2014.8.27 BD-BOX『灼眼のシャナ III-FINAL-』と『灼眼のシャナ S』の発売を記念して高橋弥七郎先生&いとうのいぢ先生からコメントが到着!
NBCユニバーサル・エンターテイメントは、Blu-ray BOX『灼眼のシャナ III -FINAL-』とBlu-ray BOX『灼眼のシャナ S』が本日8月27日にそれぞれ発売された。
2014.8.26 【今週はこれを読め! SF編】私は電気蟻。お前はチューリング。暗号をめぐる異色のスリラー。
「私は電気蟻......。死にたいのに、死ぬことができない。」
2014.8.1 [ラノベ質問状]「甘城ブリリアントパーク」 賀東招二が遊園地で着想 ヒップホップの影響も
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。
2014.7.18 きらら熱烈インタビュー 第110回 斉木香津さん
本は自分を映す鏡のようなもの。『日本一の女』を読んで、なにかを考えるきっかけにしてもらえたらいいです。
2014.6.30 有吉佐和子さんブーム再び…「おしゃれ」「快活」新たな一面
作家の有吉佐和子さんが亡くなって今年で30年。
2014.6.23 対談「吉本隆明の人と言葉」…若松英輔×よしもとばなな
「本当の幸い」考え続けた…批評家・若松英輔さん
2014.6.18 児童文学者協会新人賞、椋鳩十児童文学賞…有沢さんダブル受賞
第47回日本児童文学者協会新人賞と、第24回椋鳩十(むくはとじゅう)児童文学賞(鹿児島市など主催)に、前橋市在住の有沢佳映さん(40)=写真=の『かさねちゃんにきいてみな』(講談社)が選ばれました。
2014.6.13 長編「夜は終わらない」を刊行…星野智幸さん
星野版「千夜一夜物語」
2014.6.9 公募ガイド 賞と顔 第12回 北区内田康夫ミステリー文学賞
立木十八さん 舞台化されるこの賞は自分にうってつけ
2014.5.28 デビュー40年 勝目梓さん 初の「奇譚」
320冊目は「偶然な生と性」
2014.5.24 女性向け官能小説を300作以上読み込んだ著者がすすめる作品とは
昨今、女性向け官能小説も多く出版されている。興味はあるけれど何から読み始めていいかわからないという人も多いだろう。そんな方にオススメなのが女性向け官能小説をレビューした『女子が読む官能小説』(いしいのりえ/青弓社)。
2014.5.13 【今週はこれを読め! SF編】神なき告解、脳神経の罪----重層の語りでアクチャルなテーマへ迫る
児童ポルノは罪だ。実際の対象を求めるのはもちろん、頭の中で考えるだけでもおぞましい。
2014.5.13 書評:女のいない男たち [著]村上春樹 - 水無田気流(詩人・社会学者)
■祟りのように拡散、喪失の物語
2014.4.25 戦時下、俳句界の苦悩
古書情報誌の編集長が労作
2014.4.21 書き手を育て40年目 若手に期待 函館文学学校 直木賞候補も生む
小説などの文学の創作手法を学ぶ函館文学学校が今年、40年目を迎えた。
2014.4.8 椋鳩十児童文学賞:有沢佳映さんに…応募減少で今回が最後
新人児童文学作家を対象にした第24回椋鳩十(むくはとじゅう)児童文学賞(鹿児島市、市教委主催)に8日、前橋市の有沢佳映(かえ)さん(40)の「かさねちゃんにきいてみな」(講談社)が選ばれた。
2014.4.6 <与謝野晶子>未発表の直筆短歌が見つかる
歌人・与謝野晶子の未発表の直筆短歌が、親交のあった洋画家・徳永仁臣(ひとおみ)(筆名は柳洲=りゅうしゅう、1871~1936)の遺品から見つかった。
2014.3.25 【書評】英子の森 [著]松田青子
〈わたし〉は空虚な器なのか
2014.3.18 小町初の連載小説 31日スタート…安田依央さん
「大手小町」15周年を記念し、この春、初の連載小説がスタートします。筆者は、作家であり、司法書士でもある安田依央(いお)さん。「出張料理・おりおり堂」と題された作品は恋愛あり、謎解きあり。さらに旬のおいしいお料理まで登場すると聞き、小町さんが執筆まっただ中の安田さんにインタビューしてきました。
2014.3.18 書評:彼女の家計簿 [著]原田ひ香 - 水無田気流(詩人・社会学者)
■「規格外」の女たちを救う絆
2014.3.14 九州さが大衆文学賞 大賞に松本さん
第21回九州さが大衆文学賞の大賞・笹沢左保賞に、神奈川県綾瀬市の松本茂樹さん(70)の「封じ手」が決まった。
2014.2.26 〈村上春樹 特別エッセイ〉こんなに面白い話だったんだ!(全編)|村上春樹『フラニーとズーイ』|新潮社
J.D.サリンジャーは自分の本の中に訳者の「まえがき」とか「あとがき」とか、そういう余分なものを入れることを固く禁じているので、そのかわりにこのような少し変わった形で、訳者からのメッセージを送らせていただくことになる。「余計なものを入れるな。読者は作品だけを読めばよろしい」というサリンジャー氏の基本姿勢もそれなりに理解できるのだが、『フラニーとズーイ』という文芸作品が既に古典として機能していることを考えれば(本国で出版されたのは一九六一年だ)、読者に対してある程度の基本情報を提供することは、翻訳者としてのひとつの責務であると考えるからだ。本だけをぽんと与えて「さあ、読めばわかるだろう」というのでは、やはりいささか不親切に過ぎるのではないか。
2014.2.10 直木賞に決まって 自らの運を投じる、ということ 朝井まかて
私にとって「直木賞」は、テレビや新聞の中の出来事だった。半年に1度、いろいろな受賞者が出る。
2014.2.4 書評:穴 [著]小山田浩子 - 小野正嗣(作家・明治学院大学准教授)
■獣を追いかけて落ちた先には
2014.2.3 余録:「最近の小説って、においが感じられないと思いま…
「最近の小説って、においが感じられないと思いませんか。いつのまにか、無臭の作品が増えたように思う」。
2014.1.31 夏目漱石、正岡子規、芥川龍之介etc. 文豪の愛した和菓子
文豪には思いのほか甘党が多い。ここでは、夏目漱石や川端康成など、日本を代表する文豪たちが愛し、また、作品にも登場した、現在も味を守る老舗の名店をご紹介。名著の読書のお供に、ぜひどうぞ!
2014.1.23 出現! "図書館都市"
近田「こんな町おこしもあるんです。」
2014.1.21 【今週はこれを読め! SF編】死病の多義性に彩られた人類宇宙未来史、本巻は小惑星セレス存亡篇
オラフ・ステープルドン『最後にして最初の人類』以来、SFはさまざまなかたちの宇宙未来史を描いてきたが、《天冥の標》シリーズはその系譜に新しい流れをつけ加えた。
2014.1.16 【芥川賞講評】川上弘美さん「リアルに裏打ちされた幻想」
第150回芥川賞は16日、小山田浩子さん(30)の「穴」に決まった。選考委員の作家、川上弘美さん(55)が会見して、選考経緯などについて話した。
2013.12.24 書評:イン・ザ・ヘブン [著]新井素子 - 川端裕人(作家)
■どこか軽妙な人類滅亡の物語
2013.12.14 椋鳩十児童文学賞、廃止へ
児童文学作家の登竜門、椋鳩十(むく・はとじゅう)児童文学賞(鹿児島市、同市教委主催)が今年度の募集を最後に廃止されることが、市教委への取材でわかった。
2013.12.12 三浦しをん : 中村うさぎとの対談集「女子漂流」で"女子の生きづらさ"語る
作家の三浦しをんさんと中村うさぎさんの対談集「女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなしー」(毎日新聞社)が出版された。
2013.11.25 【書評】『女子漂流』 中村うさぎ・三浦しをん著
評・平松洋子(エッセイスト)
2013.11.25 澁澤龍彦のミステリー評論
幻想小説や、異端文学の翻訳などで独自の世界を築いた作家、澁澤(しぶさわ)龍彦(1928~87)。
2013.10.20 【書評】『恋歌(れんか)』朝井まかて著
■男の戦に振り回される女
2013.10.16 【今週はこれを読め! SF編】SF史上最強のサプライズ! 太陽系エンジニアリングに秘められた驚愕の真相
ビックリ! ええっ、こんな話になるの!
2013.10.15 ノーベル賞・莫言さんの作品解説
吉田富夫・佛教大名誉教授が刊行
2013.10.11 宮城谷昌光さん 12年がかり「三国志」完結
際立つ新しい劉備像
2013.9.13 ラノベ質問状 : 「know」 新しい世界を見せてくれるSF
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は「know」(野崎まどさん作、シライシユウコさんイラスト)です。早川書房の高塚菜月さんに作品の魅力を聞きました。
2013.9.6 「光秀の定理」武将の生き方に悲哀
初の歴史小説 垣根涼介さん
2013.9.2 【書評】『「青鞜」の冒険 女が集まって雑誌をつくるということ』 森まゆみ著
評・角田光代(作家) 熱気を生み出す磁場
2013.8.19 謎解きは読者とのコミュニケーション
第59回 江戸川乱歩賞を受賞した 竹吉優輔(たけよし ゆうすけ)さん
2013.8.9 "映画化したい"小説の文学賞、受賞結果発表
映画のプロデューサーに"映画化したい"と思わせる、新人発掘を目的とした文学賞「第1回日本エンタメ小説大賞」の受賞結果が、8月1日に発表された。
2013.8.6 金爆・鬼龍院×直木賞受賞・桜木紫乃、念願の初対面がラジオ番組生放送で実現
第149回直木賞を受賞した桜木紫乃氏が、26日に放送されるニッポン放送のラジオ番組『ゴールデンボンバー・鬼龍院翔のオールナイトニッポン』(毎週月曜深夜1時~3時)に生出演することが5日、明らかになった。
2013.7.22 【書評】『ヤマネコ・ドーム』 津島佑子著
評・角田光代(作家) 見ないふりをしたもの
2013.7.16 【書評】聖痕 [著]筒井康隆
■明るいニヒリズムの喪失譚
2013.7.13 『パラサイトムーン』から10年分の思いと愛と夢を込めて! 『ストレンジムーン』を執筆した渡瀬草一郎先生を直撃!【Spot the 電撃文庫】
電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする"Spot the 電撃文庫"。第83回となる今回は、『ストレンジムーン 宝石箱に映る月』を執筆した渡瀬草一郎先生のインタビューを掲載する。
2013.7.8 玄侑宗久さん 福島から伝える生活像
短編集『光の山』刊行 「小さなコミュニティーの大切さも感じています」(福島県三春町の福聚寺で)
2013.7.2 【書評】スカル・ブレーカ [著]森博嗣
■時代小説の形借りた言語ゲーム
2013.6.27 明治初期教科書の版木 米子で発見
明治初期、小学生用の教科書「小学読本」を印刷するために作られた版木23枚が米子市内で見つかった。
2013.6.18 小説×アニメ×リアルで大展開の『少年ハリウッド』 秋チームオーディション、応募受付中!
現在アニメ化企画も進行中の人気小説『少年ハリウッド』(橋口いくよ著/小学館文庫)に登場するユニット"少年ハリウッド"のキャラクター候補生(秋チーム)の募集が、先日選ばれた「春チーム」に続いて開始されている。
2013.6.18 世界遺産へ・富士山の魅力:/4(その2止) 文学作品にその名発見
◇〓歌(うた)に詠(よ)まれた美(うつく)しい姿(すがた)
2013.6.17 既刊文庫 書店が発掘
重版依頼や大賞創設
2013.6.17 【書評】『文人荷風抄』 高橋英夫著
評・松山 巖(評論家・作家)
2013.6.12 本の"部数"ってどうやって決まるの?
いま、『重版出来!』(松田奈緒子/小学館)というマンガが話題となっている。
2013.6.5 『アンジュ・ヴィエルジュ』富士見書房とメディアファクトリーがタッグを組んだ完全新作トレーディングカードゲームが始動
富士見書房とメディアファクトリーは、2社のコラボレーションによる完全新作トレーディングカードゲーム『アンジュ・ヴィエルジュ(Ange Vierge)』を、2013年10月4日から全国で発売すると発表した。
2013.5.30 第23回椋鳩十児童文学賞、90歳石井さんに
児童文学者を発掘(はっくつ)する「第23回椋鳩十(むくはとじゅう)児童文学賞(しょう)」(鹿児島(かごしま)市など主催(しゅさい))は、これまでの受賞者で最高齢(さいこうれい)の石井和代(いしいかずよ)さん(90)(千葉県市川市在住(ざいじゅう))=写真=作『山の子みや子』(てらいんく)に贈(おく)られました。
2013.5.29 本格歴史小説、次代へ
本格派の登場が待望されてきた歴史小説でこの春、伊東潤さん(52)が吉川英治文学新人賞、澤田瞳子(さわだとうこ)さん(35)が新田次郎文学賞に決まり、相次いで脚光を浴びた。
2013.5.21 俳人の星野麦丘人氏が死去
星野麦丘人氏(ほしの・ばくきゅうじん、本名・重蔵=じゅうぞう=俳人)20日、肺炎のため死去、88歳。
2013.5.15 作家の読書道 第137回:いしいしんじさん
幻想的、神話的、寓話的な作品で読者を魅了する作家、いしいしんじさん。その独特の物語世界は生まれる源泉となっているものは? 幼い頃から人一倍熱心に本をめくっていたといういしいさんの読書体験やデビューの経緯などについてうかがいます。
2013.5.12 本格ミステリ大賞:小説部門は大山誠一郎さん
第13回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主催)の公開開票式が11日行われ、小説部門は大山誠一郎さん(42)の「密室蒐集(しゅうしゅう)家」(原書房)、評論・研究部門は福井健太さん(40)の「本格ミステリ鑑賞術」(東京創元社)がそれぞれ選ばれた。
2013.5.12 【書評】『光の山』玄侑宗久著
被災地に生きる者の「願い」
2013.5.10 『シグマニオン―超限の闘争―』山野辺一記、屡那 トーク&サイン会開催
脚本家・ゲームクリエイターとして知られる山野辺一記さんの新刊『シグマニオン―超限の闘争―』の刊行を記念して、2013年5月18日(土)に東京・秋葉原書泉ブックタワーにて、山野辺一記さん、屡那さんのトーク&サイン会が開催される。
2013.4.24 子どもの本に親しむイベント
大型連休中の5月3日から5日まで、東京都台東区(たいとうく)の上野恩賜(おんし)公園中央噴水(ふんすい)池広場で、恒例(こうれい)の「上野の森 親子フェスタ」が開かれる。
2013.4.22 【書評】『国民のコトバ』 高橋源一郎著
評・須藤 靖(宇宙物理学者・東京大教授) 「高橋な」言葉の延髄蹴り
2013.4.17 書評:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 [著]村上春樹 - 佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
■存在し続ける過去、勇気持ち向き合う 発売当日まで他の一切が伏せられていたので、このいささか奇妙な題名は、巷(ちまた)でさまざまな臆測を呼んでいた。だが、謎めいたタイトルは、この小説の内容をきわめて端的に表していたのだった。
2013.4.15 【書評】『想像ラジオ』 いとうせいこう著
評・平松洋子(エッセイスト) 死者とともに歩む
2013.4.10 百田尚樹さん「村上春樹さんは意地が悪い」 本屋大賞受賞会見
全国の書店員が選んだ一番売りたい本「2013年本屋大賞」に、百田尚樹(ひゃくた・なおき)さん(57)の「海賊とよばれた男」(講談社)が選ばれた。4月9日に開催された授賞式では、書店員と受賞の喜びを分かち合った。放送作家として長年培ったユーモアか、そのスピーチに会場は笑いに包まれた。
2013.4.10 芦辺拓(作家)小説の面白さはすべてSFから学んだ - わたしとSF
1972年5月27日――それが全ての始まりでした。
2013.4.9 角川つばさ文庫小説賞 一般部門大賞に床丸さん
楽しく読める児童文学の書き手を発掘(はっくつ)する「第1回角川(かどかわ)つばさ文庫小説賞(しょう)」(角川書店など創設(そうせつ))・一般(いっぱん)部門の大賞に、宮崎県延岡(のべおか)市在住(ざいじゅう)の公務員(こうむいん)・床丸迷人(とこまるまよと)さん(ペンネーム)(43)の「四年霊組(れいくみ)こわいもの係」が、265編(へん)の応募(おうぼ)作品から選ばれました。
2013.3.21 漱石文学ゆかりの美術 県立美術館26日開幕
文豪・夏目漱石(1867~1916年)が小説に登場させたり、美術批評で触れたりした絵画や、漱石ゆかりの品々を集めた展覧会「夏目漱石の美術世界」(広島テレビ、県立美術館主催、読売新聞広島総局など後援)が26日から、広島市中区上幟町の県立美術館で始まる。
2013.3.19 就職活動を通して分かるSNSの問題点とは?
2014年度卒業予定の学生による就職活動も、3月に入りいよいよ本格化しはじめている。そんな中、学生たちの間で、「ソー活」という言葉が話題となっているのをご存知だろうか?
2013.3.5 児童文学作家をめざす入門講座
日本児童文学者協会は、「第41期日本児童文学学校」の受講生を募集(ぼしゅう)している。
2013.2.27 ニコニコ動画人気クリエイターが集結した話題の小説『終焉ノ栞』ついに発売
『終焉ノ栞』(シュウエンノシオリ)は、150P(ワンハーフピー)を中心にニコ動系の人気クリエーターが気まぐれに集まりスタートしたプロジェクト。「KEMU VOXX」や「あすかそろまにゃーず」などにも参加するスズムが作詞兼ストーリーテラーとして、そしてさいね、こみね、からがイラストレーターとして、さらに実力派ギタリスト・ぎぶそんなどが参加している。
2013.2.24 うるま市立中央図書館:貴重な原本展示 蔡大鼎「伊計村遊草」など8史料 /沖縄
【うるま】琉球王国時代に中国との外交を担った役人・蔡大鼎(さいたいてい)(伊計親雲上)が詠んだ漢詩を集めた漢詩集「伊計村遊草(いけいむらゆうそう)」(慶應義塾図書館蔵)など貴重な原本史料を紹介する展示会(うるま市教育委員会主催)が23日からうるま市立中央図書館で始まる。
2013.2.23 【書評】『ハンサラン 愛する人びと』深沢潮著
■タフに生きる人々へエール 昨年、第11回R-18文学賞を受賞した期待の新人の本ができました。本書は、その受賞作と書き下ろしを収めた連作長編小説です。
2013.2.20 「てんじつきさわるえほん」新たに3冊同時刊行
目の見えない人も見える人も一緒(いっしょ)に楽しめる「てんじつき さわるえほん」3冊(さつ)が2月上旬(じょうじゅん)、同時刊行(かんこう)されました。
2013.2.18 山田風太郎の最高傑作がマンガで甦る! 『十(ジュウ)~忍法魔界転生~』に大作の予感
今や各コミック誌に必ずといっていいほど時代劇が1つか2つはあり、独自の進化を遂げている。人の生死や剣術アクション、現代にはない英雄像や激動の運命を描けるとあって、人気作家がこぞって題材とするジャンルだが、ストレートに歴史上の英雄を描くに飽きたらず、そこにSF的な「if」を盛り込むことが定着。
2013.2.18 学校と私:やりたいことやり、卒業文集に小説書く=映画「横道世之介」の脚本家・前田司郎さん
東京都内の私立の中高一貫男子校に通っていました。勉強は苦手だし、女子がいないのでクラスの席替えも盛り上がらない。つまらなかったですね。それでも皆勤賞(かいきんしょう)の勢いで通ってました。サボるという発想が無かったんです。夜になると「なぜ生まれてきたのか」とか「人はなんで人を殺すんだろう」などと考え、興奮し、寝付けない毎日でした。だから授業中に寝てました。
2013.2.16 『ラグナロク』の安井健太郎,7年ぶりの新刊! 「放課後ライトノベル」第129回は謎と陰謀渦巻く『アークIX』で命がけの戦いを
先日,年下の友人に「『gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーーズ)』第4話冒頭の元ネタが何か,分からなかった」と言われてショックを隠せない。「ダッダーン!! ボヨヨンボヨヨン!」って言えば,何のことかみんな分かるよね? ね……?
2013.2.14 厚労省が推薦する本 39点展示
厚生労働省(こうせいろうどうしょう)が子どもと育児に携(たずさ)わる親や保育士(ほいくし)らに推薦(すいせん)する本の展示会(てんじかい)が、東京・上野の国立国会図書館国際(こくさい)子ども図書館で24日まで開かれています。
2013.2.13 映画「ひまわりと子犬の7日間」にちなんだ小説
3月16日に全国公開される映画「ひまわりと子犬の7日間」(配給・松竹(しょうちく))にちなんで書き下ろされた小説『僕(ぼく)のきっかけ~ひまわりと子犬の7日間・一也(かずや)の場合~』(平松恵美子(ひらまつえみこ)・監修(かんしゅう)、杉江松恋(すぎえまつこい)・著(ちょ))が刊行された。
2013.2.9 全校の女子420人に告白する地獄の"全告ツアー"が開幕! 「放課後ライトノベル」第128回は『四百二十連敗ガール』でベストヒロインを探します
来週は自分でブラックサンダーでも買って寂しさを紛らわそうと考えている良い子のみんな,こんにちは! 「放課後ライトノベル」の時間だよ!
2013.2.8 公募ガイド 賞と顔 第3回ゴールデン・エレファント賞
シュウ・エジマさん 書き始めた動機はシンプルだった
2013.2.5 【本の話をしよう】他人には決められない成功と幸せの定義 柴崎友香
年齢を重ねてきておもしろいなと思うことの一つは、テレビの中の人が年を取っていくのを見られることだ。
2012.12.31 2012年最も全巻読破された人気「ライトノベル」ランキングベスト30を発表
漫画全巻セットの販売サイト「全巻読破.COM」が、2012年度で最も全巻読破された人気ライトノベルランキングベスト30を発表した。集計期間は1月1日~12月28日。
2012.12.28 【エンタメ小説月評】孤独な魂、注がれた愛情
伊吹有喜(ゆき)『なでし子物語』(ポプラ社)の最終ページに2行だけ記された、少女の言葉。それを読んだ際の胸の震えを、どう伝えたらいいだろう。特別な言葉ではないのに涙があふれ、何度も読み返してしまった。丁寧に積み上げられた物語の力を、改めて教えられた気がしている。
2012.12.17 水村美苗さん「母の遺産 新聞小説」に大佛次郎賞 選評
優れた散文作品に贈られる大佛次郎賞は、39回目の今年、作家・水村美苗さんの小説『母の遺産 新聞小説』(中央公論新社・1890円)に決まった。一般推薦を含めた候補作の公募、予備選考を経て、最終選考で委員6氏が協議した。贈呈式は来年1月31日、東京・内幸町の帝国ホテルで、朝日賞、大佛次郎論壇賞、朝日スポーツ賞とともに開かれる。
2012.12.16 出版ニュース:伊藤整文学賞、2014年で終了
優(すぐ)れた小説(しょうせつ)・評論(ひょうろん)に贈(おく)られる伊藤整文学賞(いとうせいぶんがくしょう)が2014年(ねん)の第(だい)25回(かい)をもって終了(しゅうりょう)することになりました。
2012.12.15 <中山義秀文学賞>西條奈加さんの「涅槃の雪」に
第18回中山義秀(ぎしゅう)文学賞(福島県白河市など共催)の公開選考会が15日、白河市文化センターで開かれ、西條(さいじょう)奈加さんの「涅槃(ねはん)の雪」(光文社)に決まった。
2012.12.3 【文芸月評】太平の世、奇怪な道中記
野間文芸新人賞に6日、決まった二人が好調だ。日和聡子さん(38)は、賞の余勢を駆るかのように派手な題名の小説を「群像」に発表した。その名は、「御命授天纏佐左目谷行(ごめいさずかりてんてんささめがやつゆき)」である。
2012.11.24 吹けよ風,呼べよ嵐! 「放課後ライトノベル」第119回は『幻國戦記CROW』で霊子果学忍法大戦の巻
前代未聞のサイバーパンク・ニンジャ小説『ニンジャスレイヤー』を取り上げた本連載の第112回は予想だにしなかった好評をいただき,週間の記事ランキングでなんと8位に入ってしまった。ゲーム情報サイトなのに,これでいいのか? という疑問を抱く一方で,改めて『ニンジャスレイヤー』という作品,ひいてはニンジャに対する読者諸氏の熱い思いをひしひしと感じた次第である。スゴイ!
2012.11.17 【エンタメ小説月評】幻書、密室…蒐集家の謎
本を愛する同好の士よ。書棚からいつの間にか雪崩のように中身があふれだし、途方にくれる日々を送ってはいないか?
2012.11.17 小説:新田次郎の絶筆「孤愁」、次男が完成 ノート頼りに三十数年かけ
◇「孤愁<サウダーデ>」
2012.11.13 書き出し小説大賞・第2回秀作発表
書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。
2012.11.6 小川洋子さん、12年ぶり書き下ろし長編
忘れ去られる人々の声 50歳の節目の年。作家の小川洋子さんが、12年ぶりの書き下ろし長編『ことり』(朝日新聞出版)を刊行した。小さな鳥たちを愛し、誰にも顧みられず死んでいく男の一生を静かに描き出した、小川ワールドを凝縮したような作品だ。
2012.10.31 人気のSM小説が映画化 主演・壇蜜さんを直撃!
この秋、話題を呼んでいる映画の一つといえば、人気グラビアアイドルの壇蜜さんがフルヌードを公開、体当たりで濡れ場を演じている『私の奴隷になりなさい』(11月3日ロードショー)だろう。
2012.10.24 みやざき文学賞:入賞作品決まる
県芸術文化協会が「第15回みやざき文学賞」の入賞作品を発表した。小説や随筆など6部門で1〜3席と、佳作5点。表彰式は来年1月22日に宮崎市の宮崎観光ホテルである。
2012.10.21 書き出し小説大募集
書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。
2012.10.17 スウェーデンの問題あぶり出す警察小説
長かった夏もようやく終わり、待望の読書の秋到来です。今月は、個性的な3冊+1冊をご紹介します。
2012.10.6 熱心な読者に支えられ節目の年
「国書刊行会」40年、「ちくま学芸文庫」20年 個性的な出版物で、部数は多くなくとも読者に愛される出版社や文庫シリーズが節目の年を迎え、書店でフェアなどが行われている。
2012.10.5 ラノベ質問状 : 「死神姫の再婚」 "最強"夫婦これからも 来春には舞台化
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、「死神姫の再婚」(小野上明夜著、岸田メル画)です。エンターブレインビーズログ文庫編集部に作品の魅力を聞きました。
2012.10.1 第11回『このミス』大賞、発表!
スケールの大きさと大胆な発想が高評価を得た、安生正『生存者ゼロ(仮)』(応募時タイトル:『下弦の刻印』)が大賞に決定しました。優秀賞には、予想できない展開で読ませる新藤卓広『秘密結社にご注意を(仮)』(応募時タイトル:『或る秘密結社の話』)、表現力と独特の世界観が評価を得た深津十一『童(わらし)石をめぐる奇妙な物語(仮)』(応募時タイトル:『石の来歴』)が選ばれました。経緯は最終選考委員による選評をご覧ください。
2012.10.1 雫井脩介さん、初の恋愛群像劇
特別な一歩」踏み出す頑張り 骨太のミステリー、サスペンス小説の書き手として知られる雫井脩介(しずくいしゅうすけ)さん(43)の新刊『途中の一歩』(幻冬舎、上下巻)は、自身初となる恋愛群像劇だ。
2012.9.27 おいしく文学散歩 文京区ゆかりの「文人銘菓」17点を認定
森鴎外が好きだったという「まんじゅう茶漬け」や、夏目漱石の「猫」などをモチーフにした創作菓子が、文京区の菓子店に登場する。「文(ふみ)の京(みやこ)ゆかりの文人銘菓」として、区は17点を認定。新たな土産品として定着を目指す。
2012.9.16 【書評】光圀伝 [著]冲方丁
■今として書かれた歴史の躍動感 水戸黄門として知られる徳川光圀の生涯だが、偉人伝ではない。ひとりの人間が苦しみ、迷い、多くの人の死を直視しながら新しい時代を作ろうとする物語である。
2012.9.10 【書評】『父、断章』 辻原登著
評・尾崎真理子(本社編集委員) 昭和を生きた日本人 七つの短編のうち五つが、作者の生い立ちと接点を持つ。自伝的と呼ぶには断続的で空白が多く、年譜ともずれがある。にもかかわらず、読み終える頃には「辻原登」という生身の小説家が、紀伊半島の輪郭の中に姿を現す。
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