チンに関連する小説ニュースまとめ
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チン ニュース検索結果
2021.6.9 【今週はこれを読め! エンタメ編】緊急事態宣言下の1日1編『Day to Day』
昨年緊急事態宣言が出たとき、いままでに経験したことのない状況に対しての不安や緊張感があった。非日常な空気に押しつぶされそうになり「本を読む気になれなくなった」という声をあげる方々も、かなりの数いらしたと記憶している。幸い私は文学作品に頼って過ごしており、昨年の春は1日1編の短い小説やエッセイに元気づけられる日々でもあった。リアルタイムで読んだ方も読めなかった方も、この機会にぜひ手に取られることをおすすめする。あの心細かった毎日をなんとかして乗り切ろうとしていた自分たちの必死さが、少しでも報われるような気がするから。
2021.5.18 山本文緒さん受賞 「自転しながら公転する」 島清恋愛文学賞決定 金沢学院大が主催
金沢学院大が主催する第27回島清(しませ)恋愛文学賞は17日、山本文緒さん(58)の「自転しながら公転する」(新潮社)に決まった。山本さんにとって7年ぶりの小説となり、「平凡な人々のほそぼそとした暮らしや、出会った人と手をつなぎ続ける困難さと素晴らしさを、また正面から描きたかった。ご評価いただきましたこと、心からうれしい」と喜びのコメントを寄せた。
2021.1.23 作家の読書道 第225回:町田そのこさん
2020年に刊行した『52ヘルツのクジラたち』が未来屋小説大賞、ブランチBOOK大賞を受賞するなど話題を集めている町田そのこさん。少女時代から小説家に憧れ、大人になってから新人賞の投稿をはじめた背景には、一人の作家への熱い思いが。その作家、氷室冴子さんや、読書遍歴についてお話をうかがっています。
2021.1.13 作家の半藤一利さん死去 90歳
昭和史の研究で知られ、戦争などをテーマに数多くのノンフィクション作品を発表してきた、作家の半藤一利さんが亡くなりました。90歳でした。
2021.1.11 【今週はこれを読め! SF編】特殊な閉鎖環境のなか、「剃刀の刃のように細い線」をたどる叛乱
ピーター・ワッツ『6600万年の革命』(創元SF文庫)
2021.1.3 日本SFを海外に積極展開へ 自身も初の小説を発表 日本SF作家クラブ会長・池澤春菜さん
「SFの振興と発展」をテーマに
2020.10.15 高樹のぶ子さん 鏡花賞 金沢市主催「小説伊勢物語 業平」
金沢市が主催する第四十八回泉鏡花文学賞の選考委員会が十四日、東京都内であり、高樹のぶ子さん(74)の「小説伊勢物語 業平(なりひら)」が選ばれた。高樹さんは「新たな冒険をした作品が評価された。日本の美をきちんと書かれた作家の賞をいただけてうれしい」と喜びを表現した。
2020.10.13 【今週はこれを読め! SF編】物珍しさではなく、作品そのものの価値で語られるべき充実のアンソロジー
イスラエルSFのアンソロジー。原著はアメリカで2018年に刊行されたが、編者のふたりはイスラエル人だ。
2020.7.1 【今週はこれを読め! エンタメ編】"エンターテインメント小説界の至宝"の家族小説〜遠田潤子『銀花の蔵』
「エンターテインメント小説界の至宝」は、私が独断で作家・遠田潤子のキャッチコピーとして使用しているフレーズである(遠田作品のレビューではこれからもどんどん使っていこうと思ってます)。
2020.6.30 【今週はこれを読め! ミステリー編】ろくでなし刑事たちが揃った『集結 P分署捜査班』開幕!
まるで辻真先脚本の第1話のような。
2020.5.26 【今週はこれを読め! SF編】7分間のお楽しみ。いずれ劣らぬ十一篇。
昨夏に刊行された『5分間SF』につづく、草上仁の短篇集。〈SFマガジン〉に1991年から2006年にかけて発表された十篇に、書き下ろしの一篇を加えた一冊だ。
2020.2.25 【今週はこれを読め! SF編】福島、イラク、新疆ウイグル自治区......核をめぐる因縁が東京で交叉する
ワン・モア・ヌーク(核をもう一度)。
2020.2.9 夏目漱石の小説 12作品の自筆原稿が所在不明「文化遺産が…」
文豪 夏目漱石が書いた代表的な小説のうち半数にあたる12作品について、自筆原稿の所在が確認できなくなっていることが分かりました。調査を行った専門家は、自筆原稿は作品の成立過程をたどる貴重な資料だとして「かけがえのないものであり、大切に受け継いでいくことが必要だ」と指摘しています。
2019.12.28 作家の読書道 第213回:河﨑秋子さん
東北と北海道で馬と暮らす人々を描いた物語『颶風の王』で注目され、単行本第二作『肉弾』で大藪春彦賞を受賞、新作短編集『土に贖う』も高い評価を得ている河﨑秋子さん。北海道の酪農一家で育ち、羊飼いでもあった彼女は、どんな本を読み、いつ小説を書きはじめたのか。これまでのこと、これからのことを含め、たっぷりと語っていただきました。
2019.12.19 【今週はこれを読め! ミステリー編】軽業のように飛翔してゆく物語『パリのアパルトマン』
不動産屋の手違いから、見ず知らずの男女が一つ屋根の下で共同生活を送り始める話。
2019.11.10 【今週はこれを読め! ミステリー編】『生者と死者に告ぐ』の執拗な語りに唸る!
あれあれ、ネレ・ノイハウスってこんなにおもしろかったけ。
2019.9.27 【今週はこれを読め! ミステリー編】著者自身がワトソン役の謎解き小説『メインテーマは殺人』
一口で言うなら信頼関係がないホームズとワトスンなのである。
2019.8.30 【今週はこれを読め! ミステリー編】生命を懸けた脱出ゲーム『名探偵の密室』
名探偵が自らの生命を懸けた脱出ゲームに招待される。
2019.7.20 【今週はこれを読め! ミステリー編】スウェーデン発の歴史ミステリー『1793』
今ここにいる自分の当たり前が、違う場所、違う時間では当たり前ではないことを小説は気づかせてくれる。
2019.7.12 【今週はこれを読め! ミステリー編】『IQ2』が拓くフェアネスの物語
犯罪小説の新しい潮流が来ている。
2019.7.4 【今週はこれを読め! ミステリー編】無敵の100歳が大暴れ!『世界を救う100歳老人』
あれ、もしかしてこれ、ものすごくタイムリーな小説なのでは。
2019.5.22 【今週はこれを読め! エンタメ編】少年と20歳年上の女性の恋〜八幡橙『ランドルトの環』
【問題】ランドルト環とは何か? 答え:視力検査の際に使用されるアルファベットのCのような記号。ランドルトというのは、この記号による検査法を考案したスイス生まれの眼科医である。いや、このクイズは簡単すぎだ。ランドルト環については、本書の13ページでも早々に説明されるし。
2019.4.12 現役大学生とは思えない堂々の書きっぷり――小説すばる新人賞受賞作『闇夜の底で踊れ』著者インタビュー
35歳、無職、パチンコ依存。その日暮らしの無為な生活を送る元極道の男が、ソープ嬢に恋をしたことがきっかけで、ふたたび闇社会の混沌へと飲み込まれてゆく——。
2019.4.9 【今週はこれを読め! SF編】はかない記憶と傷つく身体のエロティシズム
オリジナルアンソロジー『NOVA 5』に発表した短篇SF「愛は、こぼれるqの音色」と、書き下ろしの長篇ミステリ『密室回路』を対にして収めた一冊。物語はそれぞれ独立しているが、設定は共通しており、テーマ面でも強い結びつきがある。
2019.4.5 【今週はこれを読め! ミステリー編】フィツェック『座席ナンバー7Aの恐怖』を買いだ!
安心と信頼のセバスチャン・フィツェック、なのである。
2019.3.26 【今週はこれを読め! SF編】それでもなお、ひとは自由意志を希求する
ピーター・ワッツの長篇『ブライントサイト』の衝撃は忘れがたい。知性にとって意識は必然的なものではない。この大前提に、まず痺れた。
2019.3.23 作家の読書道 第204回:上田岳弘さん
デビュー作「太陽」の頃から、大きな時間の流れの中での人類の営みと、個々の人間の哀しみや郷愁を融合させた作品を発表し続け、『私の恋人』で三島由紀夫賞、そして今年『ニムロッド』で芥川賞を受賞した上田岳弘さん。5歳の頃から「本を書く人」になりたかった上田さんに影響を与えた本とは? 作家デビューを焦らなかった理由など、創作に対する姿勢も興味深いです。
2019.3.12 【今週はこれを読め! SF編】宇宙共通の原理としての進化
『天冥の標』がついに完結した。十巻構成だが、数冊がかりの巻もあるので本の数でいえば、全十七冊。足かけ十年にわたる執筆で、物語としては二十一世紀から二十九世紀までわたる長大な宇宙未来史となる。
2019.1.15 【今週はこれを読め! ミステリー編】血が滾る冒険小説『拳銃使いの娘』
血が滾る、としか言いようのない小説である。
2018.12.26 【今週はこれを読め! ミステリー編】黒人テキサス・レンジャーの闘い『ブルーバード、ブルーバード』
朝から嫌なことがあり、感情を抑えるのに苦労しながら一日を過ごした。
2018.12.26 【今週はこれを読め! エンタメ編】10歳の少年の家族や友達との日々〜朝倉かすみ『ぼくは朝日』
故ナンシー関さんが、ノストラダムスの大予言を本気で信じていたらしい長嶋一茂さんについて"小4男子のようだ"といった感じで形容されたことは、いまでも鮮やかに私の記憶に刻み込まれている。
2018.12.18 【今週はこれを読め! SF編】ベテランから新人まで個性豊かな書き下ろしアンソロジー
もう何度も書いていることだが、ここ数年の日本SFは空前の収穫期にあって、ベテランから俊英まで多くの才能が質の高い作品を送りだしている。惜しむらくは本来の受け皿たるべきSF専門誌が隔月刊の〈SFマガジン〉しかなく、しかも連載中心になってしまっていることだ。一般誌やWebなどSFを受けいれる媒体は以前より広がっているものの、ジャンルの求心力となる場が圧倒的に少ない。
2018.11.28 【今週はこれを読め! エンタメ編】予想もつかない物語〜藤谷治『燃えよ、あんず』
どんな展開になっていくのか想像もつかない、という読書体験を久しぶりに味わった気がします。だいたいの小説は、読む前からどのような話なのかということは予想できるものではないでしょうか。『吾輩は猫である』→「猫が出てくるんだろうな」、『1973年のピンボール』→「1973年のピンボールの話なんだろうな」と、題名からでも見当がつくものもあります。
2018.11.11 【今週はこれを読め! ミステリー編】北アイルランド一匹狼刑事シリーズ第二弾『サイレンズ・イン・ザ・ストリート』
出勤時、すべての警察官が車の底に爆弾がとりつけられていないか確認する。そしてけっこうな頻度で実際に爆弾を発見してしまい、失禁しながら処理班を呼ぶことになる。
2018.11.9 【コラム】 アニメ化決定!「俺を好きなのはお前だけかよ」最速インタビュー! シリーズ最新「俺好き10巻」情報も!
電撃文庫のラブコメ「俺を好きなのはお前だけかよ」のTVアニメ化が発表!シリーズ構成と脚本を原作者:駱駝先生が担当され、アニメ公式サイトには『原作とは違うアニメだからこそ!』が。アニメは原作から改変するのかなどお訊きしました!(取材・文:かーずSP、協力:MyDearest、平和)
2018.11.5 【今週はこれを読め! ミステリー編】ナチス殺人医師の虚ろな精神『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』
スリラーの名手ウィリアム・ゴールドマンに『マラソンマン』(ハヤカワ文庫NV)という作品がある。ナチの残党が主人公を拷問する場面があることで有名だ。健康な歯を歯科医のドリルで削るという想像するだけでも痛そうな拷問で、映画化作品では主人公をダスティン・ホフマン、ナチをローレンス・オリヴィエが演じた。
2018.9.16 【今週はこれを読め! ミステリー編】『数字を一つ思い浮かべろ』の犯人に納得!
優れた謎解き小説は逆再生に耐えうる。
2018.9.3 【今週はこれを読め! ミステリー編】極北の地での過酷な闘い『北氷洋』
大自然の真っ只中に取り残された人間は自分自身を見つめる以外にすることがない。
2018.8.10 【今週はこれを読め! ミステリー編】頼りない男の犯罪小説〜ジョー・ネスボ『真夜中の太陽』
まだ気がついていない読者のために書いておくが、ジョー・ネスボはミステリー界の宝だ。
2018.7.6 【今週はこれを読め! ミステリー編】正義の探偵小説にして相棒小説『IQ』登場!
これは探偵という祈りについて書かれた小説だ。
2018.6.26 【今週はこれを読め! SF編】埃だらけの空気、花を携えた乗客、姿をあらわさないトラ
アルゼンチン幻想文学を代表するコルタサルの実質的な第一短篇集。1946年から50年までに書かれた八篇を収めている。「実質的」というのは、44年に短篇集『対岸』の原稿が完成していたものの、出版にいたらなかったからである(著者歿後の94年に出版)。『対岸』については邦訳が出たときに書評したが(現在は『JUST IN SF』に収録*)、そこではスタージョンやライバーを引きあいに出している。異色作家という位置づけだ。
2018.6.25 独占インタビュー「ラノベの素」 広ノ祥人先生『あまのじゃくな氷室さん 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2018年6月25日にMF文庫Jより『あまのじゃくな氷室さん 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた』第3巻が発売となった広ノ祥人先生です。口では毒舌、本音では主人公のことが大好きすぎるヒロインの氷室さん。本音の声が主人公にだだ漏れる中、毒舌が思わぬ展開を引き起こしている本シリーズについて、氷室さんの毒舌と本音の考え方や、気になる第3巻の展開についてお聞きしました。
2018.6.11 【今週はこれを読め! SF編】ヒロタカ レア・トラックス!
これは嬉しい一冊! 飛浩隆といえば、日本SF大賞を二度受賞した唯一の作家(2018年現在)であり、それどころか出した本すべてが同賞候補になった凄玉。だが、いかんせん寡作であり、ぼくと同年代のファンのなかには「飛さんの次の本が出るまでは死ねない!」とさまざまな健康法を試みている者までいる。
2018.5.14 書店に合わせてAIが本を選ぶ「Seleboo」 日販と富士通が共同開発
日本出版販売(以下、日販)と富士通は5月14日、書店の客層や売り場のコンセプトなどに合わせてAI(人工知能)が自動で本を選ぶサービス「SeleBoo」(セレブー)を共同開発し、2018年夏から日販の取引書店向けに提供すると発表した。書店の店頭フェアやイベントでの活用を見込む。
2018.4.17 【今週はこれを読め! SF編】消えてしまう過去、儚い現在、記憶のなかの世界
『プラネタリウムの外側』は連作集。有機素子コンピュータで会話プログラム(チューリングテストをクリアするレベル)を開発する南雲助教と、彼の研究室に関わるひとたちの物語だ。ITと現実感覚を結びつけたSFは数あるが、この作品はガジェット/アイデアばかりを前景化するのではなく、わたしたちが暮らしている日常、人間関係のなかで出逢う感情や感覚の地平で語られている。そこがとても新鮮だ。
2018.4.5 エンタメ小説に相次ぐ新星作家、壮大な物語紡ぐ
エンターテインメント小説の世界に新星が登場している。デビュー第2作が文学賞に輝く作家が相次ぐ。人類の進化や迫真の活劇、海外の内戦が描かれた壮大さが魅力だ。
2018.3.23 独占インタビュー「ラノベの素」 さがら総先生『変態王子と笑わない猫。&教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2018年3月24日にMF文庫Jより『変態王子と笑わない猫。』第12巻&『教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?』が同時発売となるさがら総先生です。物語としていよいよラストを迎えることになる『変態王子と笑わない猫。』、さらに最新シリーズとしてスタートする『教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?』の両作品について、物語の見どころや新シリーズの礎となったご自身の体験談などを語っていただきました。
2018.3.20 売れる本は「面白そうなにおい」がする? 様々な企画を打ち出す三省堂書店員・新井さん
今回「おしごとりっすん」に登場するのは、三省堂書店で働く新井見枝香さん。有楽町店、池袋店、本部勤務を経て、現在神保町本店の文庫本コーナーを担当する新井さんは、本を売るのが日本一上手い書店員かもしれません。
2018.1.25 【今週はこれを読め! ミステリー編】声なき人のための物語〈アイアマンガー三部作〉完結!
エドワード・ケアリー〈アイアマンガー三部作〉がついに完結した。『堆塵館』『穢れの町』に続く最終巻『肺都』を読んで感じたのは、これは声なき人のための声として書かれた物語だ、ということだった。
2017.12.26 【今週はこれを読め! SF編】書いているのはタイプライターか私か? 狂っているのは誰か?
マイクル・ビショップが頭角をあらわしたのは1970年代半ば。ジョン・ヴァーリイやジョージ・R・R・マーティンなどと並び、ニューウェイヴで先鋭化したアメリカSFを、やや伝統寄りスタイルに引き戻しながらも、小説的洗練と新しい時代の感覚をほどよく盛りこんだ俊英----という印象が強い。とりわけ邦訳がある『樹海伝説』と『焔の眼』は、文化人類学の発想で異質な文化、オルタナティブな世界観を鮮やかに提示した。
2017.12.20 【今週はこれを読め! エンタメ編】不器用な主人公の再生の物語『エレノア・オリファントは今日も元気です』
アラサーの独身女性。仕事はそこそこ、恋愛はなかなかままならない。ある一定以上の年代の人なら、小説・映画ともに大人気となった「ブリジット・ジョーンズの日記」を連想されるのではないだろうか(なんてこと! 「ブリジット・ジョーンズ」は本が出たのが約20年前、映画公開ですら15年以上も前だなんて!)。
2017.12.15 【今週はこれを読め! ミステリー編】虚実入り乱れる異色恐怖小説『誰がスティーヴィ・クライを造ったのか?』
作業中にパソコンのハードディスクがぐぐぐと唸りだしておだぶつになった経験のあるすべての方にこの本、マイクル・ビショップ『誰がスティーヴィ・クライを造ったのか?』をお薦めする。焦るよね、あれは。
2017.12.5 【今週はこれを読め! SF編】狂気の細菌兵器、すでにはじまっている破滅
表題の「破滅の王」とは、治療法のない細菌兵器のことだ。常識で考えれば、治療法がなければ兵器として成立しない。破壊兵器と異なり、細菌は標的を絞れない。地に放てば、敵味方関係なく冒していく。そんなものを実戦投入できるはずがない。しかし、戦術としてではなく、暗い情念に駆られてこれを用いる者がいたら......。
2017.11.28 【今週はこれを読め! SF編】なぜ、いくら待っても、ぶぶ漬けは出こないのか?
松崎有理さんは、作家になる以前、医学系研究所に勤務をしていた。第一回創元SF短編賞を受賞したデビュー作「あがり」にもその経験が反映されていたが、本書『架空論文投稿計画』からはいささか戯画的とはいえ、かなり生々しい研究者の嘆きや苛立ちが伝わってくる。サスペンス仕立ての研究職エレジーだ。
2017.10.26 世界一短い詩と小説がコラボした「物語の宝石箱」が生まれた舞台裏とは?【堀本裕樹さん×田丸雅智さん対談】
俳人・堀本裕樹さんとショートショート作家・田丸雅智さんがコラボレーションした本『俳句でつくる小説工房』(堀本裕樹、田丸雅智/双葉社)が10月18日に刊行されました。同書は一般公募された俳句を堀本さんが選び、その句をもとに田丸さんがショートショートを書くという史上初の試み。言葉の匠ふたりのセンスと想像力が絶妙にマッチングした"物語の宝石箱"はどのように生まれたのか? その舞台裏を語っていただきました!
2017.10.5 【文芸月評】現代の女性文学問う
フェミニズムに共感を寄せる作家、川上未映子さん(41)が責任編集した「早稲田文学増刊 女性号」が出版された。戦前生まれの詩人の石垣りんら物故者をはじめ、詩人の伊藤比呂美さんや歌人の雪舟えまさん、作家の津村記久子さんら現役の筆者、米国で活躍する中国出身のイーユン・リーさんら海外作家など女性82人が原稿を寄せるなどした。
2017.9.22 【今週はこれを読め! ミステリー編】犯罪小説マニアの至宝が帰ってきた!〜『ゴーストマン 消滅遊戯』
──ロジャー・ホッブズ『ゴーストマン 時限紙幣』は、二十一世紀に入って書かれた犯罪小説の十指に入る傑作である。
2017.8.29 田中芳樹「アルスラーン戦記」ついに完結へ 第1巻から30年以上...「脱稿」報告
作家・田中芳樹さんの大河ファンタジー小説「アルスラーン戦記」、ついに「完結」へ。個人事務所代表の安達裕章さんが、田中さんから最終巻の原稿を受け取ったと2017年8月29日、ツイッターで明かした。
2017.8.23 【今週はこれを読め! エンタメ編】どこか懐かしい幽霊たちの短編集〜中島京子『ゴースト』
私は8月生まれであるが、子どもの頃から手放しでは喜べないような気持ちを抱いていた。
2017.8.1 【今週はこれを読め! SF編】風の名前を聞け。語られた神話としての人生。
異世界ファンタジイにしろ魔法学園小説にしろ、どうしてこうも長いシリーズが好きなのか。せっかく作りあげた設定やキャラクターを大切にしたい(読者の側からすれば「長くひたっていたい」)と思う気持ちはわかるが、それに値する設定やキャラクターがそうあるものではない。
2017.7.25 独占インタビュー「ラノベの素」 昼熊先生&暁なつめ先生『この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を!』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2017年8月1日にスニーカー文庫より『この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 素晴らしきかな、名脇役』が発売となる昼熊先生と暁なつめ先生です。「このすば」の人気キャラクター総出演による公式外伝の内容はもちろん、執筆者と原作者それぞれの立場からみた外伝誕生の秘話など、様々なお話をお聞きしました。
2017.7.19 【今週はこれを読め! エンタメ編】世界が変わることを望んだ少年少女たちの物語〜虻川枕『パドルの子』
「パドル」とは何だろう。私がかろうじて知っていたのは、カヌーを漕ぐときの道具だったが、表紙を見る限り、この少年少女たちはカヌーイストに見えない(カヌー小説だったら、さすがにイラストでもアピールするだろう)。そう思いながらページを開けてみると、paddleという英単語の意味が掲載されていた。第1の意味は「水たまり」。
2017.7.10 筆跡心理学×美青年書道家の最新刊が発売! コミカライズ化も決定し、ますます熱い話題のキャラミスはもう読んだ!?
人間嫌いの毒舌美青年・東雲清一郎(しののめ・せいいちろう)が「文字」から様々な謎を解決していく「筆跡ミステリー」の最新3巻『筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。鎌倉の花は、秘密を抱く』(谷春慶/宝島社)が6月に発売されたが、みなさんはもう読んだだろうか?
2017.7.5 【今週はこれを読め! エンタメ編】断裁工場で働く主人公の朗読の日々『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』
売れ残って在庫として置いておく場所もなくなった本には、「断裁」という末路が待っている。この事実を知ったとき、血の気が引きそうな心持ちがしたことは忘れられない。一時期(今も?)、電子書籍として読めるように本をいったんバラバラに分解してデータとして読み込む「自炊」が流行ったと思うが、それでさえとてつもなく抵抗があったのに。
2017.6.23 『真夜中のパン屋さん』ついに完結! それぞれが迎えた5年後の「朝」が物語をつなぐ――大沼紀子さんインタビュー【前編】
2011年に第1巻が刊行された『真夜中のパン屋さん』、通称「まよパン」シリーズ(大沼紀子/ポプラ社)。
2017.6.22 宮部みゆき、辻村深月…超人気作家5名が2年の歳月をかけて"つないだ"ミステリーアンソロジー『宮辻薬東宮』
人気作家たちが約2年の歳月をかけて完成させた全編書き下ろしの"リレーミステリーアンソロジー"『宮辻薬東宮』(講談社)が6月20日、発売された。
2017.6.19 "幼なじみ"という奇跡! 墨田区が舞台。"73歳の老人コンビ"がくり広げる、ハチャメチャなのに心温まる物語
6月22日、三浦しをんの小説『政と源』(集英社)が文庫化される。『まほろ駅前多田便利軒』『舟を編む』『神去なあなあ日常』などのヒット作で知られる著者がこの作品で扱っているのは、家族でも恋人でもない"幼なじみ"という特別な間柄だ。
2017.6.12 異端者は幸せになれるのか? 生きづらさを抱えた現代人に潤いをもたらす、感動作『ガーデン』
魂は必ずしも体とともにあるわけではないらしい。
2017.5.20 キーワードは「どや、悪いようにはせんかったやろ?」 川上未映子が村上春樹に鋭く迫る濃密対談集
本書『みみずくは黄昏に飛びたつ』(川上未映子、村上春樹/新潮社)をご紹介する前に申し上げておきたいのは、村上春樹さんの最新長編小説『騎士団長殺し』(新潮社)を未読の方、特に読むのを楽しみにしている方はそちらを先にどうぞ、ということです。『みみずくは黄昏に飛びたつ』では『騎士団長殺し』の内容が作者本人から語られ、作家の川上未映子さんが様々な読み解き方を紹介しているので、そうした方がどちらもより楽しめることと思います
2017.5.17 【今週はこれを読め! エンタメ編】野球バカがいっぱいの短篇集〜深水黎一郎『午前三時のサヨナラ・ゲーム』
どんなにワールドカップアジア予選などで声援を送っていても、最終的に自分はサッカー派になりきれないなと感じるのが、何かというと物事を野球にたとえてしまうときだ。
2017.4.25 【今週はこれを読め! SF編】未知との遭遇、10のスタイル
副題が示すとおりのテーマ・アンソロジーだ。「ファーストコンタクト」とは、地球外生命体との接近遭遇である。ファースト、すなわち最初の接触なので、お互いのことがわからず、手探りになるし誤解や疑心暗鬼を生じる。その過程で、人類の文化や知性が相対化される。
2017.4.3 『君の膵臓をたべたい』の住野よるが憧れる小説家・紗倉まなの"冷たい目線"とは? 【住野よる×紗倉まな対談/前編】
2015年、『君の膵臓をたべたい』で彗星のごとくデビューした小説家・住野よるさん。
2017.3.23 私の出発点:小川洋子さん『妊娠カレンダー』 理由ないからこその悪意
『防かび剤PWHには強力な発癌(がん)性。人間の染色体そのものを破壊する!』
2017.3.17 北方謙三『大水滸伝』シリーズが累計発行部数1,000万部を突破! 執筆17年、原稿25,500枚にのぼる超大作
執筆17年、原稿25,500枚にのぼる超大作、北方謙三の「大水滸伝」シリーズが"累計発行部数1,000万部"を突破した。そんな金字塔を打ち立てた北方からコメントが寄せられているので紹介しよう。
2017.1.19 【第156回芥川賞・直木賞】芥川賞は山下澄人さん「しんせかい」 直木賞は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」に
第156回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は山下澄人さん(50)の「しんせかい」(新潮7月号)に、直木賞は恩田陸さん(52)の「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)に決まった。
2017.1.18 深町秋生さん最新作! クールなシングルマザー探偵を生み出した舞台裏とは?【「ダ・ヴィンチはなにやってんだ、この野郎」というので取材してみた】
昨年11月、作家の深町秋生さんがツイッターで
2017.1.6 経済小説家はどうやって当事者を取材しているのか?
私は今般『国家とハイエナ』という書き下ろしの国際金融小説を上梓した。
2016.12.6 『サラバ!』を経て、見えてきた新たな世界――。又吉直樹 ×西 加奈子『i(アイ)』刊行記念対談【前編】
直木賞受賞作『サラバ!』から2年。問い続けた末に生まれてきた新作『i(アイ)』は、"今"という時代に生きる意味を突きつけてくる一冊だ。
2016.11.16 リアル書店は消えるのか、模索する現場の本音
インターネット通販と電子書籍の普及から、経営に行き詰まった多くの書店が街から姿を消している。1999年に2万2,296店あった書店数は、2014年には1万3,943店に急減。「リアル書店」はこのまま消えていく運命にあるのか? 現場はどう生き残り策を模索しているのか? 立場の異なる書店の声を聞いた−−。
2016.10.27 【今週はこれを読め! ミステリー編】凄まじくアナーキーな警察捜査小説『ノース・ガンソン・ストリートの虐殺』
この小説は失踪した麻薬密売人の行く先を知る男が、ハトの腐乱死体を口に突っ込まれるという斬新な手段で拷問される場面から始まる。
2016.10.25 【今週はこれを読め! SF編】ジェニーの飛翔、ジュリアの彫刻
ケイト・ウィルヘルムはホラーからミステリまで幅広い傾向を手がけているが、日本のSFファンにとって印象深いのは『鳥の歌いまは絶え』(邦訳はサンリオSF文庫)など、SFのシチュエーションのなかで展開される内省的な人間ドラマだろう。
2016.9.23 【今週はこれを読め! ミステリー編】悪夢の中のような非論理の論理『ラスト・ウェイ・アウト』
本書を以下の3タイプの読者に捧げたい。
2016.8.23 【今週はこれを読め! SF編】「怒り」と「暴力性」の神話、「イノセンス」の希求
ハーラン・エリスンはアメリカSF界にそのひとありと知られるカリスマ的存在で、先鋭的な作品と本人の過激な言動によって多くのファンを集めている。
2016.8.17 【今週はこれを読め! エンタメ編】実用とエンタメの"笑える闘病記"〜新井素子『ダイエット物語......ただし猫』
健康だけが唯一の取り柄だった私の自信が揺らぎ始めたのは、40代に入った頃だった。
2016.8.15 71年目の戦争:模索する表現者 文学/上 日常の中に時代のきな臭さ
戦後70年の節目が過ぎた後も、戦争をテーマに創作活動をする人たちがいる。戦争体験者は減り、取材したり着想を得たりするのが難しくなる中、なぜ戦争にこだわるのか。どんな苦労ややりがいがあるのか。各分野で模索する表現者たちを追う。
2016.7.31 今回の『私の消滅』では、かなり無意識を使うことになりました――中村文則(1)
――新作の『私の消滅』(2016年文藝春秋刊)は〈このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない。〉という、非常にそそる一文から始まりますよね。そう書かれた手記を読む一人の男が巻き込まれていく不条理な状況と、悲惨な幼少期から始まる手記の内容が並行して進んでいく。先入観なく読んだほうが面白いと思うので、このインタビュー記事ではあまりストーリーに触れないようにしますが。
2016.7.21 【エンタメ小説月評】激動の世 永遠に続く杜
歴史・時代小説の中で、戦国と幕末は定番の題材と言っていい。激しく世の中が動き、人の運命が交錯する。人物や視点を変え、あまたの作品が書かれるのもうなずける。
2016.7.16 熊本地震:3カ月 「橙書店」被災と復興の物語 文学の拠点、守りたい
熊本地震の発生から3カ月がたった。熊本の被災地ではいまだ4870人が避難生活を送る。一方で仮設住宅の建設などが進み、生活再建に向け、手探りながらも新たな一歩を踏み出した人々も少なくない。
2016.7.5 【今週はこれを読め! SF編】アンドロイドはジャムセッションで人間と勝負できるか?
中核となるテーマはAIによる人間性の再現。その題名が示すように、ジャズが題材としてさまざまに扱われている。これがきわめて重要。物語の味つけにとどまらず、この作品の本質につながっている。
2016.6.23 これが5,788作品の頂点!Web小説コンテストの大賞作品がついに発表!
今年2月末の応募受付から約4ヶ月、第1回Web小説コンテストの大賞作品が遂に発表された。
2016.5.30 独占インタビュー「ラノベの素」 岩井恭平先生『東京侵域:クローズドエデン』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は6月1日にスニーカー文庫より『東京侵域:クローズドエデン』第3巻が発売となる岩井恭平先生です。本作に込められた魅力、最新第3巻のストーリー展開についてもお聞きしました。
2016.5.27 谷川俊太郎作「なめる」がちょっとエロくて秀逸
冒頭、編著者である詩人の小池昌代は、「恋のさまざま――はしがきにかえて」に書いている。
2016.5.10 アニメ『ネトゲの嫁』はどんな人が作っていると思った? 第2回は南條愛乃さん&日高里菜さん&聴猫芝居先生が語る!
4月7日よりTOKYO MX他各局で好評放送&配信中のTVアニメ『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』。前回の柳監督&福良Pとの座談会に続いて、原作者&声優陣による座談会の第2回をお届けします。
2016.4.21 「ケータイ小説は終わった」なんて大間違い! 今も16万部のヒットを生み出すスターツ出版に聞く
Yoshiの『Deep Love』がヒットしたのが2002年、美嘉の『恋空』書籍化が2006年。Wikipediaにはケータイ小説の「ブームは終わった」と書かれている。たしかにかつてのように100万部、200万部クラスの作品はなくなった。
2016.4.3 二階堂ふみが無邪気でエロい"金魚"を演じる『蜜のあわれ』 原作本が売れている!
4月1日から全国公開されている映画『蜜のあはれ』。
2016.3.30 独占インタビュー「ラノベの素」 暁なつめ先生『この素晴らしい世界に祝福を!』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回はTVアニメ放送を終え、4月1日にスニーカー文庫より『この素晴らしい世界に祝福を!』のスピンオフ『この仮面の悪魔に相談を!』が発売となる暁なつめ先生です。本インタビュー記事の最後には、ちょっとしたサプライズもご用意しておりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
2016.3.24 芥川賞も直木賞も超えたスゴイ小説とは?
書き継がれて完成した奇跡の小説
2016.3.22 【今週はこれを読め! SF編】ロボットの教養小説、SFを対象化するSF(みたいな小説)
ロデリックはミネトンカ大学のコンピュータ・サイエンス科で開発されたロボットだ。
2016.3.21 ゼロの使い魔:人気ラノベ生み出した亡き作者の魅力 初代担当に聞く 新作者はどんな人?
2013年に亡くなったヤマグチノボルさんのライトノベル「ゼロの使い魔」(MF文庫J)が人気だ。
2016.2.29 bestseller's interview 第78回 青木 淳悟さん
「泣かせる小説ならこの作家」「ミステリーならこの人」などなど、小説にはタイプによって代表的な作家がいるものだが、お題が「ヘンな小説」であれば、真っ先に名前が挙がるのが青木淳悟だろう。
2016.2.25 ピース又吉がきっかけ!? 俳句をSS作品として紡ぐ「五七五の小説工房」オープン!堀本裕樹×田丸雅智対談【前編】
定期的にWEB上で俳句を公募し、特選、秀逸、佳作を決定して選評をつけ、さらにその中から二句を選んでショートショート作品として紡ぐという、俳人の堀本裕樹さんとショートショート作家の田丸雅智さんがコラボレートする企画「五七五の小説工房」が2月25日に双葉社の文芸WEBマガジン『カラフル』にオープンする。
2016.2.16 【今週はこれを読め! SF編】音楽はゲームか魔物か? アメリカの実験に終着点はあるのか?
宮内悠介の新作は音楽がテーマだ。たんなる物語の素材にとどまらず、音楽の本質に深く関わっていく。
2016.2.11 『ヴァルハラの晩ご飯』第22回電撃小説大賞《金賞》受賞の三鏡一敏先生にインタビュー!!
第22回電撃小説大賞《金賞》を受賞した『ヴァルハラの晩ご飯 ~イノシシとドラゴンの串料理(ブロシェット)~』。
2016.1.7 2016年に映像化してほしいエンタメ小説10選!
加藤シゲアキ著『ピンクとグレー』や夢枕獏著『神々の山嶺』(ともにKADOKAWA刊)など、2016年も人気小説を実写化した映画・ドラマの公開&放映が目白押しだ。
2015.12.12 西鉄、北原白秋詩碑を廃棄 文学碑巡りの市民から苦情 [福岡県]
福岡県柳川市の西鉄柳川駅に西日本鉄道(福岡市)が設置していた北原白秋の「からたちの花詩碑」が、駅舎建て替えのため一時撤去された後、廃棄されていたことが西鉄や市への取材で分かった。
2015.12.9 <織田作之助>「青春賞」と「U-18賞」決まる
大阪生まれの作家、織田作之助(1913~47年)にちなんだ「第32回織田作之助青春賞」と、主に中学・高校生を対象に昨年創設した「織田作之助U-18賞」の受賞者が9日発表された。
2015.11.30 bestseller's interview 第76回 月村 了衛さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2015.11.18 【今週はこれを読め! エンタメ編】さまざまな思いを胸に走る選手たち〜まはら三桃『白をつなぐ』
駅伝のよさがわからない、という人は多い。私は無類の駅伝好きであるが、そう感じられるのも無理はないと思う。テレビを見ていても画面にあまり変化が見られないような印象があるからだろう。変わるのは周りの風景だけ、みたいな。だがほんとうにそうだろうか?
2015.11.17 bestseller's interview 第75回 川村 元気さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2015.11.15 『かたづの!』が柴田錬三郎賞、『長いお別れ』が中央公論文芸賞を受賞した現在の気持ちを語る――中島京子(1)
出版社勤務ののちフリーライターを経て、2003年に『FUTON』で小説家デビュー。同作は第25回野間文芸新人賞候補に。2010年に『小さいおうち』で第143回直木賞を受賞。2014年に『妻が椎茸だったころ』で、第42回泉鏡花文学賞を受賞。2015年に『かたづの!』で第3回河合隼雄物語賞、第4回歴史時代作家クラブ賞作品賞および第28回柴田錬三郎賞を受賞、さらに『長いお別れ』で第10回中央公論文芸賞を受賞。
2015.11.6 新しい警察小説『影の中の影』の創作秘話――月村了衛インタビュー(前編)
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2015.10.28 【今週はこれを読め! エンタメ編】一風変わった主人公たちの短編集『地球の中心までトンネルを掘る』
子どもの頃は、地面をずっと掘り続けていくとアルゼンチンに着くと思っていた。
2015.10.20 きらら熱烈インタビュー 第126回 大島真寿美さん
静助さんの生き方も愚かだとは簡単には言えない。無限の凄さを持っている人が、世の中にはたくさんいると信じています。
2015.10.11 【今週はこれを読め! ミステリー編】リンカーン・ライムシリーズ最新作『スキン・コレクター』登場!
ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズを読むのには、4クールもののヒーロー番組を観るのに似た楽しみがある。
2015.10.6 本格ミステリー作家・乙一が20年越しで挑んだ 異世界ファンタジー、「アークノア」シリーズ開幕
兄弟そろっていじめられっこのアールとグレイは、不思議な絵本『アークノア』の世界に迷いこんでしまった。[冷凍庫峠][図書館岬][ギロチン渓谷][もどかしい階段の丘][最果ての滝の部屋]……。
2015.10.6 【今週はこれを読め! SF編】ウカレモノの宇宙人、バルセローナを行く
作者のエドゥアルド・メンドサは、1970年代半ばから活躍しているスペインの小説家で、2015年にはフランツ・カフカ賞を受賞している(この賞は2001年より実施されている国際的な文学賞で、これまでフィリップ・ロス、ハロルド・ピンター、村上春樹、ジョン・バンヴィル、アモス・オズ、閻連科らが受賞)。
2015.9.18 きらら熱烈インタビュー 第125回 古内一絵さん
人間が死ぬ前に本当に残したいものは、財産でも名誉でもなく、その人の記憶なんだと思いました。
2015.9.18 きらら著者インタビュー 第86回 島本理生さん『匿名者のためのスピカ』
事件ものをベースにして、登場人物の心理状態を書くことで、ミステリー作品もできるかもと思い挑戦しました。
2015.9.12 「遠い国の話を自分がどう受け取るのかという主題」にきちんと向き合いたいと思って『王とサーカス』を書きました――米澤穂信(1)
――久々の長篇『王とサーカス』(2015年刊/東京創元社)が大変評判になっています。
2015.9.10 【今週はこれを読め! エンタメ編】かけがえのない人生の1年間を描く椰月美智子『14歳の水平線』
プロ野球において開幕したばかりの頃とシリーズ終盤では同じ1勝でも重みが違って思えるように、14歳は人生の中でも特別かけがえのない1年間というイメージがないだろうか。
2015.9.1 【今週はこれを読め! SF編】藤井太洋が見つめるテロ多発の地平、長谷敏司が描く虚栄の英雄伝説
伊藤計劃は『虐殺器官』『ハーモニー』の二長篇で日本SFにエポックを画し、これからアニメ化も控えている、いまなお旬の作家だ。
2015.8.26 【今週はこれを読め! エンタメ編】掌編集『子供時代』の芯の通った大人たち
ロシアについて知っていることを挙げてみる。
2015.8.14 【今週はこれを読め! ミステリー編】「虚栄心」を活写するルース・レンデル『街への鍵』
2014年11月にP・D・ジェイムズが亡くなり、あれあれ、と思っているうちにルース・レンデルが脳卒中で倒れたというニュースが伝わってきた。5月2日、永眠。享年85である。この2人は英国ミステリー界のツートップとして長年君臨してきた。その両巨頭が一気に鬼籍に入ってしまったわけで、さすがに淋しさを禁じえない。
2015.7.21 【今週はこれを読め! ミステリー編】『薔薇の輪』の謎にぐいぐい引っ張り込まれる!
クリスチアナ・ブランドは、謎解きミステリー好きの心をざわざわさせる作家だ。だいたい、読む前から作品の評判を聞かされるだけで心が躍ってくるのである。
2015.7.17 『狼と香辛料』の支倉凍砂氏による『WORLD END ECONOMiCA』シリーズ完結記念インタビュー!!
『狼と香辛料』の支倉凍砂氏による最新作、電撃文庫『WORLD END ECONOMiCA』がついにシリーズ完結。テスト明けや夏季休暇に一気読みするチャンスですよ!!
2015.7.17 きらら熱烈インタビュー 第123回 朝井リョウさん
自分がどういう人間なのかを考えるきっかけになれたなら、どんな感想でも嬉しいです。
2015.7.6 「オレオレ詐欺」集団VS大阪府警の息詰まる攻防! 直木賞作家・黒川博行最新作『勁草』
美術界に産廃業界、金融業界にパチンコ業界と、ありとあらゆる業界の裏側にスポットをあて、隠されたタブーや弱者をいたぶる腐敗構造を暴くミステリを書き続けてきた黒川博行。
2015.6.29 【今週はこれを読め! ミステリー編】人間vs怪獣のノンストップ・スリラー『BLOOD ARM』
山間の小さな町に住む沓沢淳は、いわゆるフリーターと言われる身分だ。
2015.6.17 『ゲイ短編小説集』『美少年尽くし』で知られる平凡社ライブラリーから、今度は『古典BL小説集』が出たぞ!
『ゲイ短編小説集』に『レズビアン短編小説集』、『美少年尽くし―江戸男色談義』……。難解な哲学書のイメージも強い平凡社ライブラリーから、同性愛を題材にした本がちょくちょく出ていることは気になっていたのだが、この5月にもスゴい本が出ていた。
2015.6.10 【今週はこれを読め! エンタメ編】アイドルの気持ちを丁寧に描く 朝井リョウ『武道館』
これはあるアイドルグループの物語である。
2015.6.10 アラフォー世代の心を打つ!「俺の暮らしはどうなるんだ…」小説 【第2回「暮らしの小説大賞」受賞作が決定!】
〈暮らし〉と〈小説〉をつなぐ新しい架け橋、「暮らしの小説大賞」
2015.6.3 【今週はこれを読め! エンタメ編】新しい一歩を踏み出すファンタジー『過ぎ去りし王国の城』
真っ先に目を奪われるのは、表紙だ。
2015.5.30 「声のライブラリー」20年
文学者が自作を朗読し、作品を語る日本近代文学館の「声のライブラリー」が満20年を迎えた。
2015.5.20 きらら著者インタビュー 第82回 古川日出男『女たち三百人の裏切りの書』
読んだり書いたりすることで物語が歴史を動かせるんだと、この本が小さく証明できたらとは思っていました。
2015.5.20 きらら熱烈インタビュー 第121回 柚木麻子さん
手の届かない相手を思う時間を無駄なものだとは考えずに、贅沢なものだと思ってほしいです。
2015.5.19 日本は電子書籍の「後進国」なのか?--米国との差を「刊行点数」から推定
こんにちは、林です。今回は、海外の電子書籍について取り上げたいと思います。
2015.5.15 『すべてがFになる』霜月かいり、浅野いにおでコミック&アニメ化!
シリーズ累計発行部数385万部、第1回メフィスト賞にも輝いた森博嗣のミステリーの傑作『すべてがFになる』(講談社)。
2015.5.13 谷川俊太郎さん オタクな素顔 ひたすら好きな家電の話をする「詩の話より面白いなあ」
「谷川俊太郎さんってオタクなんだよね」
2015.5.12 【今週はこれを読め! SF編】高度監視システムの間隙をくぐり、悪党どもを出しぬいて、走る少年少女
体制による管理が行き届いた息苦しい社会のなかで、アウトローのヒーローが支配の裏をかいて大活躍するSF。
2015.5.1 村上春樹さん:村上文学を語る 物語、神話につながる
作家・村上春樹さんに東京都内で会い、村上文学についてインタビューした。
2015.4.22 吉本ばなな【前編】「小説家になることを5歳に決めて、書くこと以外何もできないので、ずっと書いています」
Lalitpurの向田麻衣が拠点とする東京、カトマンズ、ニューヨークで活躍する日本人にインタビューをする本連載、第2回のゲストは作家の吉本ばななさんです。
2015.4.20 きらら熱烈インタビュー 第120回 蛭田亜紗子さん
楽しい気持ちになったり、ちょっと頑張ろうかなと前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
2015.4.1 道尾秀介さん『透明カメレオン』
弱さと向き合い「最高傑作」
2015.4.1 【今週はこれを読め! エンタメ編】あの作品の番外編が大集合!〜『サイドストーリーズ』
世の中の本好きは、長編を好むものらしい。
2015.3.30 『ブルース』 桜木紫乃著 評・渡辺一史(ノンフィクションライター)
謎めく指、8様の物語
2015.3.22 「ひたすら自分の職務をまっとうする」という新しいヒーロー像――日本SF大賞受賞『オービタル・クラウド』藤井太洋氏インタビュー
本好きの読者であれば、書店に足を運ぶだけでなく、Amazonや電子書籍のKindle ストアなどを利用したこともあるだろう。
2015.3.20 きらら熱烈インタビュー 第119回 彩藤アザミさん
デビュー作を置いていただいている全国の書店のみなさんに、「ありがとうございます」とお伝えしたいです。
2015.3.20 きらら著者インタビュー 第119回 彩藤アザミさん
デビュー作を置いていただいている全国の書店のみなさんに、「ありがとうございます」とお伝えしたいです。
2015.3.18 まつもとあつしの電子書籍セカンドインパクト:SF大賞受賞作家・藤井太洋、21世紀のSFと電子書籍のあり方を語る
変化の最前線を行く人々にその知恵と情熱を聞くこの連載。今回は、『オービタルクラウド』で第35回日本SF大賞を受賞した藤井太洋さんに聞いた。
2015.3.9 【今週はこれを読め! ミステリー編】タイの犯罪報道記者ジム・ジュリー登場!
ジム・ジュリーは1年前まで「チェンマイ・メール」の犯罪報道記者だった。
2015.2.28 中堅出版9社合併、ドワンゴと経営統合!巨大なメディアミックス企業化を図るKADOKAWAの狙い
例年、学生の人気企業ランキングでも上位に複数がランクインする「出版社」。とはいえ、一般的には本離れが絶賛進行中であり、業界事情はかなり厳しいのは現実だ。
2015.2.20 きらら熱烈インタビュー 第118回 柴崎竜人 さん
大人になっても孤独であることに変わりはない。大人の孤独を癒せる方法を、この小説で提示しました。
2015.2.20 きらら著者インタビュー 第79回 篠田節子さん『インドクリスタル』
女性が幸せになれない世界がある。ロサには激烈な人生を歩んだ後に、こうなってほしいという私の願いをこめました。
2015.1.13 【今週はこれを読め! SF編】マイノリティとしてのロボット----現実社会の依存/搾取を前景化する
vNとはコンピュータの基礎を築いた数学者フォン・ノイマンに因む符号で、作中では自己増殖する人間型ロボットをさす。
2014.12.26 「主演・高倉健」の小説、作者が見たスターの素顔
"主演・高倉健"の小説がある。
2014.12.21 思わず「うまい!」と唸らせる日本の作家の名表現、集めました
メールやLINE、ブログやFacebook、Twitterなど、ネットの発達によって以前より文章を書く機会が飛躍的に増えた昨今、書きたいと思ったことを上手く文章化できず、もやもやした経験がある人は多いことと思う。
2014.12.17 作家の読書道 第155回:津村記久子さん
主に大阪を舞台に、現代人の働くこと、生活すること、成長することをそこはかとないユーモアを紛れ込ませながら確かな筆致で描き出す芥川賞作家、津村記久子さん。
2014.12.15 『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』 江國香織著 評・石田千(作家・エッセイスト)
色、匂い、愛されること
2014.11.20 きらら熱烈インタビュー 第115回 西 加奈子さん
作家生活十周年記念作品『サラバ!』を刊行した西加奈子さん。デビュー作から西作品を応援している紀伊國屋書店新宿本店の白井恵美子さんと、三省堂書店有楽町店の新井見枝香さんが、本年度最大の感動作と呼び声も高い本書の創作秘話を訊きました。
2014.11.10 『死に支度』 瀬戸内寂聴著 評・尾崎真理子(本社編集委員)
俗心と仏心と文学と
2014.11.4 なぜ縄文時代を選んだのか? 第5回山田風太郎賞受賞 荻原浩受賞コメント
第5回山田風太郎賞の選考会が2014年10月27日(月)午後4時より東京會舘にて行われ、荻原浩『二千七百の夏と冬』(双葉社)が受賞作に決定した。
2014.10.30 椎名誠さんに聞く「本と旅」<上>
「現場読み面白い」10冊と共に出発
2014.10.29 その人の素顔|深町秋生(作家)×黒木あるじ(怪談作家) 「知っている風景、身近な人を描いて、普遍の話に持っていく。たとえ勘当されたとしても、それが作家です」
第56回は深町秋生さん。今回は、深町さんとはこの講座で受講生仲間でもあった、黒木あるじさんの司会により、華々しく活躍する現在から、それを生んだ「雌伏の日々」のこと、強い女性を描くようになった理由、小説を書き始めたころの話まで、語っていただきました。
2014.10.23 スペシャルレポート Vol.8 「ラノベ」と「エンタメ小説」ジャンルを超えてノミネート! 冲方丁
近未来を舞台に、肉体を損傷し機械化された身体をもつ少女たちの活躍を描いた「シュピーゲル・シリーズ」。江戸時代、人生をかけて日本独自の暦をつくりあげた渋川春海の一生を描き、本屋大賞を受賞した『天地明察』。
2014.10.21 【今週はこれを読め! SF編】アタリマエに満足しない編者が満を持して放った新アンソロジー
大森望編のオリジナル・アンソロジー・シリーズ《NOVA》全10冊は、第34回日本SF大賞特別賞を受賞した。
2014.10.16 『神なき世界のトーメンター』では死刑囚の王女と優しき拷問官が怪異の謎に挑む!【電撃文庫新作紹介】
仁科裕貴先生が執筆する、電撃文庫『神なき世界のトーメンター』の紹介記事をお届けします。
2014.10.12 白泉社の時代小説カバーに川原泉、山田南平ら
白泉社から新たなキャラクター時代小説シリーズ「招き猫文庫」が誕生。11月5日に、5タイトルが発売される。
2014.9.28 【文芸時評】10月号 早稲田大学教授・石原千秋 徹底した言葉へのこだわり
「親米かつ反米」は最近のはやり言葉のようになっているが、赤坂真理との対談で内田樹は「安倍さん」は「アメリカの国益のために何か無理をした後は、必ず何かアメリカが厭(いや)がることをする」と言い、それがこれまでの自民党政治家とちがって「極端」に出るのは、「典型的な人格解離症状」だと断じている(「街場の『戦後』論-東京裁判・憲法・安保闘争」文学界)。
2014.9.25 書籍校閲の鴎来堂が手掛ける書店「かもめブックス」 神楽坂・文鳥堂書店の跡地に11月上旬オープン
書籍の校閲を専門とする校正会社の鴎来堂は11月上旬、東京・神楽坂に書店「かもめブックス」をオープンします。
2014.9.22 bestseller's interview 第63回 平野 啓一郎さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2014.8.20 きらら熱烈インタビュー 第111回 中村航さん
彼を理解するために幼稚園から書いた
2014.8.14 飲み屋街が文学賞創設、郷愁誘う短編募集
小料理屋やスナック、バーなどが軒を連ねる山形市中心部の「花小路」の飲食店団体が、文学賞を創設した。
2014.8.12 書評:ボラード病 [著]吉村萬壱 - いとうせいこう(作家・クリエーター)
■寓話を超えて迫り来るリアル
2014.7.18 きらら熱烈インタビュー 第110回 斉木香津さん
本は自分を映す鏡のようなもの。『日本一の女』を読んで、なにかを考えるきっかけにしてもらえたらいいです。
2014.7.17 【直木賞会見】黒川博行さん「遊んでもらってありがとう」
候補6度目、『破門』で念願の直木賞に輝いた黒川博行さん(65)。紺地に波濤(はとう)を描いた和柄シャツ、チノパンというリラックスした姿で帝国ホテル(東京都千代田区)の会見場に現れた。
2014.7.17 【芥川賞講評】高樹のぶ子選考委員「"ドヤ顔"しない小説」
第151回芥川賞(日本文学振興会主催)は、柴崎友香さん(40)の「春の庭」に決まった。17日夜、東京・築地の料亭「新喜楽」で選考委員の高樹のぶ子さんが会見し、選考の経緯について説明した。
2014.7.17 冲方丁さん、自作の2次創作"全面解禁"を提案 「グレーゾーン」ではないあり方の模索
小説家・冲方丁さんが自身の作品の2次創作を"全面解禁"すると表明。ファン活動と海賊版の区切りを明確にすることで違法な利用を抑え、作品の宣伝や人材育成にもつながればという。
2014.7.14 谷崎潤一郎、戦時中の俳句 細雪の掲載中止で心境吐露
文豪・谷崎潤一郎が戦時中に執筆したが掲載中止になった小説「細雪(ささめゆき)」について、不安や悔しさを詠んだ俳句2句が書かれたはがきが見つかったことが、分かった。
2014.7.13 【書評】『風』青山七恵著 自分にあぐらをかく勇気
「こじらせる」という言葉がはやっている。
2014.7.12 半沢直樹の"新たな敵"を池井戸潤が語る ―シリーズ最新作『銀翼のイカロス』発売間近!
2014年、春から夏にかけてのテレビ界は、池井戸潤が席巻した、といっても過言ではないだろう。6月、好評のうちに完結した連続ドラマ『花咲舞が黙ってない』と『ルーズヴェルト・ゲーム』。2作同時の映像化は、昨年の『半沢直樹』『七つの会議』に続いてのことだった。
2014.7.7 レ軍ファンのスティーブン・キング氏「上原小説」執筆へ
熱烈なレッドソックスファンで知られるホラー作家のスティーブン・キング氏が上原浩治投手(39)を絶賛している。
2014.7.7 海堂尊 : 新作小説「アクアマリンの神殿」 「バチスタ」の10年後描く 翔子とアツシ編1
ドラマ化もされた「チーム・バチスタ」シリーズの10年後を描いた海堂尊さんの新作「アクアマリンの神殿」(角川書店、7月2日発売)は、「ナイチンゲールの沈黙」や「モルフェウスの領域」などに登場する少年・佐々木アツシが主人公となる先端医療エンターテインメント小説だ。
2014.7.7 【今週はこれを読め! ミステリー編】孤絶した世界の住人が語る『忘却の声』
誰にでも平等に老いの影は忍び寄る。当たり前の事実であるが、人は青春、あるいは朱夏の季節には思いを馳せても、その後に来る白秋の時季については顧慮しようとせず、まして玄冬を自らが生きることなど考えもしないものである。
2014.7.2 路地裏をふらりと入る海外ミステリー入門書
読書とは、単に情報を受け取るだけの作業ではない。
2014.6.30 東京、ローカル本屋10選
学芸大学、吉祥寺、中野などで見つかる、街の本屋
2014.6.27 ラノベ質問状 : 「カーマリー地方教会特務課の事件簿」 ネット小説を発掘 緻密な世界観が魅力
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は「カーマリー地方教会特務課の事件簿」(橘早月さん作、中嶋敦子さんイラスト)です。ぽにきゃんBOOKSの井上弘美さんに作品の魅力を聞きました。
2014.6.20 きらら著者インタビュー 第71回 柚木麻子さん
『本屋さんのダイアナ』大復活とまではいかなくても、復活のとっかかりを掴むところまでを書きたいと思いました。
2014.6.20 きらら著者インタビュー 第71回 柚木麻子さん『本屋さんのダイアナ』
『本屋さんのダイアナ』大復活とまではいかなくても、復活のとっかかりを掴むところまでを書きたいと思いました。
2014.6.9 公募ガイド 賞と顔 第13回 女による女のためのR-18文学賞
仲村かずきさん 自分一人のためではなく、誰かに読んでもらうことを前提として書いてみたい
2014.6.3 【今週はこれを読め! SF編】動物たちのの物語、心の神話、声の寓話
キジ・ジョンスンは米国SFの注目株。1960年生まれ、88年デビューだから若手とは呼べないが、脚光を浴びるようになったのは2000年代に入ってからで、とくに2009年以降は毎年のようにメジャーなSF賞を射止めている。その彼女の日本で初めての単行本が、この『霧に橋を架ける』だ。オリジナル編集で11篇が収録されている。
2014.6.2 『女のいない男たち』 村上春樹著 評・松山巖(評論家・作家)
記憶に閉じ込められて
2014.5.30 アマゾンと戦うには出版社は巨大になるしかない
非効率は通常アマゾン・ドット・コムに伴う性質ではないが、ジェフ・ベゾス氏率いる同社はあたかも、在庫管理がきちんとできない、無秩序な小規模書店のように振る舞っている。
2014.5.21 作家の読書道 第148回:山田太一さん
語り継がれる数々の名台詞、名場面を生み出してきた脚本家の山田太一さん。
2014.5.20 きらら著者インタビュー 第70回 丹下健太さん『猫の目犬の鼻』
特別な才能も個性など何も持ち合わせていない、ごく身近に感じられる若い人々のちょっぴり冴えない日常を、そこはかとない可笑しみを湛えながら描写する丹下健太さん。新作『猫の目犬の鼻』の表題作では、一人の少女と、彼女の家の近所に住む野良猫たちの十年が描かれる。女性、そして猫を主役に据えた理由とは……?
2014.5.13 書評:女のいない男たち [著]村上春樹 - 水無田気流(詩人・社会学者)
■祟りのように拡散、喪失の物語
2014.4.25 ラノベ質問状 : 「銃皇無尽のファフニール」 王道でありながら個性も
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は「銃皇無尽のファフニール」(ツカサさん作、梱枝りこさんイラスト)です。講談社のラノベ文庫編集部の庄司智さんに作品の魅力を聞きました。
2014.4.23 関東最大級の古書店「つちうら古書倶楽部」で大興奮
ずーっと向こうまで全部古本屋さん!
2014.4.18 きらら熱烈インタビュー 第107回 樋口直哉さん
この作品を通して、僕たちが進む世界の先はずっと広いということを伝えたいです
2014.4.11 【今週はこれを読め! ミステリー編】孤独な魂を描く犯罪小説『真夜中の相棒』
緊密な文章、本当にそれ以外言うことがない。
2014.4.11 スマホ小説で独自の発展を遂げる『エブリスタ』…池上社長が語る"いま"と"次の一手"
ここ数年、毎年のように電子書籍が飛躍するといわれ続けてきたが、昨年あたりからタブレット端末やスマートフォンの普及を背景に、『LINEマンガ』や『BOOK☆WALKER』などのサービスが人気を集めるようになり、ようやくビジネスとして収穫期に入りつつあるようだ。
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