モブに関連する小説ニュースまとめ
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モブ ニュース検索結果
2021.8.6 【今週はこれを読め! ミステリー編】抜群におもしろいジェローム・K・ジェロームの幻想奇譚短篇集『骸骨』
ジェローム・K・ジェロームの短篇集が翻訳されるなんて。
2021.7.26 作家の読書道 第231回:佐藤究さん
今年『テスカトリポカ』が山本周五郎賞と直木賞を受賞、注目を集める佐藤究さん。幼い頃はプロレスラーになりたかった福岡の少年が、なぜ本を読み始め、なぜ小説を書き始め、なぜ群像新人文学賞受賞後に江戸川乱歩賞で再デビューしたのか。そしてなぜ資本主義について考え続けているのか。直木賞発表前の6月、リモートでおうかがいしました。
2021.7.13 【今週はこれを読め! SF編】伊藤典夫が手ずから選んで訳した英米SFの名作八篇
伊藤典夫さんと言えば、日本にジャンルSFが定着しはじめた1960年代から英米のSF動向を紹介、新鮮な作品の翻訳を担ってきた第一人者。その伊藤さんがこれまで翻訳したなかから、とくに思いいれの深い作品を選りすぐったアンソロジーが本書である。
2021.6.16 【今週はこれを読め! エンタメ編】読後感さまざまの将棋短編小説集〜芦沢央『神の悪手』
近年将棋は安定した人気を保っているが、プロ棋士として活躍することがどれだけたいへんなことか理解している人は少ないだろう(と、偉そうに言えるほどには私自身も理解が足りていないのだが)。
2021.3.1 【今週はこれを読め! ミステリー編】死と生が表裏一体の短篇集『丸い地球のどこかの曲がり角で』
滅びの唄が聴こえる。
2021.2.26 「魔法のiらんど 小説&コミック大賞」小説大賞・コミックシナリオ大賞の受賞作品が決定!
[株式会社KADOKAWA]
2021.2.2 【今週はこれを読め! SF編】AIの本質と人間の情動
郝景芳『人之彼岸』(早川書房《新☆ハヤカワ・SFシリーズ》)
2021.2.1 第72回読売文学賞…受賞6氏と作品
第72回読売文学賞(令和2年度)が決まりました。選考委員の選評を紹介します。
2021.1.20 【今週はこれを読め! ミステリー編】「いーっ」となるミステリー『マイ・シスター、シリアルキラー』
いーっとなる小説。
2021.1.5 【今週はこれを読め! SF編】多様な傾向を集めつつ、懐かしい印象すら受ける間口の広いアンソロジー
もっとも新しい十年紀のSF傑作選。思わず身がまえてしまうが、心配はご無用。収録されている作家の人種・経歴・セクシャリティは多様で、作品の傾向もバラエティに富んでいるものの、飛びぬけて先鋭的な表現・主題・論理はほとんどない。ある程度SFに馴染んでいる読者にとっては、むしろ懐かしい印象すら受けるくらいだ。
2020.11.17 【今週はこれを読め! SF編】銀河英雄伝説トリビュート・アンソロジー
もはや『銀河英雄伝説』は古典である。SFの基礎教養というレベルさえ超え、ミームとして浸透・機能している。本書は、『銀英伝』の設定を活かして、六人の作家がオリジナル・エピソードを繰り広げる競作アンソロジーだ。
2020.10.27 【今週はこれを読め! SF編】アルゴリズムの支配を逃れ、なお生き延びるすべ
2068年、グーグル(をはじめとするデジタルの覇者である巨大企業)が世界を掌握していた。日常に浸透したネットワークにより、市民のあらゆる情報は集積され、徹底した――しかし体感的にはマイルドな――常時監視社会が完成している。私たちの行為や嗜好はすべてグーグルに筒抜けだ。それが「透明性」というタイトルの意味だ。
2020.7.8 【今週はこれを読め! エンタメ編】甲子園を整備するプロの仕事〜朝倉宏景『あめつちのうた』
もともと激ユルだった私の涙腺は、加齢とともに衰弱の一途をたどっている。にしても、我ながらいくら何でも泣きすぎだろうと思ったのが、数年前高校野球をテレビで見ていた際にまっすぐに引かれたグラウンドの白線を見て涙ぐんでしまったことだ。「ああ、こんなに美しくグラウンド整備をすることで、選手たちを支えるスタッフがいらっしゃる...!」と感極まり、一緒に見ていた家族たちを震撼させた。いま思えば、あのときの私は阪神園芸さんの芸術的な仕事ぶりに胸を打たれていたのか...。
2020.4.7 【今週はこれを読め! SF編】〈ホテル・アルカディア〉の芸術家たち、その他の物語
「吉田同名」で第七回創元SF短編賞を受賞してデビュー、同作を含む短篇集『半分世界』で第三十九回日本SF大賞の候補となった俊英作家の初長篇。ジャンルSFの枠組みに収まらない奇想性(マジックリアリズムの感覚とコラージュ的なテクスト性がせめぎあうとでも言えばよいか)が石川さんの持ち味だが、それが大規模に展開されている。
2020.3.24 【今週はこれを読め! SF編】ケン・リュウ編の中国アンソロジー第二弾!
『折りたたみ北京』に続く、現代中国SFを紹介するアンソロジー。編者ケン・リュウは「序文」で、こう告げる。
2020.3.11 【今週はこれを読め! エンタメ編】リアルさに惹きつけられる絲山秋子『御社のチャラ男』
題名からして傑作の予感しかしない、と思った。「御社」と「チャラ男」のミスマッチ感は、作品自体の万華鏡めいたおかしみにも通じるものがある。
2020.2.3 【今週はこれを読め! ミステリー編】日常が断絶し、不安が形をとる短編集〜ブッツァーティ『怪物』
世界が抱えている根源的な不安を形にするとディーノ・ブッツァーティの小説になる。
2019.12.28 作家の読書道 第213回:河﨑秋子さん
東北と北海道で馬と暮らす人々を描いた物語『颶風の王』で注目され、単行本第二作『肉弾』で大藪春彦賞を受賞、新作短編集『土に贖う』も高い評価を得ている河﨑秋子さん。北海道の酪農一家で育ち、羊飼いでもあった彼女は、どんな本を読み、いつ小説を書きはじめたのか。これまでのこと、これからのことを含め、たっぷりと語っていただきました。
2019.12.18 【今週はこれを読め! エンタメ編】音楽が聴こえてくるような短編集〜恩田陸『祝祭と予感』
優れた音楽小説であり、さらに直木賞と本屋大賞の両方を受賞した『蜜蜂と遠雷』の愛読者にはたまらないファンブック的な要素も持ち合わせているのが本書。私にとっても『蜜蜂と遠雷』はその年に読んだ本のベストだったので(確か朝井リョウさんも同じ趣旨のことを語ってらして、意を強くしたものです)、『祝祭と予感』は期待を胸に読み始めたのだが、もう涙ものだった。
2019.12.11 【今週はこれを読め! エンタメ編】ささやかな日常が素晴らしい〜『とんがりモミの木の郷』
セアラ・オーン・ジュエット。この名前にお心当たりのある方は相当のアメリカ文学通といえるのではないか。私も学生時代は英米文学専攻だったゆえ、テスト前の一夜漬けで作家の名前を暗記したりもしたものだが、ジュエットという固有名詞にはまったく覚えがない(訳者解説でも、ジュエットの知名度の低さは指摘されている)。しかし、いいですよ。すごくいいです、ジュエット! こんな月並みな言い方しかできないほどに。
2019.9.17 【今週はこれを読め! SF編】SFというジャンルを問い直しつづけた年刊傑作選の、これが最終巻。
2008年刊行の『虚構機関』から12巻を数えた《年刊日本SF傑作選》もこれが最終巻。前年に発表された作品のなかから(しかも掲載媒体を問わず)、優れたSFを選びぬくという途轍もない労力をたゆまずにつづけてきた編者のおふたりには、感謝の気持ちしかない。このアンソロジーのおかげで現代日本SFの見通しがぐんと良くなった。傑作の紹介だけにとどまらず、SFというジャンルを問い直す契機を与えてくれた。
2019.8.22 「文藝」創刊号以来86年ぶり異例の3刷 韓国文学に集まる注目
日韓関係が冷え込む中、日韓の作家の短編競作や対談などを掲載した河出書房新社の季刊文芸誌「文藝2019年秋号」が昭和8年の創刊号以来86年ぶりに2度の緊急増刷をした。同号では「韓国・フェミニズム・日本」を特集。韓国文学界で注目が集まるフェミニズムに焦点を当て、日本文学とのつながりを探っている。韓国文学ブームやフェミニズムへの関心の高まりがヒットの背景にあるとみられる。
2019.8.9 【今週はこれを読め! ミステリー編】『イヴリン嬢は七回殺される』に引き込まれる!
アドヴェンチャー・ゲームが好きな人は絶対にはまる。
2019.8.7 【今週はこれを読め! エンタメ編】音楽に打ち込む若者たちの青春ミステリー『下北沢インディーズ』
バンドというものに多大なる憧れがあるのは、志を同じくする者同士が音楽をやりたいという情熱に駆られて集うものに違いないというイメージがあるからかもしれない(実際には「暇だな〜バンドでもやる?」「やってみっか」的なノリの場合もあるのだろうか。それはそれでまたよし)。個人的な萌えポイントは、幼い頃からの友だち同士がバンドを組むケース。早ければ早いほどいい。flumpool(幼稚園から)やUVERworld(保育園から)などは涙が出るほどありがたい。先日も、バナナラマのサラとカレンが4歳からの幼なじみと知って狂喜乱舞したばかりだ。
2019.8.6 【今週はこれを読め! SF編】アイデアとロジックの名手!
草上仁、ひさしぶりの作品集である。草上さんは〈SFマガジン〉をホームグラウンドとしてコンスタントに作品を発表しているのだが、このごろの長篇偏重の出版事情のせいか、なかなか一冊にまとまらなかった。コアなSF読者およびプロ作家のあいだでは、草上作品の評判は高く、こんかいの『5分間SF』はかねてより待ち望まれていた、ちょっと大袈裟にいえば慈雨のような一冊である。YOUCHANの装画もシャレている。
2019.7.10 【今週はこれを読め! エンタメ編】フレッシュな執筆陣のアンソロジー『行きたくない』
人はさまざまなシチュエーションで、さまざまな場所やイベントについて「行きたくない」と感じるものだと思う。内気で引っ込み思案だった私は、小学校の入学式や引っ越し先の学校での登校初日に「行きたくない」と思ったし、会社員生活にも不安を抱いていたので入社式にも「行きたくない」と感じた。そうした節目に限らず、友だちとトラブルがあっても学校に「行きたくない」し、定期テストや運動会でも「行きたくない」という気持ちになった。こうして並べてみると改めて数々のパターンがあることに感心させられるが、本書には私の想像など軽く凌駕する「行きたくない」が収められていた。
2019.4.5 【今週はこれを読め! ミステリー編】フィツェック『座席ナンバー7Aの恐怖』を買いだ!
安心と信頼のセバスチャン・フィツェック、なのである。
2019.4.3 【今週はこれを読め! エンタメ編】"本好きの夢"の行方〜ペネロピ・フィッツジェラルド『ブックショップ』
街の本屋さんがどんどん減っていっていることは、特に本好きでない人でも気がつくくらい深刻な問題ではないだろうか。大型書店はもちろん素晴らしい。
2019.3.27 【今週はこれを読め! エンタメ編】シングルファーザーの成長小説〜まはら三桃 『パパとセイラの177日間 保険外交員始めました』
ひとりで子どもを育てるのがたいへんなことは、母親も父親も変わらないことと思う。しかし一般的に、"ひとり親"と聞くとシングルマザーを想定する場合が多く感じるのは、日本においては親権を父親が持つことの方が少ないからだろう。私自身も父子家庭の例を知らないわけではないが、例えばフィクションなどでもひとりで子育てする父親に注目が集まるケースはあまりないという気がする。
2019.1.23 【今週はこれを読め! エンタメ編】仏大統領の帽子をめぐる数奇な物語『ミッテランの帽子』
昨今では北欧や英国や台湾などに取って代わられているのかもしれないが、昔はおしゃれといえばすべてフランスのものといっても過言ではなかった。
2019.1.22 https://ddnavi.com/news/514263/a/
銀河帝国という設定は、物語の背景としては繰り返し描かれてきたが、それを前面に押しだした作品はさほど多くない。そもそも星間にまたがり、往来どころか通信にもままならない広大なエリアを、統一的な政治機構で統治するのはおよそナンセンスに思われる。多くの銀河帝国ものがスケール感に乏しく、未来の物語どころか、現代・近代以前の歴史の焼き直しに陥るのもしかたがない。
2019.1.18 独占インタビュー「ラノベの素」 上川景先生『撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2019年1月19日にファンタジア文庫より『撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろ』が発売となる上川景先生です。第31回ファンタジア大賞にて「大賞」を同作で受賞し、満を持してファンタジア文庫よりデビューされます。人間の存在も、功績も、成果も、結果も、痕跡も、干渉も、そのすべてを消し去る悪魔の弾丸を手にした少年兵と、繰り返す戦争に暗躍する亡霊(ゴースト)の物語を描いた本作。主人公と共に一発の弾丸で変遷する世界を追いかける作品の内容や見どころについてお聞きしました。
2018.12.24 独占インタビュー「ラノベの素」 林星悟先生『人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2018年12月25日にMF文庫Jより『人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない』が発売となる林星悟先生です。第14回MF文庫Jライトノベル新人賞にて「最優秀賞」を同作で受賞し、満を持してデビューされます。いくつものテーマが組み木のように重なり合い、人形遣いの剣士と人形のヒロインによるバディものとしても強烈な魅力を詰め込んだ本作。一つの視点からだけでは語りきれない本作の魅力や作品の見どころについてお聞きしました。
2018.11.6 【今週はこれを読め! SF編】日本SFが生んだ奇書、得体の知れぬ迷宮的作品
吃驚! ドッキリしゃっくり! 飛浩隆がこんなゲテゲテな小説を書くとは!
2018.9.25 【今週はこれを読め! SF編】天才でマッドなお姉さんと、知性の普遍構造を解きあかす宇宙計算機
第五回創元SF短編賞を受賞してデビューした高島雄哉の、これが最初の単行本。受賞作を表題として、その続篇ふたつを併録している。一篇ごとに完結しているが、内容は深く関連しあっているので、すべて通して長篇とみなしてもかまわない。
2018.9.12 【今週はこれを読め! エンタメ編】甲子園復活に尽くした人々の物語〜須賀しのぶ『夏空白花』
この夏、いわゆる夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)は第100回を迎えた。しかし、前身である全国中等学校優勝野球大会から数えると今年は104年目。この事実が示すものがピンとこない若者たちは、幸せだといえるだろう。戦中や戦後間もなくの不自由さを実際に経験していないのはもちろん、祖父母や両親たちから戦争中の話を折り入って聞く機会も少なければ日常生活において傷痍軍人や戦争孤児を見かける場面もない平和な時代に育った証しである。なぜ大会の回数と年数にずれがあるのか、それは太平洋戦争によって中断していた時期があったからだ。
2018.9.10 【今週はこれを読め! ミステリー編】才気あふれるガールフッド・ミステリー 陸秋槎『元年春之祭』
紀元前を舞台にしたガールフッド・ミステリーである。
2018.9.6 モデルはNHK!? 湊かなえ初の青春小説。高校の放送部によるドラマコンテストの熾烈な争い
初の新聞連載にして初の青春小説。湊かなえさんの新作『ブロードキャスト』は放送部を舞台に全国放送コンテスト出場をめざす高校生たちの熱血を描き出す。
2018.8.14 【今週はこれを読め! SF編】生存戦略としての支配? それとも共生による進化?
人類の知能が急激に向上することで社会が混乱をきたす。そんな事態をポール・アンダースンは『脳波』で描いた。トマス・M・ディッシュ『キャンプ・コンセントレーション』は、知能を増進させる新種細菌の被験者による手記の形式で、思考地獄ともいうべき境地が綴られる。知能向上はかならずしも人間に幸福をもたらさない。
2018.7.3 【今週はこれを読め! SF編】十三の珠玉、ミルハウザーの魔術に魅了される一冊
すべての作品が磨きぬかれた珠のごとく、ひっそり煌めいているミルハウザーの短篇集。ぼくは偏愛の読者なので、何人かの作家については「このひとが書くものなら習作や失敗作も含めてなんでも好き」なのだが、ミルハウザーはそういうレベルではない。贔屓目なしに、すべての作品がおそろしいほどの完成度なのだ。精緻な技巧によって、世界の不思議に接近していく。
2018.6.26 【今週はこれを読め! SF編】埃だらけの空気、花を携えた乗客、姿をあらわさないトラ
アルゼンチン幻想文学を代表するコルタサルの実質的な第一短篇集。1946年から50年までに書かれた八篇を収めている。「実質的」というのは、44年に短篇集『対岸』の原稿が完成していたものの、出版にいたらなかったからである(著者歿後の94年に出版)。『対岸』については邦訳が出たときに書評したが(現在は『JUST IN SF』に収録*)、そこではスタージョンやライバーを引きあいに出している。異色作家という位置づけだ。
2018.6.25 独占インタビュー「ラノベの素」 広ノ祥人先生『あまのじゃくな氷室さん 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2018年6月25日にMF文庫Jより『あまのじゃくな氷室さん 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた』第3巻が発売となった広ノ祥人先生です。口では毒舌、本音では主人公のことが大好きすぎるヒロインの氷室さん。本音の声が主人公にだだ漏れる中、毒舌が思わぬ展開を引き起こしている本シリーズについて、氷室さんの毒舌と本音の考え方や、気になる第3巻の展開についてお聞きしました。
2018.6.6 【今週はこれを読め! エンタメ編】フィンランドから異次元へ向かう4人〜尾﨑英子『くらげホテル』
「ここではないどこかへ行きたい」という思いは、切羽詰まったケースからとりたてて切実でないものまで、我々の心にしばしばわき起こりがちだ。しかし、移動する先が「異次元」となれば、いろいろと話は違ってくる。
2018.5.24 【エンタメ小説月評】人との縁が私を変える
酒をたっぷりと楽しんだ翌朝は、優しい味わいの味噌汁が胃にしみる。同様に、疲れのたまりやすい季節にはしみじみと心に届く小説を読みたい。心と体を整えるために。
2018.5.8 【今週はこれを読め! SF編】ボーイ・ミーツ・ガール物語のサイバーパンク的展開
冒頭の場面が印象的だ。ロンドンの川沿い、朽ちゆく街区の十四階建てのビルの屋上に腰かけている少年ハンター・ナッシュ。数ブロック先、さびれたスカイライン越しに、金持ちが住む高級マンション群がそびえている。ハンターのうちに滾っているのは、無軌道な衝動だ。なにかをしたい、しかし、なにをしていいかわからない。行き場のない気持ちは、ビルとビルのあいだを跳び越えるスリルへと向かう。たった五メートル、思い切ってジャンプするだけだ。
2018.4.3 大泉洋「主役の話がちゃんと自分にきたことに安堵しております(笑)」2018年本屋大賞ノミネート作、塩田武士『騙し絵の牙』映画化始動!
塩田武士:著、大泉洋:写真(モデル)の小説『騙し絵の牙』(KADOKAWA)の実写映画化が始動することが明らかとなった。
2018.1.24 「ゲド戦記」のSF小説家、ル・グウィンさん死去
米メディアによると、ファンタジー小説「ゲド戦記」などで知られる人気SF作家アーシュラ・K・ル・グウィンさんが22日、西部オレゴン州ポートランドの自宅で死去した。88歳だった。詳しい死因は不明。数カ月前から体調を崩していた。
2017.12.15 又吉直樹は『えんとつ町のプぺル』に投票!? 全国の小学生が選ぶ最強の本が決まる『こどもの本総選挙』開催!
児童書出版社として70周年を迎えた「ポプラ社」が主催する、「小学生がえらぶ!"こどもの本"総選挙」の投票が2017年11月1日(水)から開始され大好評を博している。
2017.12.11 第7回 本屋が選ぶ時代小説大賞発表!
「 オール讀物2017年12月号 」より転載
2017.10.6 郡上八幡の美しい風景がきらめく青春恋愛小説 『……なんでそんな、ばかなこと聞くの?』 鈴木大輔インタビュー
『文句の付けようがないラブコメ』などのヒットシリーズで、関連書籍の累計発行部数300万部を超える人気ライトノベル作家・鈴木大輔さんが、初の一般文芸作として『……なんでそんな、ばかなこと聞くの?』を刊行。幻想的で死の影が色濃く漂う青春恋愛小説に込めた思いを聞いた。
2017.8.30 【今週はこれを読め! エンタメ編】サマセット・モームのスパイ小説『英国諜報員アシェンデン』
私がスパイ志望だったことについては当欄の読者の方には周知の事実であろうから、これまでに取り上げたスパイものについてはいま一度、2014年11月12日や2015年3月11日更新のバックナンバーをご確認いただきたいと思う(嘘。私の夢想などはどうでもいいのですが、イアン・マキューアン『甘美なる作戦』や柳広司『ラスト・ワルツ』はたいへんおもしろい作品ですので、ぜひお読みになってみてください)。本書も同じくスパイが主人公の小説、しかもイギリスの大作家サマセット・モームによる古典作品だ。
2017.8.29 田中芳樹「アルスラーン戦記」ついに完結へ 第1巻から30年以上...「脱稿」報告
作家・田中芳樹さんの大河ファンタジー小説「アルスラーン戦記」、ついに「完結」へ。個人事務所代表の安達裕章さんが、田中さんから最終巻の原稿を受け取ったと2017年8月29日、ツイッターで明かした。
2017.8.22 大泉洋、初主演"小説"! 塩田武士待望の新刊『騙し絵の牙』8/31発売決定!【本日より予約開始】
「グリコ・森永事件」をモデルにした小説『罪の声』で数々の賞を受賞し、いま最も注目される小説家・塩田武士の最新刊『騙し絵の牙』が8/31(木)に発売されることが決定した。
2017.8.8 【今週はこれを読め! SF編】地下に埋もれた都市空間、失われた旧文明をめぐる冒険
2014年に発表された、ポストアポカリプスSFの新作。〈大惨事〉として記憶されているできごとで旧文明が瓦解してから数百年後、人類は地下に新しいインフラと社会を築いていた。
2017.8.1 【今週はこれを読め! SF編】風の名前を聞け。語られた神話としての人生。
異世界ファンタジイにしろ魔法学園小説にしろ、どうしてこうも長いシリーズが好きなのか。せっかく作りあげた設定やキャラクターを大切にしたい(読者の側からすれば「長くひたっていたい」)と思う気持ちはわかるが、それに値する設定やキャラクターがそうあるものではない。
2017.7.25 独占インタビュー「ラノベの素」 昼熊先生&暁なつめ先生『この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を!』
独占インタビュー「ラノベの素」。今回は2017年8月1日にスニーカー文庫より『この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ あの愚か者にも脚光を! 素晴らしきかな、名脇役』が発売となる昼熊先生と暁なつめ先生です。「このすば」の人気キャラクター総出演による公式外伝の内容はもちろん、執筆者と原作者それぞれの立場からみた外伝誕生の秘話など、様々なお話をお聞きしました。
2017.6.27 【今週はこれを読め! SF編】ご先祖さまとの情事、過去へ未来へいそいそする艶笑譚
シルヴァーバーグはおびただしい著作のある作家だが、本書『時間線をのぼろう』は代表作のひとつといってよかろう。
2017.6.21 【今週はこれを読め! エンタメ編】母と娘の5日間の会話〜エリザベス・ストラウト『私の名前はルーシー・バートン』
私は両親とまずまず良好な親子関係にあったつもりでいるが、改めて思い起こしてみるとふたりについて知らないことも多々あるような気がして驚く。
2017.5.23 【今週はこれを読め! SF編】世界全体・歴史全体を外側から描くSF──その最高到達点
キム・スタンリー・ロビンスンの《火星三部作》がついに完結した! 各作品がなんらかのSF賞を受賞している、SF史に残る名作だ。
2017.5.23 本の記事 : 小説も料理も適量って難しい 柚木麻子「BUTTER」 - 中村真理子
作家、柚木麻子さんの新刊『BUTTER(バター)』(新潮社)は、首都圏連続不審死事件をモチーフにした長編小説だ。法廷やブログで被告が見せた欲望を抑えない生き方は、世の女性たちを戸惑わせた。「被害者の家族や周りの女性が気になって書き始めた」という。
2017.4.25 【今週はこれを読め! SF編】未知との遭遇、10のスタイル
副題が示すとおりのテーマ・アンソロジーだ。「ファーストコンタクト」とは、地球外生命体との接近遭遇である。ファースト、すなわち最初の接触なので、お互いのことがわからず、手探りになるし誤解や疑心暗鬼を生じる。その過程で、人類の文化や知性が相対化される。
2017.4.12 【今週はこれを読め! エンタメ編】芥川賞作家の赤裸々問題作!?〜羽田圭介『成功者K』
「成功者」とは「性交者」とかけているのか!? ...と、セクハラ上司でもそうそう口にしなさそうなベタな下ネタが思わず心をよぎるほど、芥川賞作家である主人公のKは次々に女性と関係を持っていく。
2017.4.11 【今週はこれを読め! SF編】ぼくが生きた時代、私が死んだ理由
シカゴ郊外。両側から森が迫る、細く、舗装されていない道路の先に、その墓地はあった。
2017.3.15 【今週はこれを読め! エンタメ編】恋愛と性別の関係を考えさせる 春見朔子『そういう生き物』
どうして生殖行為には快楽がセットになっているのだろうかとずっと不思議だった(というか、今も不思議である)。
2017.3.8 【今週はこれを読め! エンタメ編】現代版お姫様物語アンソロジー〜『リアルプリンセス』
「リアルプリンセス」なる立場の人を厳密に規定するとしたら、現実社会においてはごくごく少数の方々しか当てはまらないだろう(よくわかっていないが、王族や皇族の未婚の女性といったら世界で200人くらいのものじゃないの? アメリカ合衆国なんてあんなに広い国だけど1人もいないわけだし)。6つの物語のヒロインたちは、そのような限定的な存在ではない。あなたでも、そしてわたしでもあり得る。
2017.2.21 【今週はこれを読め! SF編】計画すべきことが計画しつくされた宇宙で自由意志は可能か?
ピーター・ワッツが2006年に発表した『ブラインドサイト』は、人類とはまったく異なる知性との遭遇を扱ったサスペンスに満ちたファースト・コンタクトSFにして、多種多様なポストヒューマンのヴィジョンを内包した意欲作だった。
2017.2.7 【今週はこれを読め! SF編】独自の思考と伝統的SFとのあいま、そして『結晶世界』の予兆
J・G・バラードの全短編を執筆順に集成する全5巻の全集。第1巻を紹介するタイミングを逃してしまったが、併せてお薦めしたい。作品を年代順にたどることによってバラードの思考および表現の発展がわかり、またいっぽうで彼が繰り返し還っていく原風景が確認できる。
2017.1.19 【エンタメ小説月評】歴史のダイナミズム感じる
歴史小説を読む喜びの一つは、フィクションによって歴史のダイナミズムを感じることができる点だ。新たな視点と解釈で捉え直し、史実の点と点をフィクションで結び合わせる。そうすると、無味乾燥な年号や人物が、いきいきと立ち上がってくるのだ。
2017.1.18 なぜ電子出版は軽視されるのか (1/4)
不調が続く出版業界の中で、唯一成長している電子出版市場。出版社が電子に注力する価値はありそうに見えるが、実際は業界内の電子への期待はまだまだ薄い。「売れない紙を大事にして、売れ始めている電子を軽視する」のはどうしてなのだろうか。
2017.1.3 川端康成 ノーベル文学賞受賞2年前の選考で高評価
1968年に日本人として初めてノーベル文学賞の受賞者となった小説家の川端康成は、すでにその2年前の選考で、選考委員の1人から受賞にもっともふさわしいと評価されていたことが、2日、公開されたノーベル文学賞の議事録で明らかになりました。
2016.12.6 【今週はこれを読め! SF編】SF作家のイマジネーションとAI研究の最新知見が出会う
人工知能学会はこれまでも学会誌に日本SF作家クラブ会員のショートショートを掲載するなどSFへの理解・関心を示してきたが、本書はさらに一歩踏みこんだ画期的な企画だ。
2016.11.30 【今週はこれを読め! エンタメ編】いつでもやり直せる"好きなこと"〜あさのあつこ『アレグロ・ラガッツァ』
まだまだ芸術の秋(もう冬並みの寒さだけど)! "音楽本スペシャル"第3回です(隔週でお届けしてたんですが、先週祝日で1週空いたりしたためもうこだわりません。第1回・第2回につきましては、10月26日・11月9日更新のバックナンバーをそれぞれお読みになってみてください)。
2016.10.20 刊行50年で「遠藤周作『沈黙』と長崎」 手書き草稿や写真パネルなど 長崎・文学館 /長崎
長崎を舞台にした作品を数多く残した作家・遠藤周作(1923〜96年)の没後20年と代表作「沈黙」の刊行50年を記念した企画展「刊行から50年−遠藤周作『沈黙』と長崎」が長崎市東出津町の市遠藤周作文学館で開かれている。「沈黙」の手書きの草稿などを展示。
2016.9.21 作家の読書道 第176回:阿部智里さん
早稲田大学在学中の2012年、『烏に単は似合わない』で史上最年少の松本清張賞受賞者となり作家デビューを果たした阿部智里さん。その後、同作を第1巻にした和風ファンタジー、八咫烏の世界を描いた作品群は一大ヒットシリーズに。なんといっても、デビューした時点でここまで壮大な世界観を構築していたことに圧倒されます。そんな阿部さんはこれまでにいったいどんな本を読み、いつ作家になろうと思ったのでしょう?
2016.9.20 【今週はこれを読め! SF編】贖罪としての記憶、人生という名の償い
『金春屋ゴメス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞して、2005年にデビュー。ファンタスティックな要素のある時代小説を得意とする西條奈加だが、〈SF Japan〉2008年春季号に発表した「刑罰0号」は現代が舞台の本格SFだった。読者からの評判も高く、星雲賞の参考候補作にもあがった。2014年より続篇を連作形式で発表していたが、それがこのたび一冊にまとまった。
2016.9.6 【今週はこれを読め! SF編】アンドロイドは借金完済の夢を見るか?
オリジナル・アンソロジー《NOVA》に断続的に発表されていた宮内悠介の人気シリーズが、書き下ろしを加えて一冊にまとまった。待ちわびていたファンも多いだろう。
2016.8.25 【エンタメ小説月評】つらい記憶と共に生きる
つらい記憶を過去のものだと葬り去り、今を生きていけるのであれば、人生はどれだけ楽なものになるだろうか。
2016.7.27 【今週はこれを読め! エンタメ編】賃貸アパートの一室の様々な人生〜長嶋有『三の隣は五号室』
三号室の隣は、四号室ではなく五号室。これって「『四』は『死』に通ずる」というので四号室を作っていないってことですよね? 昔はこういう施設多かった気がするが、最近あまり見ないような。なぜ三号室の隣が五号室なのかまったくピンときていない(あるいは、五号室の隣は当然四号室だと勘違いしている)登場人物もいたし。
2016.7.5 【今週はこれを読め! SF編】アンドロイドはジャムセッションで人間と勝負できるか?
中核となるテーマはAIによる人間性の再現。その題名が示すように、ジャズが題材としてさまざまに扱われている。これがきわめて重要。物語の味つけにとどまらず、この作品の本質につながっている。
2016.5.27 高校生の「いじめ」問う 白岩玄さんの小説「ヒーロー!」
作家の白岩玄さん(32)が、学園小説「ヒーロー!」を河出書房新社から刊行した。いじめや、学校内の序列「スクールカースト」が話題となった「野ブタ。をプロデュース」から十年余り。
2016.5.25 【今週はこれを読め! エンタメ編】田中慎弥の掌劇場完結!『炎と苗木』
"紀元前・紀元後"のような区切りが芥川賞の歴史においてもある気がする。おそらく年配の読者の方々にとっては"石原慎太郎前・石原慎太郎後"などは大きな転換点だったのではないだろうか。個人的に特に顕著だったと感じるのは2例。ひとつは"綿谷りさ金原ひとみ前・綿谷りさ金原ひとみ後"。芥川賞への注目度が飛躍的にアップするきっかけとなった受賞風景だったと思う。もうひとつの転換点が"田中慎弥前・田中慎弥後"だ。
2016.5.24 村上春樹とイラストレーターをテーマにした初の展覧会にファン大興奮!「これは行かねば…」
現代日本を代表する小説家・村上春樹の文学作品と、イラストレーションとの関係をテーマにした企画展『村上春樹とイラストレーター-佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸-』が2016年5月25日(水)~2016年8月7日(日)まで、ちひろ美術館・東京で開催される。
2016.5.4 【今週はこれを読め! SF編】疑似科学を支点に、人間性が揺れ世界が軋む
宮内悠介の連作《疑似科学》シリーズが一冊にまとまった。扱われる「題材」はさまざまだが。それぞれの疑似科学は積極的な否定も肯定もされず、その渦中や周囲でおこるできごとのうちに人間性の軋みや哀しみ、不可解な感情や感覚が描きだされる。
2016.4.19 【今週はこれを読め! SF編】さもしい世界を掃除してやろう! きょうからぼくもプーカ人!
ラファティ! 大好き! ラファティみたいな作家はラファティしかおらず、ラファティにかぶれたファンは「ラファティ凄い、ワン・アンド・オンリー!」「孤高の天才!」「始原にして至高の語り手!」と踊りまわる。ちょっと落ちつこうか、オレ。
2016.4.9 TVドラマ「夏目漱石の妻」で長谷川博己・尾野真千子が夫婦役に! 文豪・夏目漱石のユニークな夫婦生活を描く
『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『こゝろ』など数多くの名作を世に配し、近代文学界の礎を築いた文豪・夏目漱石。そんな彼の知られざる「夫婦生活」を描いた涙あり、笑いありのホームドラマ「夏目漱石の妻」が2016年9月下旬に放送されることが分かった。
2016.4.6 三浦しをん『舟を編む』待望のアニメ化決定!! 「これは絶対に見逃せない」「10月とずいぶん先だけど注目!」とファン歓喜
三浦しをんの小説『舟を編む』が、2016年10月にアニメ化されることが分かった。
2016.4.5 【今週はこれを読め! SF編】それぞれの時代の色合いと情感、スミスの不思議な未来史
コードウェイナー・スミスの全短篇をまとめる企画の第一巻。続巻として『アルファ・ラルファ大通り』と『三惑星の探求』が予定されている。〈人類補完機構全短篇〉とうたわれているが、このシリーズ以外の作品も『三惑星の探求』に併録されるそうだ。
2016.3.30 『響け!ユーフォニアム』原作 武田綾乃インタビュー 今しか綴れない物語
4月23日(土)より、TVアニメ『響け!ユーフォニアム』シリーズを振り返る内容となる『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』が全国ロードショーされる。
2016.3.22 【今週はこれを読め! SF編】ロボットの教養小説、SFを対象化するSF(みたいな小説)
ロデリックはミネトンカ大学のコンピュータ・サイエンス科で開発されたロボットだ。
2016.3.16 【今週はこれを読め! エンタメ編】"復讐の申し子"小峰りなの青春ミステリー〜渡辺優『ラメルノエリキサ』
「この本、『小説すばる新人賞』って書いてあるけど、文芸雑誌の賞って堅苦しい内容だったりするんじゃない?」とか、「『ラメルノエリキサ』って何? ドコサヘキサエン酸みたいなもの?」とか思われた方、いらっしゃいませんか? 私もまったく同じことを思いました! しかし、『小説すばる新人賞』はエンターテインメントの賞、「ラメルノエリキサ」は魚に含まれているものではありません。
2016.2.29 bestseller's interview 第78回 青木 淳悟さん
「泣かせる小説ならこの作家」「ミステリーならこの人」などなど、小説にはタイプによって代表的な作家がいるものだが、お題が「ヘンな小説」であれば、真っ先に名前が挙がるのが青木淳悟だろう。
2016.2.27 「創作は感染する」出版社が運営する投稿サイト「カクヨム」の狙いとは?
「小説家になろう」や「エブリスタ」などの投稿サイトが、新たな才能が生まれてくる場として活況を呈している。そこに2月29日、株式会社KADOKAWAの「カクヨム」がローンチされる。出版社が運営する投稿サイト。その狙いを編集長・萩原猛さんに聞いた。
2016.2.23 【今週はこれを読め! SF編】パンデミック後の未来、FBI捜査官コンビが不可解事件を追う
『ロックイン』は近未来SFミステリ、それも相棒(バディ)ものだ。
2016.2.16 【今週はこれを読め! SF編】音楽はゲームか魔物か? アメリカの実験に終着点はあるのか?
宮内悠介の新作は音楽がテーマだ。たんなる物語の素材にとどまらず、音楽の本質に深く関わっていく。
2016.2.3 【今週はこれを読め! エンタメ編】セレブ妻の節約&推理奮戦記『クーポンマダムの事件メモ』
「クーポン」といえばロータスクーポンしか知らなかった日本人も、昨今だいぶその存在になじんできたかと思う(などと決めつけてしまっているがだいじょうぶか。
2016.1.19 【今週はこれを読め! SF編】仮想現実から猿が飛びだす! 冒険SF活劇
「みんなあの猿が大好き」
2016.1.12 【今週はこれを読め! SF編】騎士になる「ぼく」が負うもの──天上界の魔法、地下境の記憶、ひとの世の名誉
第一部が『ナイト』で、第二部が『ウィザード』。いちおう別々のタイトルがついているが、実際はひとつらなりの物語だ。
2016.1.2 [2016年ラノベ市場展望]ネット発小説の拡大続く 紙書籍と「住み分け」
出版不況の中で唯一の"成長分野"とされる、若者向けのイラスト付き小説「ライトノベル」も、2年連続減の約225億円(出版科学年報調べ)となり、縮小傾向だ。
2015.12.23 【今週はこれを読め! エンタメ編】燃え尽き症候群の「私」の職探し〜『この世にたやすい仕事はない』
「この世にたやすい仕事はない」とは絶対的な真理と言ってよいのではないか。
2015.12.3 「このままじゃマズい…」アラフォー独身男の自堕落ポップノベル【第2回暮らしの小説大賞受賞作】
同じような毎日の繰り返しに、安心しつつも、辟易としている。
2015.11.27 セックスを経て屈折する人生のベクトル―性を描いてきた作家が、生を重厚に描くということ〈草凪 優インタビュー〉
セックスにおけるオーガズムは「昇天」と形容されることがある。
2015.11.24 【今週はこれを読め! SF編】因習の現世、羈束の異界、鏡映しに展開するふたつの物語
題名の『みがかヌかがみ』は、中央のヌを隔てて「みがか」と「かがみ」が対称をなしているが、作品そのものもふたつの世界が鏡像のように互いを映しあう構成だ。
2015.11.20 荻原規子、上橋菜穂子ら絶賛! 『一瞬の風になれ』著者の新作は、神社が舞台の青春ファンタジー
特別になりたい、と願ったことはありませんか?
2015.11.17 bestseller's interview 第75回 川村 元気さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2015.11.17 【今週はこれを読め! SF編】「なんでもない」に滲む不吉、不穏、不条理、不思議
シャーリイ・ジャクスンの代表作と言えば何をおいても「くじ」で、アンブローズ・ビアス「アウルクリーク橋の出来事」やサキ「開いた窓」などと並び、"奇妙な味"の愛好家なら知らぬ者はいない超有名作だ。
2015.10.30 電撃文庫『ウォーロック・プリンセス 戦争殺しの姫君と六人の家臣たち』は"戦争を殺す"者達のファンタジー戦記!!
西塔 鼎先生が執筆する電撃文庫『ウォーロック・プリンセス 戦争殺しの姫君と六人の家臣たち』の紹介記事をお届けします。
2015.10.26 【新しい図書館のカタチ】世田谷区の"本のない図書館"が開館以来、人気に。
4月に開館した「図書館カウンター二子玉川」に続き、10月16日には三軒茶屋にも図書館カウンターがオープン。
2015.10.20 【今週はこれを読め! SF編】甦る『屍者の帝国』、読み換えられる『計劃』
伊藤計劃の三作品をアニメ化する「Project Itoh」と連動し、版元をまたいでの出版企画が相次いでいる。本書もそのひとつだ。
2015.9.8 【今週はこれを読め! SF編】自由を貪る戦争か支配下の平和か。人類家畜テーマの新展開。
ロバート・チャールズ・ウィルスンは、ジョン・W・キャンベル記念賞受賞の『クロノリス--時の碑--』(2001年)、ヒューゴー賞を受賞した『時間封鎖』(2005年)を開幕篇とする三部作など、大仕掛けの「SFアイデア」と緻密な「心理描写」で定評のある人気作家だ。
2015.8.31 英スパイ小説家、秘密情報局と協力関係に 英紙報道
英紙サンデー・タイムズは30日、スパイ小説の第一人者として知られる作家のフレデリック・フォーサイス氏と英秘密情報局(MI6)が、20年以上にわたって情報交換などを通じて協力関係にあったと報じた。
2015.8.27 "第17回 エンターブレインえんため大賞"全部門の受賞作品が発表 エンターテイメント系クリエイターのプロデビューの登竜門
小説、コミックなどのエンターテイメント作品を募集するKADOKAWA主催による新人賞"エンターブレインえんため大賞"。その第17回について、応募総数1738作品の中から選考を経て、受賞作品すべてが決定した。
2015.8.20 きらら熱烈インタビュー 第124回 仁木英之さん
「こういうテイストの警察小説もあるよ」と、書店員のみなさんから読者の方に届けていただけたら嬉しいです。
2015.8.4 【今週はこれを読め! SF編】現代日本SFの幅の広さを詰めこんだショーケース
あらためて「SFはいろいろだなあ」と感じいる。「いろいろ」の幅を年刊SF傑作選のパッケージにギチっと収めてみせるのが、大森・日下コンビの慧眼と手腕だ。
2015.8.3 紫式部文学賞に佐藤愛子さんの「晩鐘」
京都府宇治市は3日、女性作家の作品を対象にした「第25回紫式部文学賞」に、佐藤愛子さん(91)の小説「晩鐘」を選んだと発表した。
2015.7.21 【今週はこれを読め! ミステリー編】『薔薇の輪』の謎にぐいぐい引っ張り込まれる!
クリスチアナ・ブランドは、謎解きミステリー好きの心をざわざわさせる作家だ。だいたい、読む前から作品の評判を聞かされるだけで心が躍ってくるのである。
2015.7.21 フリージャズ×怪奇文学朗読「朗読幻奏」ゲストに京極夏彦
日本の夏を禍々しく彩る"怪談"。2015年8月4日(火)、4回目を迎える「朗読幻奏」は、ひと味もふた味も違った怪談を堪能できる朗読公演である。
2015.7.15 『折原臨也と、夕焼けを』は人気キャラで贈る、待望の『デュラララ!!』スピンオフ!!【電撃文庫新作紹介】
成田良悟先生が執筆する電撃文庫『折原臨也と、夕焼けを』の紹介記事をお届けします。
2015.7.11 ラノベ質問状:「我もまたアルカディアにあり」 人間がみんな引きこもったら… 終末世界が舞台のSF
江波光則さんの「我もまたアルカディアにあり」のカバー
2015.7.9 有川浩の恋愛小説「植物図鑑」が三代目JSB岩田剛典&高畑充希W主演で映画化
有川浩の小説「植物図鑑」が、三木康一郎によって映画化されることが決定。岩田剛典(EXILE、三代目 J Soul Brothers)と高畑充希の2人が主演を務めることが発表された。
2015.6.17 『ゲイ短編小説集』『美少年尽くし』で知られる平凡社ライブラリーから、今度は『古典BL小説集』が出たぞ!
『ゲイ短編小説集』に『レズビアン短編小説集』、『美少年尽くし―江戸男色談義』……。難解な哲学書のイメージも強い平凡社ライブラリーから、同性愛を題材にした本がちょくちょく出ていることは気になっていたのだが、この5月にもスゴい本が出ていた。
2015.6.10 アラフォー世代の心を打つ!「俺の暮らしはどうなるんだ…」小説 【第2回「暮らしの小説大賞」受賞作が決定!】
〈暮らし〉と〈小説〉をつなぐ新しい架け橋、「暮らしの小説大賞」
2015.6.5 「最後の、大きな小説」執筆に意欲…瀬戸内寂聴さん
多くの出会い「大きな小説」に
2015.5.20 【今週はこれを読め! エンタメ編】じわじわおかしい国王と思想家の交流『ヴォルテール、ただいま参上!』
「ヴォルテールって名前、どこかで聞いた覚えがある...」と脳味噌を振り絞って思い付いた人物は、モンテスキューだった(ああ、勘違い)。
2015.4.26 【文芸時評】ファイアウォールとしての文学 5月号 早稲田大学教授・石原千秋
中村文則『迷宮』(新潮文庫)の、中村自身の書いた短い「文庫解説にかえて」の末尾が気にかかった。
2015.4.16 宮本輝さん「田園発 港行き自転車」刊行
「職人さんの手仕事を感じさせる、小物が好きなんです。ふっと見て『これ、いいなぁ』と思うものを、小説に出してみたいんですよ」
2015.4.1 「第3回角川つばさ文庫小説賞」受賞作決定!本上まなみさんからの選評も
2015年3月29日(日)に「第3回角川つばさ文庫小説賞」(主催:角川つばさ文庫小説賞実行委員会)の贈賞式が開催された。
2015.3.31 書評:狗賓童子の島 [著]飯嶋和一 - 原武史(明治学院大学教授・政治思想史)
■「辺境」から見たもう一つの維新
2015.3.29 ラノベ質問状 : 「カゲロウデイズ」 「そうやって描くのか!」という驚き
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、じん(自然の敵P)さん作、しづさんイラストの「カゲロウデイズ」です。KADOKAWAのKCG文庫編集部の屋代健さんに作品の魅力を聞きました。
2015.2.11 『あいるさん、これは経費ですか? 東京芸能会計事務所』著者 山田 真哉さん bestseller's interview 第66回
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2015.1.23 作家の読書道 第156回:沢村凜さん
架空の国を舞台にした骨太なファンタジーから、ご近所ミステリ連作集までさまざまな作風で読者を楽しませてくれている沢村凜さん。幼い頃から本好きだった沢村さん、ご自身の作品にも多分に反映されている模様。グァテマラに住んだ経験やその頃読んだ本など、貴重な体験も交えて語ってくださっています。
2015.1.21 【今週はこれを読め! エンタメ編】再生の気配に満ちあふれた物語〜新井千裕『プール葬』
最近身内が相次いで亡くなったせいで、自らの葬儀について少々考えるようになった。
2015.1.16 西加奈子さん 「文学界もプロレスのように必ず盛り上がる」 直木賞受賞会見
第152回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の料亭「新喜楽」であり、直木賞に西加奈子さん(37)の「サラバ!」(小学館)が選ばれた。
2015.1.13 【今週はこれを読め! SF編】マイノリティとしてのロボット----現実社会の依存/搾取を前景化する
vNとはコンピュータの基礎を築いた数学者フォン・ノイマンに因む符号で、作中では自己増殖する人間型ロボットをさす。
2015.1.5 電子書籍ポータルサイトが失敗したけど、大切なことに気付いたという話
個人的に2011年は、忘れられない年です。2010年(電子書籍元年)に、電子書籍の可能性に気付いてから試行錯誤をし、たどり着いたのが「ポータルサイトの開発」でした。このサイトは、「EPUB入稿オンリー」のインディーズ作家向けプラットフォームでした。
2014.12.22 きらら熱烈インタビュー 第116回 平山瑞穂さん
明治時代に実在した伝説の彫り師をモデルにドラマティックな時代小説『彫千代 Emperor of the Tattoo』を発表した平山瑞穂さん。有隣堂伊勢佐木町本店の佐伯敦子さんと、新栄堂書店サンシャインアルパ店の新井理恵さんが、新作執筆の舞台裏を探りました。
2014.12.20 ライトノベル業界初、キャラクターが"執筆活動"する新レーベル創刊
ビジネス書や自己啓発書、女性エッセイなどを出版するディスカヴァー・トゥエンティワンが来年、ライトノベルの分野へ参入。全く新しいキャラクター小説レーベル、「NOVELiDOL(ノベライドル)」を立ち上げ、5月創刊を予定している。
2014.11.28 英推理作家P.D.ジェイムズさん死去
AP通信によるとP・D・ジェイムズさん(英国の推理作家)が27日、英オックスフォードの自宅で死去、94歳。
2014.11.20 きらら熱烈インタビュー 第115回 西 加奈子さん
作家生活十周年記念作品『サラバ!』を刊行した西加奈子さん。デビュー作から西作品を応援している紀伊國屋書店新宿本店の白井恵美子さんと、三省堂書店有楽町店の新井見枝香さんが、本年度最大の感動作と呼び声も高い本書の創作秘話を訊きました。
2014.10.15 【今週はこれを読め! エンタメ編】多彩なふたり暮らしアンソロジー『この部屋で君と』
ふたり暮らしの経験は、夫と結婚して長男が生まれるまでの2年半ほどだ。
2014.9.13 志村一矢先生の最新作『モブ恋』ではギャルゲーのモブキャラ的人物たちが下克上を目指す!【電撃文庫新作紹介】
志村一矢先生が執筆する、電撃文庫『モブ恋』の紹介記事をお届けします。
2014.9.12 bestseller's interview 第62回 坂口 恭平さん
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2014.8.26 【史上初! ラノベの名言集】仕事で大切なことはラノベが教えてくれる!?
毎日、同じ仕事の繰り返し。そんな日々で、ライトノベルを読む時間は仕事のストレスを忘れられる唯一の時間という人も多いのではないだろうか。
2014.8.11 『ソードアート・オンライン』作者・川原礫先生の目標は"10年生き残る"こと! アニメ『SAOII』や新シリーズについても聞いてみた
8月から10月にかけて開催される"進化宣言! 電撃文庫FIGHTINGフェア"。電撃オンラインの特集第1回では、川原礫先生へのインタビューをお届けしていく。
2014.8.6 ゲーム実況部門など3部門を新設! 「第17回 エンターブレインえんため大賞」開催
KADOKAWA エンターブレインは、小説、コミックなどのエンターテイメント作品を募集する新人賞「第17回 エンターブレインえんため大賞」を開催。2014年8月1日より募集が開始されている。今回より新規に3部門を開設し、既存部門も大幅にリニューアルして実施する。
2014.8.3 書評:眠る魚 [著]坂東眞砂子 - 内澤旬子(文筆家・イラストレーター)
■震災後、日本と家族への葛藤
2014.7.17 MF文庫J「夏の学園祭2014」秋葉原で開催 ステージ、グッズ、展示など
KADOKAWA メディアファクトリーのMF文庫Jの人気作品が一堂に集まり一大イベントを繰り広げるMF文庫J「夏の学園祭2014」が、7月20日に東京・秋葉原で開催される。
2014.7.16 『村上海賊の娘』著者 和田竜さん bestseller's interview 第59回
出版界の最重要人物にフォーカスする『ベストセラーズインタビュー』!
2014.7.11 雑誌FRaUが「フラウ文芸大賞」「フラウマンガ大賞」発表! 今、女性が読むべき1冊とは?
人の心に残る本とは、読む者の姿を写す鏡のようであるし、未知の世界へいざなう扉のようなものでもある。
2014.7.8 【今週はこれを読め! SF編】哲学と脳科学を結ぶ宮内悠介、世界をひっくりかえす藤野可織 - 牧眞司
7冊目となる創元SF文庫の「年刊SF傑作選」。前巻まで、よくわからないがカッコよさげな四字熟語のタイトルだったが、こんかいから収録作から表題をつけるようになって、まずはめでたい。覚えやすい。
2014.7.2 ライトノベル『銃皇無尽のファフニール』アニメ化決定
ツカサさん原作・梱枝りこさんイラストのライトノベル、『銃皇無尽のファフニール』(講談社ラノベ文庫)のアニメ化が決定した。
2014.7.1 ドキドキ刺激的なTL文庫『ダークチェリー文庫』6月の新刊紹介:ダークな悲恋物語「荊の冠」ほか
今月の新刊
2014.6.20 【記者ノート】ミステリー・SF、豊かな歴史
ミステリーやSFなどジャンル小説の専門出版社・東京創元社が創立60周年を記念して、読者800人から募った同社の「ベスト1」作を公式サイトで発表している。
2014.6.10 【今週はこれを読め! SF編】懐かしいSFのたたずまい、その奥にある理不尽な状況との対峙
5篇集録の短篇集。なじみやすいアイデアや設定から展開される、懐かしい匂いがするSFばかりだ。「現代SFってサイバーなんとかとかポストなんとかとか、どうもヤヤコシくてかなわん」というむきにも、本書は安心してお薦めできる。サイバーでもポストでもなく『サムライ・ポテト』ね。
2014.5.27 【今週はこれを読め! SF編】神学と妄想との捩れ、逡巡する物語、螺旋状に深化する思索
カルト的支持も一部にあるディック晩年の問題作『ヴァリス』が新訳された。大瀧啓裕の手による旧訳にくらべ、こんかいの山形浩生訳は語り手「ぼく」の言葉づかいがずいぶんくだけており、ところどころにユーモアや皮肉がにじむ。
2014.4.16 作家の読書道 第147回:小山田浩子さん
デビュー単行本『工場』も各方面で話題となり、二冊目に収録された中編「穴」で芥川賞を受賞した小山田浩子さん。日常の光景のなかに異質なものが紛れ込む様子をユーモラスに描き出す作風は、どんな読書生活のもとで培われたのか? その時々の本や人との出会いについて語ってくださいました。
2014.4.11 著者インタビュー -窪美澄さん「よるのふくらみ」
みひろは、幼なじみの圭祐と一緒に暮らして2年。圭佑とは結婚を約束をしているが、ずっとセックスをしていない。言いようもない心の乾きに、みひろはある日、圭佑の弟である裕太と関係を持ってしまう……。
2014.3.1 『C.S.T.情報通信保安庁警備部』で電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》に輝いた十三 湊先生への制作秘話インタビュー
『C.S.T.情報通信保安庁警備部』で電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞した十三 湊先生のインタビューをお届けする。
2014.2.27 生きているのに新しい七不思議に任命!? 『僕が七不思議になったわけ』で電撃小説大賞《金賞》に輝いた小川晴央先生にインタビュー
『僕が七不思議になったわけ』で、第20回電撃小説大賞《金賞》を受賞した小川晴央先生のインタビューをお届けする。
2014.2.21 著者インタビュー -角野栄子さん「魔女の宅急便」
『魔女の宅急便』が実写映画としていよいよ公開!不屈の名作の作者、角野栄子さんに創作の裏側をうかがいました。
2014.2.20 死の運命で結ばれた少年少女を描いた怪作『水木しげ子さんと結ばれました』を執筆した真坂マサル先生にインタビュー
『水木しげ子さんと結ばれました』で、第20回電撃小説大賞《20回記念特別賞》を受賞した真坂マサル先生のインタビューをお届けする。
2014.2.17 しょこたん、作家デビュー決定! 自伝的小説『ねこのあしあと』3月27日発売
歌手や漫画家など幅広い分野で才能で知られる中川翔子が"作家デビュー"を果たすことが明らかとなった。
2014.2.17 健全な男子のための小説です! 『思春期ボーイズ×ガールズ戦争』で電撃小説大賞《銀賞》に輝いた亜紀坂圭春先生にインタビュー
『思春期ボーイズ×ガールズ戦争』で、第20回電撃小説大賞《銀賞》を受賞した亜紀坂圭春先生のインタビューをお届けする。
2014.2.16 恋に将棋に奮闘する少年を描いた『王手桂香取り!』で第20回電撃小説大賞《銀賞》を受賞した青葉優一先生にインタビュー!
『王手桂香取り!』で、第20回電撃小説大賞《銀賞》を受賞した青葉優一先生のインタビューをお届けする。
2014.2.8 好きなものをとことん突き詰めたら電撃小説大賞《大賞》に! 『ゼロから始める魔法の書』の虎走かける先生インタビュー
『ゼロから始める魔法の書』で第20回電撃小説大賞《大賞》を受賞した虎走かける先生のインタビューをお届けする。
2014.2.6 【今週はこれを読め! ミステリー編】世界初『隅の老人【完全版】』が出た!
アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ・シリーズは、後続の作家たちに多大なる影響を及ぼしたという点で、もっとも重要な探偵小説連作というべきである。
2014.1.25 沖田雅先生に新作『妖怪青春白書』についてインタビュー! 普通じゃない人たちの普通の青春を書くのは難しい?【Spot the 電撃文庫】
電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする"Spot the 電撃文庫"。第103回となる今回は、『妖怪青春白書 -雪雄くんと薫子さん-』を執筆した沖田雅先生のインタビューを掲載する。
2014.1.24 本好きたちの出会いの場? 話題のブックイベントとは
かつてこれほど頻繁にブックイベントが開催された時代があっただろうか。都会では連日連夜、トークイベントが行われ、著者との距離は近くなる一方。
2014.1.20 きらら著者インタビュー 第66回 西加奈子さん『舞台』
自分が書いたもののなかで、いちばん明るくて、未来のある本になったと思います。
2014.1.6 三田誠広さんがネットで小説を直接指導 若い世代へ文学の力伝授
芥川賞作家で武蔵野大教授の三田誠広(まさひろ)さん(65)が、インターネットサイトで一般から自作の小説を募り、直接指導する試みを始めた。
2013.12.26 【記者ノート】休止の「ファンタジーノベル大賞」
「第1回から色んな作品を選んできた。他の人に『わからん』と言われても推そうと思ったこともあった。選ぶ方も命がけ」
2013.12.25 【回顧2013】エンターテインメント小説
次代の牽引役が躍進 物語の力まざまざ
2013.12.24 電子書籍専門媒体の編集長らが2013年の電子書籍市場を総括
マイクロコンテンツ、O2O、セルフパブリッシングなどの新しい流れ
2013.12.20 きらら熱烈インタビュー 第103回 坂井希久子さん
野球小説という括りの一冊ではありますが、恋愛や家族、青春小説の要素も詰めて書きました。
2013.12.18 何でもアリのゆるキャラ界に警鐘を鳴らす問題作? 猟奇的殺人を繰り返す"殺るキャラ"とは
もはや、何をPRするにも欠かせない存在になったゆるキャラ。そんなゆるキャラブームは未だに衰える気配を見せず、テレビやラジオ出演、書籍にまで活動の幅を広げている。
2013.12.7 【話題の本】『子どもの本の海で泳いで』今江祥智著
■児童書を愛する「一作家」にエールを
2013.12.6 日本新薬こども文学賞の絵本
子どもたちへ伝えたい思いを込めた物語と絵画作品を募る「第5回日本新薬こども文学賞」で、物語部門の最優秀賞に選ばれた物語に、絵画部門の同賞受賞者が絵を描いた絵本『あめくんデビュー』=写真=が発行された。
2013.12.1 あの話題作「学園ハンサム」がついに小説化!
BLには、学園ものや職業ものだけでなく、動物や電車などの擬人化ものにSM、アラブもの……といったように、多種多様なジャンルの作品がある。
2013.11.20 きらら熱烈インタビュー 第102回
虐待をされて育った人達の記憶を上書きして、トラウマを解放してあげたい気持ちがありました。
2013.11.20 きらら熱烈インタビュー 第102回 森沢明夫さん
虐待をされて育った人達の記憶を上書きして、トラウマを解放してあげたい気持ちがありました。
2013.11.17 角川ホラー文庫20年記念作 貴志祐介さん「雀蜂」
皮肉や笑いの要素も
2013.11.11 「ノーベル文学賞」を決める根拠はどこに?
日本で毎年話題になる文学賞といえば、芥川賞と直木賞、そしてノーベル文学賞だ。
2013.11.8 公募ガイド 賞と顔 第25回 日本ファンタジーノベル大賞
古谷田奈月さん 何よりもまず作品を思い
2013.11.4 誰もが主役になれた…小説家 村松友視さん
先生という存在に近づかないようにしているタイプだったこともありますが、小学校から大学までの間で、先生として尊敬の念を抱いているのは、静岡県の清水市立岡小学校(現静岡市立清水岡小学校)5年2組の担任だった依田煕(ひろし)先生一人です。
2013.10.25 『ゴールデンタイム』ヒロインの残念美人っぷりがスゴい!
今期からアニメが始まり、10月10日には7巻が発売された『ゴールデンタイム』(駒都えーじ:イラスト/アスキー・メディアワークス)。
2013.10.18 きらら著者インタビュー 第63回 市川拓司さん『こんなにも優しい、世界の終わりかた』
視点を変えれば、最小限の労力で最大限の幸福感を見つけることはできる、という思いをこめました。
2013.10.16 【今週はこれを読め! SF編】SF史上最強のサプライズ! 太陽系エンジニアリングに秘められた驚愕の真相
ビックリ! ええっ、こんな話になるの!
2013.10.16 KDDIと幻冬舎がコラボ:作家・三崎亜記氏が新作小説『イマジナリー・ライフレポート』をブックパスで独占配信
『となり町戦争』『玉磨き』などの作品で知られる三崎亜記さんがKDDIの電子書店「ブックパス」に新作小説を独占配信。「(電子書籍について)自分では語るまいと思っていた」と話す三崎氏の目には電子書籍はどう映っているのか。
2013.9.29 【書評】『昼田とハッコウ』山崎ナオコーラ著
■異なる立場の緩やかな協働
2013.9.23 【話の肖像画】作家・島田雅彦(52)(1)作品を磨き上げていく「職人魂」
〈大学在学中にデビューを飾った"文壇のプリンス"も今年、作家生活30年の節目を迎えた。文学、そして作家という存在の現在形を語る言葉は、作風同様、批評性とユーモアに富み、深く考えさせるものがある〉
2013.9.11 ラノベだけじゃない! BOOK☆WALKERが"フロア増床"リニューアル
KADOKAWAグループのブックウォーカーが電子書店「BOOK☆WALKER」を大幅リニューアル。そのリニューアル内容とそこに込められた意図について、ブックウォーカー取締役CTOの橋場一郎氏に聞いた。
2013.9.3 こんなに当たってるとは…SF小説の巨匠アイザック・アシモフが50年前に記した未来予想図「2014年の世界博覧会」
三大SF作家のひとりに数えられる巨匠アイザック・アシモフ。
2013.8.28 ビーズログ文庫で貴方の"嫁"が見つかる! "乙女向けライトノベルが男子向けフェアをやってみた"が開催
エンターブレインが展開している乙女向けライトノベルレーベル"ビーズログ文庫"が、男子向けフェアが2013年8月下旬より開催。フェア対象店舗で対象タイトルを購入すると、ヒロインのお見合い写真風イラストカードがもらえる。
2013.8.17 みやざき文学賞、6部門作品募集
県内のアマチュア作家による優れた文芸作品に贈られる「第16回みやざき文学賞」の作品を、県芸術文化協会が募っている。小説、随筆、詩、短歌、俳句、川柳の6部門で、県内の在住者、在勤・在学者が対象。
2013.7.26 円城塔 - BOOKSCAN × 著者インタビュー
メディアの変革期、「前の方で暴れる」書き手に
2013.7.2 Google Book Search裁判、控訴審が結論「クラスアクション訴訟として認定する前にまずフェアユース面での議論を」
2005年に始まったGoogle Book Search訴訟は堂々巡りの末フェアユース論での裁判として再スタートする。
2013.7.1 BookLive、アプリ不要で電子書籍を読めるWebブラウザ版ビューワを公開 ~Macでも書籍閲覧が可能に
株式会社BookLiveは1日、電子書籍ストア「BookLive!」の電子書籍をWebブラウザで閲覧可能な「ブラウザビューア(β版)」を公開した。これにより、対応アプリが提供されていなかったMacでも、一部書籍を閲覧可能になる。
2013.6.27 山本兼一さん、永徳の煩悶描く
「アート系歴史小説」相次ぎ登場
2013.6.26 非破壊型スキャナーで自炊代行に影響は? "蔵書電子化"関係者座談会(後編)
スキャン代行業者に電子化の許諾を付与することを協議する「Myブック変換協議会(正式名称:蔵書電子化事業連絡協議会)」の代表者らによる、スキャン代行業の将来を探る座談会の後編をお届けする。
2013.6.21 きらら著者インタビュー 第58回 北山猛邦 さん『人魚姫 探偵グリムの手稿』
『人魚姫』に関しては、老若男女、ミステリを普段読んでいない人でも楽しめるものになったと思います。
2013.6.20 桐乃の想いを何とかしてやりたかった――「俺の妹」伏見つかさは今何を思う
アニメ2期も大きな反響を呼んでいる伏見つかささんの『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』。6月に発売された12巻で物語が完結したが、著者の伏見つかささんに今の心境を吐露してもらった。
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