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喪失に関連する小説ニュースまとめ

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喪失 ニュース検索結果

2021.3.31  【今週はこれを読め! エンタメ編】女たちの喪失と希望の物語〜ジュリア・フィリップス『消失の惑星』

幼い姉妹が八月の午後を過ごしている海辺の描写に、まずやられる。どちらかというと風景の描き方といったものに注意を払わない無粋な人間がそういう部分に目を留めるとき、その小説は傑作だと思って間違いない。母から妹の面倒をみるようにとの指示に倦んでいる姉と、年齢のわりには無邪気な妹。そして、足を怪我したと語る男。読者の胸にゆっくりと不穏さが忍び込んでくる。「行ってはだめだ、行くな」という我々の焦りは、彼女たちに届かない。

2020.10.29  濱口竜介が村上春樹の短編小説「ドライブ・マイ・カー」を長編映画化

「ハッピーアワー」「寝ても覚めても」の濱口竜介が、村上春樹の短編小説「ドライブ・マイ・カー」を長編映画化することが決定した。

2019.12.24  【今週はこれを読め! SF編】寄稿者の持ち味が十二分に発揮されたオリジナル・アンソロジー

創元SF短編賞出身作家を中心に編まれたオリジナル・アンソロジー《Genesis》の第二巻。第一巻『一万年の午後』(http://www.webdoku.jp/newshz/maki/2019/01/08/144902.html)と同様、ホームグラウンドだけに、寄稿者それぞれが自分の持ち味をのびのびと発揮している。

2019.10.7  【今週はこれを読め! ミステリー編】失われた人生のシークエンスを探す冒険行『戦下の淡き光』

こんなことが本当に起こりえたのかという人生の瞬間についての小説だ。

2019.10.1  【今週はこれを読め! SF編】有無を言わせぬ怒濤の展開! 正調ワイドスクリーン・バロック!

ブライアン・W・オールディスが激賞、この作品のために「ワイドスクリーン・バロック」なるサブジャンル呼称を提唱までした話題作がついに翻訳された。

2018.12.5  【今週はこれを読め! エンタメ編】かけがえのない家族と介護の物語『有村家のその日まで』

私の母が亡くなったのは3年前の元日である。認知症が出始めてから5年ほどたったところで、さらにガンも発症していた。

2018.11.28  【今週はこれを読め! エンタメ編】予想もつかない物語〜藤谷治『燃えよ、あんず』

どんな展開になっていくのか想像もつかない、という読書体験を久しぶりに味わった気がします。だいたいの小説は、読む前からどのような話なのかということは予想できるものではないでしょうか。『吾輩は猫である』→「猫が出てくるんだろうな」、『1973年のピンボール』→「1973年のピンボールの話なんだろうな」と、題名からでも見当がつくものもあります。

2018.8.25  【今週はこれを読め! ミステリー編】覚めることのない悪夢のようなミステリー『通過者』

永遠に覚めることのない悪夢を見させられているような小説だ。

2018.8.12  最後の伏線回収で"ゾワッ"『クリーピー』作者の原点、鳥肌が立つミステリー

うだるような暑さが続き、夜な夜な"ゾワッ"とくる涼しさを欲する人も増えてくる季節柄。幽霊ももちろん怖いのだが、やはりいちばん怖いのは「人」だと筆者は思う。怨念、恨み、憤り、悲哀、執着…。ある状況に置かれた人物が抱くそのような感情は、かなり危険で、悲しく、恐ろしい。

2018.4.17  【今週はこれを読め! SF編】消えてしまう過去、儚い現在、記憶のなかの世界

『プラネタリウムの外側』は連作集。有機素子コンピュータで会話プログラム(チューリングテストをクリアするレベル)を開発する南雲助教と、彼の研究室に関わるひとたちの物語だ。ITと現実感覚を結びつけたSFは数あるが、この作品はガジェット/アイデアばかりを前景化するのではなく、わたしたちが暮らしている日常、人間関係のなかで出逢う感情や感覚の地平で語られている。そこがとても新鮮だ。

2018.3.27  23年ぶりに再会した二人は恩師の死の謎に迫る…榎田ユウリ放つ感動長編『この春、とうに死んでるあなたを探して』

多様なジャンルで活躍する小説家・榎田ユウリの新刊『この春、とうに死んでるあなたを探して』が、2018年3月29日(木)に発売される。

2017.11.7  【今週はこれを読め! SF編】ズレながら重なりあういくつもの可能性世界

クリストファー・プリーストは、もはやSF作家というより現代英文学を代表する小説家のひとりといったほうがいいだろう。

2017.9.13  【今週はこれを読め! エンタメ編】不穏な影と少女たちの危うい感情〜雛倉さりえ『ジゼルの叫び』

バレエのような美麗で華やかなものとは縁遠い生活を送ってきたけれども、観客の目に映る美しさだけで語りきれない世界であることはうすうす気づいていた。

2017.7.31  お見合い相手は皇帝だった…!? 皇帝に見初められた少女が「自信を取り戻す」中華版シンデレラストーリー!

「本気になるのが怖い」――『茉莉花官吏伝 皇帝の恋心、花知らず』(石田リンネ/KADOKAWA)の主人公、晧茉莉花(こう・まつりか)は、人並み以上の「記憶力」を持っていながらも、目立つことを嫌い、常に一線を引いている後宮の女官だ。

2017.7.16  小椋さん、角秋さん 喜び 「とっとり文学賞」表彰式

「第4回とっとり文学賞」(新日本海新聞社・政経レポート主催、中央印刷特別協賛)の表彰式が15日、鳥取市富安2丁目の新日本海新聞社であり、文学賞に輝いた松江市の小椋麻美さん(24)ら受賞者が喜びを新たにした。

2017.6.8  謎多き作家ボストン・テランインタビュー

『神は銃弾』『音もなく少女は』といった傑作で日本で多くのファンを獲得しているボストン・テラン。

2017.4.25  SUNDAY LIBRARY:著者インタビュー 窪美澄 『やめるときも、すこやかなるときも』

傷口を広げて見せるような物語は今の時代に合わないのだと思う

2017.2.24  村上春樹さん4年ぶり長編小説が発売 午前0時から書店にファン

小説家・村上春樹さんの4年ぶりとなる長編小説が、24日から書店に並び、午前0時から販売を始めた書店には、いち早く買い求めようと熱心な読者が集まりました。

2017.2.14  【今週はこれを読め! SF編】愛の根拠としての死、愛に意味づけられる死

つかいまことは第3回ハヤカワSFコンテストに投じた『世界の涯ての夏』が佳作となりデビューした新鋭。

2017.1.31  死んでしまった少年と、傷つき続ける少女と。出逢えないはずだったふたりのめぐり逢いがもたらす、柔らかで力強い再生の物語『リンドウにさよならを』

リンドウという花に、そう馴染みのない人も多いのではないか。かつては日常に寄り添う花として親しまれたものの、いまでは見かけることも少なくなってしまったあの青い花だ。花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」。そんな花の名をタイトルに冠した本作は、特異な状況のなかで物語の幕が上がる。主人公がすでに死んでいるのだ。

2016.11.22  【今週はこれを読め! SF編】伊藤典夫ブランドが存分に堪能できる一冊

「伊藤典夫翻訳SF傑作選」と謳われた一冊。SFのアンソロジーにはさまざまな趣向のものがあるけれど、訳者名をブランドとして押しだしているのは珍しい。

2016.10.27  【エンタメ小説月評】自他と闘う若者の音楽愛

ただただ引き込まれ、圧倒された。登場人物らが織りなす人間模様に、物語が与えてくれる高揚感に、そして、言葉では表しがたいものを見事に書き切った文章に。

2016.9.27  【今週はこれを読め! SF編】神話空間としてのジャングル、知性と引き替えの不死

冒頭に掲げられているのはAP通信の記事(1995年3月19日付)で、「有名科学者、性的虐待の容疑」とセンセーショナルな見出しがついている。著名人のスキャンダルは珍しくないが、この記事にはとりわけ目を引く内容がふたつ含まれている。

2016.9.17  【話題の本】小説『君の名は。』新海誠著  喪失感に抗う切ない物語

6月18日に初版が発売されるや約3カ月で16刷、累計発行部数87万部(9月12日時点)に到達したファンタジー小説の大ベストセラー。

2016.8.22  青春歌舞伎小説『カブキブ!』アニメ化決定に「心を揺さぶってくる大好きな作品! 絶対見るぞ!」とファン大興奮

ボーイズラブ小説やライトノベル、ホラー作品など様々な分野で活躍する作家・榎田(えだ)ユウリの大人気小説『カブキブ!』がアニメ化されることが決定した。

2016.7.28  「多くは言わん。ただただ感無量」ライトノベルの金字塔『ゼロの使い魔』遂に最終22巻発売決定!

2013年に逝去したヤマグチノボルの大人気ライトノベル『ゼロの使い魔』シリーズの最終22巻が、2017年2月24日(金)に発売されることが決定した。

2016.7.20  【今週はこれを読め! SF編】発表媒体も含め新しい試みがおこなわれつつある短篇SFの現在

年刊日本SF傑作選の九巻目。2015年に発表された短篇SFのなかから注目作を選んでいる。

2016.7.19  【今週はこれを読め! SF編】発表媒体も含め新しい試みがおこなわれつつある短篇SFの現在

年刊日本SF傑作選の九巻目。2015年に発表された短篇SFのなかから注目作を選んでいる。

2016.7.1  湊かなえさんの新作小説 城崎温泉街限定で販売

作家の湊かなえさん(兵庫県洲本市在住)が、豊岡市城崎町の城崎温泉街を舞台に執筆した新作小説「城崎へかえる」が1日、同温泉街限定で発売された。

2016.6.8  【今週はこれを読め! エンタメ編】アイデアと奥深さが詰まった傑作集『ショートショートの缶詰』

星新一のショートショートとともに中学高校時代を過ごした身としては、星氏の逝去後ずっと「もうショートショートって読めないのかなあ...」という喪失感を抱えていた。

2016.5.24  【今週はこれを読め! SF編】似ているところと似ていないところ、愛の理由、人類進化のかたち

その町ではひとは工場でつくられる。食料も工場でつくる。食料とはひと以外の、動物や植物だ。夫は工場で働き、妻は子どもを育てる。わたしはいままでに二回結婚して、ゆうに五十人の子どもを育ててきた。そのうち名前を覚えているのは十五人ほどだが。

2016.3.21  作家の夏樹静子さん死去 「蒸発」「Wの悲劇」 77歳

「蒸発」「Wの悲劇」などの推理小説で知られる作家の夏樹静子(なつき・しずこ、本名出光静子〈いでみつ・しずこ〉)さんが19日午前3時10分、心不全のため福岡市内で死去した。

2016.2.19  第67回読売文学賞、6氏に贈賞式

第67回読売文学賞の贈賞式が19日、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれた。

2015.12.27  電撃文庫『一〇八星伝 天破夢幻のヴァルキュリア』は108人の処女たちとともに乱世を生き抜くファンタジー戦記!

逢巳花堂先生が執筆する電撃文庫『一〇八星伝 天破夢幻のヴァルキュリア』の紹介記事をお届けします。

2015.12.11  「小説」が愛おしくなる『本をめぐる物語 小説よ、永遠に』 副題に込められた意味とは?

『ダ・ヴィンチ』に連載していた「本をめぐる短編」から誕生したアンソロジーの第3弾。「小説よ、永遠に」という祈りのような副題をつけたのにはわけがある。

2015.12.7  「読んで欲しい一文をあえて書かない」 作家ら「文学の学校」で講義 ゲストの村上春樹さんも創作論披露

福島県郡山市出身の作家、古川日出男さん(49)が中心となって東日本大震災の被災地で開く「ただようまなびや 文学の学校」が11月28、29日に郡山市であった。「肉声、肉筆、そして本」をテーマに、第一線の作家ら7人が小説や翻訳、批評などの講座を行い、県内外の約200人が参加した。

2015.11.10  【今週はこれを読め! SF編】迷宮のごとき〈鷲の巣〉に託す最後の希望、そして果てなき絶望

『鷲の巣』はカヴァンの代表作『氷』の十年前に発表されている。『氷』では権力者が君臨する迷宮じみた〈高い館〉が描かれたが、本書は〈管理者〉を頂点とする〈鷲の巣〉が舞台となる。

2015.10.27  【今週はこれを読め! SF編】自足した孤独の《八世界》、いまヴァーリイの眼で世界を見る

ジョン・ヴァーリイは1970年代半ばにアメリカSF界に華々しく登場し、あまりタイムラグなく日本へも紹介された。

2015.9.26  "書店ゼロ市町村"が全国に332も! 理由はオリジナリティの喪失?

電子書籍やインターネット書店など、本の購入に"足"を必要としなくなって久しい。

2015.8.20  『バリアクラッカー 神の盾の光と影』は若き異端審問官が挑むゴシック・ミステリー【電撃文庫新作紹介】

囲恭之介先生が執筆する電撃文庫『バリアクラッカー 神の盾の光と影』の紹介記事をお届けします。

2015.8.20  『美少女とは、斬る事と見つけたり』は可憐な殺人鬼が繰り広げる本格異能バトル【電撃文庫新作紹介】

入間人間先生が執筆する電撃文庫『美少女とは、斬る事と見つけたり』の紹介記事をお届けします。

2015.7.8  『スカイフォール 機械人形と流浪者』は無機質なドール系美少女好きにオススメな空創ファンタジー!【電撃文庫新作紹介】

石川 湊先生が執筆する電撃文庫『スカイフォール 機械人形と流浪者』の紹介記事をお届けします。

2015.7.8  書店、出版社が図書館向け電子書籍貸出サービスへ望むこと

「第22回東京国際ブックフェア」で1日、日本電子図書館サービス(JDLS)の公開セミナー「電子書籍の新たな形!? 出版社が期待する電子図書館サービスの役割について」が行われた。

2015.6.25  編集部より | MF文庫J 『ゼロの使い魔』

『ゼロの使い魔』続巻刊行によせて

2015.5.19  【今週はこれを読め! SF編】大きい世界を映す小さな言葉の粒、妙なるアイデア、巧みなプロット

ジーン・ウルフの第二短篇集。ちょっと変わったタイトルは、各収録作がなんらかの「日」----祝祭日もあれば狩猟解禁日みたいなものもある----に対応しているからだ。

2015.5.13  井上ひさしさんしのぶ 「吉里吉里忌2015」

今、生きていたら何を語るか

2015.2.20  きらら熱烈インタビュー 第118回 柴崎竜人 さん

大人になっても孤独であることに変わりはない。大人の孤独を癒せる方法を、この小説で提示しました。

2015.2.6  運命に翻弄される男女の悲喜劇を描く 谷崎の『痴人の愛』に挑んだ衝撃作

残酷な性犯罪者の顔と人も羨む紳士の顔を併せ持つ男と、彼に魅せられた男の異色の恋愛を描いたピカレスク小説『ジェントルマン』。

2015.1.10  『17番目のヒッグス 異次元世界の若き王』は時空を超えるヒロイック・ファンタジー【電撃文庫新作紹介】

弘前 龍先生が執筆する、電撃文庫『17番目のヒッグス 異次元世界の若き王』の紹介記事をお届けします。

2014.12.31  読書委員が選ぶ「2014年の3冊」<下>

評・松山巖(評論家・作家)

2014.12.27  [回顧2014]エンターテインメント小説…際立つベテランの力

エンターテインメント小説では、ベテランの底力に改めて触れる年となった。

2014.12.17  沢木耕太郎さん、「阿佐田哲也」への追悼小説

沢木耕太郎さん(67)の長編小説『波の音が消えるまで』(新潮社、上下巻)はバカラを通じ、博奕(ばくち)の極限を追い求める若者を描く。

2014.11.6  恋愛小説としても、超極上! 西尾維新初心者、ミステリー入門者にもオススメしたい、「最初の1冊」

伝奇ミステリーとキャラクター小説の面白さを融合させた、西尾維新の〈物語〉シリーズが全18巻で完結を迎えた。間髪入れずに開幕した新シリーズはなんと、探偵小説だ。

2014.11.3  村上春樹さん:単独インタビュー 「孤絶」超え、理想主義へ

作家の村上春樹さんが、5年ぶりに本紙の単独インタビューに応じた。

2014.9.15  「本にコメント」するコンテスト、29歳に大賞

神奈川県内の書店関係者有志が今年創設した「神奈川本大賞」の受賞者が、「異邦の騎士 改訂完全版」(島田荘司)のコメントを書いた川崎市宮前区の家貞さん(ペンネーム)(29)に決まった。

2014.8.2  編集者との書簡など150点 小樽文学館で中城ふみ子展

【小樽】小樽にゆかりのある歌人中城ふみ子の没後60年に合わせた企画展が1日、市立小樽文学館(色内1)で始まった。中城の原稿や遺品、担当編集者だった中井英夫との書簡など約150点が展示されている。

2014.7.4  『精霊使いの剣舞』『RAILWARS!』『人生』 7月放送のラノベ原作アニメ特集 その2

こんにちは。毎週楽しみにしていたアニメが、ことごとく最終回を迎えて、感動と喪失感でいっぱいの愛咲です。もう『ご注文はうさぎですか?』で、こころぴょんぴょん出来ないなんて……。

2014.6.30  『文芸誌編集実記』 寺田博著 評・尾崎真理子(本社編集委員)

戦後派、第三の新人、内向の世代の作家を束ね、よしもとばななや角田光代をデビューに導いた編集者、寺田博(2010年没)を出版界で知らぬ者はいないだろう。

2014.6.19  【エンタメ小説月評】未来に希望つなぐため

先入観、あるいはイメージ。

2014.6.13  長編「夜は終わらない」を刊行…星野智幸さん

星野版「千夜一夜物語」

2014.6.3  【今週はこれを読め! SF編】動物たちのの物語、心の神話、声の寓話

キジ・ジョンスンは米国SFの注目株。1960年生まれ、88年デビューだから若手とは呼べないが、脚光を浴びるようになったのは2000年代に入ってからで、とくに2009年以降は毎年のようにメジャーなSF賞を射止めている。その彼女の日本で初めての単行本が、この『霧に橋を架ける』だ。オリジナル編集で11篇が収録されている。

2014.5.27  翻訳家・村岡花子 多彩な顔

大衆に身近な知識人

2014.5.26  【今週はこれを読め! ミステリー編】"カリブ海のメグレ"を目指す!『ネルーダ事件』

ミステリーは治安の良い民主主義国家のみで発展しうる娯楽である、という説がある。

2014.5.14  伊集院静さん、「愚者」の友情と生きる矜持

これは、友情の物語だ。伊集院静さん(64)の長編小説『愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない』(集英社)。社会の枠に収まらない男たちとの交わりの中で、人が生きる矜持(きょうじ)を描いた。

2014.5.12  最新作『女のいない男たち』は村上春樹の原点ともいえる短編集

村上春樹の最新作『女のいない男たち』が、4月18日に発売された。発売日時点で発行部数は30万部に達し、村上作品発売時に恒例と化している深夜のカウントダウン・イベントを催した書店もあった。

2014.4.28  【 完全】さよならプンプン【ネタバレ】浅野いにおインタビュー

一番みじめでイヤな終わり方を、トゥルーエンドにしたかった。

2014.4.27  【予告編】ジェイク・ギレンホールが一人二役! ノーベル文学賞作家が描く究極ミステリー

ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホールがW主演で贈るクライムサスペンス『プリズナーズ』(5月3日公開)、第83回アカデミー外国語映画賞にノミネートされた『灼熱の魂』('10)で世界中から反響を集めたカナダ人監督ドゥニ・ヴィルヌーヴの最新作『複製された男』。

2014.4.19  池田小菊の未発表小説"発掘" 志賀直哉に師事した作家 奈良

文豪・志賀直哉に師事した奈良の女性作家、池田小菊(1892~1967年)が執筆した未発表小説「ナハロフカ(無能者)」の草稿を奈良女子大の講師が"発掘"し、奈良市の市民団体「白樺(しらかば)サロンの会」の会誌「りずむ」に掲載した。

2014.4.18  きらら熱烈インタビュー 第107回 樋口直哉さん

この作品を通して、僕たちが進む世界の先はずっと広いということを伝えたいです

2014.4.4  プロセスが大事!? 女性向け官能小説って、男性向けとどう違うの?

近年、女性の"性"が開かれつつある。女性スタッフだけで制作される女性向けAVメーカー「SILK LABO」が注目を浴び、人気男優の"エロメン"一徹はいまやテレビにも出演するほど。2013年には「TENGA」の女性版である「iroha」という自慰グッズも発売された。

2014.3.25  東京国際文芸フェスティバル、参加3氏に聞く

国内や海外の文学関係者らが参加し、東京国際文芸フェスティバル(日本財団主催)が2月28日~3月9日、東京都内で開かれた。

2014.3.20  「半沢直樹」の池井戸潤作品が2作ランクイン! 4月スタートドラマ 原作小説売上ベスト5

『2014年はこのドラマがくる! 1月からの新作ドラマ 原作小説売上ベスト5』というランキング記事で1位に輝いた、テレビ東京『三匹のおっさん』は平均視聴率12・6%を記録。

2014.3.8  東日本大震災から3年―小説家が描くさまざまな「鎮魂と再生」のかたちとは?

東日本大震災発生から丸3年が経とうとしている。

2014.1.25  130巻で未完――「グイン・サーガ」続編刊行

「栗本薫」自分流で継承

2014.1.22  ノーベル賞作家 ル・クレジオさん、東大で講演 読者自身を変える小説の力

自身の多様なルーツや旅を糧に多彩な作品を生み、「彷徨(ほうこう)の作家」とも呼ばれる仏出身のノーベル賞作家、J・M・G・ル・クレジオさん(73)。

2013.12.31  これだけは押さえておきたい! 2013年電子書籍レビュー人気作品ベスト5 (小説・エッセイ編)

早いもので大晦日、あとは除夜の鐘を待つのみ! 2013年は、ドラマ『半沢直樹』のヒットを受け原作本「半沢直樹」シリーズが飛ぶように売れた年でした。

2013.12.27  【エンタメ小説月評】「宝物」のような物語

この半月ほど、ずっと考えていた。どうすれば、彩瀬(あやせ)まる『骨を彩る』(幻冬舎)を、一人でも多くの人に手に取ってもらえるかと。

2013.12.20  きらら著者インタビュー 第65回 彩瀬まるさん『骨を彩る』

「骨」という言葉の意味合いは、読み手がいちばんしっくりくる捉え方をしてもらえたら。

2013.11.25  【エンタメ小説月評】愛、美容…女心揺さぶる

「あなたはあなたが連れてきた。嵐の日だった」

2013.11.5  SUNDAY LIBRARY:INTERVIEW 山本文緒

◇寄せては返す人の心に迷いながら流されながら

2013.11.3  【文芸月評】「あらゆる手」使う新人

人間や生の本質に迫る

2013.10.27  [夕鶴]辺見じゅんさん、文学館開館前に無念

富山市出身の作家で歌人の辺見じゅんさんが、同市に昨年7月開館した県立「高志(こし)の国文学館」の館長就任を目前に亡くなって2年が過ぎた。

2013.7.16  【書評】聖痕 [著]筒井康隆

■明るいニヒリズムの喪失譚

2013.6.23  今週の本棚:江國香織・評 『愛の夢とか』=川上未映子・著

◇植物にも似た言葉が生む、しずかな奇蹟

2013.6.20  過酷な未来世界 業に迫る…宮内悠介さん

デビュー作『盤上の夜』で直木賞候補や日本SF大賞に選ばれ、高評価が相次いだ作家・宮内悠介さん(34)。待望の新作『ヨハネスブルグの天使たち』(早川書房)は、この世界の病理を、都市とロボットを媒介にあぶり出す。

2013.6.18  【ブンコに訊け】「黒い雨」が「姪の結婚」?

こころ、鼻、雪国。こんな単語を並べても、だからどうしたの、と思う人は多いだろう。それが漱石『こころ』、芥川『鼻』、川端康成『雪国』となると、にわかに名作らしくなる。不思議なことだ。

2013.6.14  藤原竜也 : 伊集院静さん演じる 自伝的小説「いねむり先生」SPドラマ化

直木賞作家・伊集院静さんの自伝的ベストセラー小説「いねむり先生」が今秋スペシャルドラマ化されることになり、俳優の藤原竜也さんが主演することが14日、明らかになった。

2013.5.31  佐伯一麦が私小説2作 震災・身体の喪失と向き合う

失うことと、どう向き合えばいいのか。作家の佐伯一麦(53)が、東日本大震災を挟んで書き継いだ二つの小説で語っている。住まいの仙台市で震災に直面した私小説家は、震災の喪失感も作品に織り込んだ。

2013.5.27  【書評】『はだかんぼうたち』 江國香織著

評・角田光代(作家)

2013.5.20  【書評】『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上春樹著

評・橋爪大三郎(社会学者)、宇野重規(政治学者・東京大教授)

2013.5.17  三代目JSB、日本初!小説に主題歌

7人組ダンス&ボーカルグループ、三代目J Soul Brothersが、日本の音楽史上初めて、小説の主題歌を担当することが16日、分かった。作詞家小竹正人氏の小説デビュー作「空に住む」(講談社)の主題歌「空に住む~Living in your sky~」で、6月1日に同書+CDのセット(1600円)で発売(書店のみ)される。

2013.4.24  アーバンギャルド松永天馬「S-Fマガジン」で小説家デビュー

明日4月25日に刊行される早川書房の文芸誌「S-Fマガジン」6月号に、松永天馬(アーバンギャルド)の小説家としてのデビュー作「死んでれら、灰をかぶれ」が掲載される。

2013.4.17  もう読みましたか ハルキの新作 面白い!? 拍子抜け!?

12日に発売された村上春樹さん(64)の新作『色彩を持たない多崎(たざき)つくると、彼の巡礼の年』(文芸春秋)の反響が広がっている。

2013.4.17  面白い?拍子抜け? 「ハルキスト」は話題の新作をどう読んだのか

12日に発売された村上春樹さん(64)の新作『色彩を持たない多崎(たざき)つくると、彼の巡礼の年』(文芸春秋)の反響が広がっている。

2013.4.10  SUNDAY LIBRARY:INTERVIEW 江國香織

◇失いたくないものたちを記憶のなかでそっと守る

2013.4.7  書評:双頭の船 [著]池澤夏樹 - 赤坂真理(作家)

■桁外れの喪失に 言葉与える格闘

2013.4.4  Interview:姜尚中 2作目の小説『心』刊行 息子の死と向き合って

政治学者の姜尚中(カンサンジュン)さんの小説『心』(集英社、1260円)が5日、刊行される。小説は3年ぶり2作目。前作『母−オモニ−』は実母をモデルにしたが、今回の作品は、4年前に一人息子を26歳で亡くした喪失感が影を落としている。今春、東京大を退職し、埼玉県の聖学院大に移った姜さんに作品の背景を聞いた。

2013.4.1  クリエイター発の小説がスマッシュヒット!"震災"がカギ?

クリエイターの書いた小説が、ヒットしている。

2013.3.24  【書評】『スタッキング可能』松田青子著

文字による超現実的絵画

2013.3.19  きらら熱烈インタビュー 第94回 加藤千恵さん

書店員さんとはお互い相乗効果でWin‐Winで進んでいければいいなと思っています。

2013.3.18  【本の話をしよう】「天翔る」作家 村山由佳さん 馬と限界に挑戦する「エンデュランス」通して

≪生とまっすぐに向きあう少女≫ 「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズなど、恋愛小説の名手として絶大な人気を誇る作家、村山由佳さん(48)。3月19日に刊行される最新長編「天翔(あまかけ)る」は、「エンデュランス」という馬術競技に出会った一人の少女と、彼女を見守る大人たちの物語だ。厳しく、優しく、温かく。北海道の牧場を舞台に、喪失を抱えた人々の傷と再生を鮮やかに描き出す。

2013.3.11  『銀の十字架とドラキュリア』まるごと1冊無料公開キャンペーン開催

富士見書房は、期間限定企画として、「一冊まるごと無料試し読み企画!~第3弾~」を実施している。3月11日から18日まで、十月ユウの学園妖魔ラブコメ『銀の十字架とドラキュリア』の第1巻が無料で公開されている。

2013.2.25  【書評】『(霊媒の話より)題未定 安部公房初期短編集』 安部公房著

評・橋爪大三郎(社会学者・東京工業大教授) 時代の良質なのぞき窓

2013.2.25  第3回Twitter文学賞国内全投票結果

有効投票数:646

2013.2.20  きらら熱烈インタビュー 第93回 飛鳥井千砂さん

読者でもあり、本を届けてくださる書店員さんは、作家にとって不思議な存在。みなさんのことがいつも気になっています。

2013.2.16  『ラグナロク』の安井健太郎,7年ぶりの新刊! 「放課後ライトノベル」第129回は謎と陰謀渦巻く『アークIX』で命がけの戦いを

先日,年下の友人に「『gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーーズ)』第4話冒頭の元ネタが何か,分からなかった」と言われてショックを隠せない。「ダッダーン!! ボヨヨンボヨヨン!」って言えば,何のことかみんな分かるよね? ね……?

2013.2.13  三田文学新人賞に媛さん

当選作は、媛ひめるさん(42)の小説『塔はそこにある』。

2013.1.8  BLのヤクザは新種!? 人気のヤクザBLその魅力のヒミツ

極道やヤクザと聞くと、どういったイメージを抱くだろうか? パンチパーマにサングラスをかけ、派手なスーツを着た強面の男だったり、何かと因縁をつけてきて、恫喝してくる凶暴な人たち……できれば、一生かかわり合いにはなりたくない人が思い浮かぶだろう。しかし、なぜかBL界においては、これでもかというほどヤクザや極道が溢れかえっている。そこで、今回はそれほどまでに人気がある彼らやヤクザものの魅力を探ってみようと思う。

2012.12.24  【回顧 平成24年】文芸 現実と対峙 小説の力

歴史たどり、自らの足元照らす 師走の大型書店で、カルチャー総合誌「ブルータス」(マガジンハウス)の12月15日号が異彩を放っていた。〈一度きりの文芸誌〉と銘打ち、目次は文芸誌と同じ観音開き。出版社の垣根を越えて計8誌が協力し、伊坂幸太郎さん(41)や舞城王太郎さん(39)らの単行本未収録作品など11編を掲載する。

2012.12.19  作家の読書道 第132回:池井戸潤さん

すべての働く人を元気にさせるエンターテインメント作品を発表し続け、昨年『下町ロケット』で直木賞に輝いた池井戸潤さん。幼い頃から「みんなが元気になる小説が書けたら」と思っていたのだとか。

2012.12.17  【2012文芸回顧】にじみ出る命の尊さ

震災後の世界を問う ◆文芸 東日本大震災から1年が過ぎた3月、日本が特別招待国となった書籍展「サロン・デュ・リーブル」がパリで開かれた。震災についてシンポジウムで聞かれた角田光代さんは、このように語った。

2012.12.13  著者インタビュー:いまこの時代に生きるということ−−「冷血」 高村薫さんに聞く

■合田雄一郎シリーズ最新刊 「レディ・ジョーカー」の刊行から15年、合田雄一郎シリーズ最新刊「冷血」(上下各1680円、毎日新聞社刊)が発売され、出版界で大きな話題を呼んでいる。どのような思いで本作に向き合ったのか、著者の高村薫さんに語ってもらった。

2012.11.30  あの「BL界の芥川賞」作品が枠を超えて一般文庫に!

かつてダ・ヴィンチ本誌でも「BL界の芥川賞」と称された名作が、ついにBLの枠を超えて登場した。この秋、講談社文庫から発売された『箱の中』は、2006年に刊行された木原音瀬の『箱の中』 と『檻の外』(草間さかえ:イラスト/蒼竜社)の表題作を1冊にまとめたもの。

2012.11.30  震災後の文学語る、谷崎賞の高橋源一郎さん

第48回谷崎潤一郎賞を受賞した作家の高橋源一郎さん(61)の記念講演会「震災と文学」(兵庫県芦屋市、中央公論新社、読売新聞社主催)が29日、芦屋市の芦屋ルナ・ホールで開かれた=写真=。高橋さんは、東日本大震災の前後で日本の作家に生じた作風の変化と、谷崎作品との関係について話し、ファンら約280人が聞き入った。

2012.11.20  『64』は私にとって直球ど真ん中の作品です

7年ぶりの新作が話題の作家、横山秀夫氏に聞く

2012.11.20  きらら熱烈インタビュー 第90回 桜庭 一樹さん

この小説ではリアリズムの目盛りを二次元寄りにして、死について触れても怖くならないように意識しています。

2012.11.5  【さくら荘のペットな創作者たち】小説『さくら荘のペットな彼女』の原作者・鴨志田一先生にいろいろとお話を聞いてみた!

10月8日を皮切りに、各地で放送がスタートしたTVアニメ『さくら荘のペットな彼女』。その連続インタビュー企画"さくら荘のペットな創作者たち"をお届けしていく。

2012.10.6  【Spot the 電撃文庫】終わった世界で生きる2人の少女を描いた『世界の終わり、素晴らしき日々より』の一二三スイ先生インタビュー

電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする"Spot the 電撃文庫"。第54回となる今回は、『世界の終わり、素晴らしき日々より』を執筆した一二三(ひふみ)スイ先生のインタビューを掲載する。

2012.9.24  「若い人」たちの健闘を祈っている〜SF作家・神林長平インタヴュー:WIREDジャパニーズSFスペシャル【1】

「THE FUTURE IS JAPANESE : ポスト伊藤計劃/ポスト3.11のジャパニーズSF」と題し、「ジャパニーズSF」をフィーチャーした『WIRED』VOL.5。その特集内の作家・神林長平へのインタヴューを全文掲載。伊藤計劃作品への回答『いま集合的無意識を、』を書いた思いから、3.11後の日本、読者に伝えたいこと、氏が考えるSNSやデジタルテクノロジーを語る。若者へのメッセージは身が引き締まること間違いなし。

2012.9.16  村上春樹が世界を魅了し続ける理由 ベスト5

出版不況が叫ばれる中で、単なるベストセラーという枠を超えてまさに社会現象と言える存在となった、村上春樹の最新長編『1Q84』。単行本(全3冊)は累計約386万部を売り上げ、今年に入って全6巻が刊行された文庫版もすでに累計360万部超が発行される空前の大ヒットを記録。さらに本作は30以上の言語で翻訳出版され、その世界観に魅了された愛読者は日本のみならず世界中に広がっている。

2012.9.10  村上春樹の長編小説、人気TOP5を発表!

『ダ・ヴィンチ』10月号では、作家・村上春樹の巻頭特集を組んでいる。 特集では、同誌読者と一般の村上春樹ファン844人を対象にアンケートを実施。村上春樹の長編小説全12作品から人気TOP5を選出した。

2012.8.27  【本の話をしよう】「最果てアーケード」作家 小川洋子さん

≪死者たちの痕跡を書き残したかった≫ 遺髪で編み上げられたレース。亡き老詩人の勲章。「さよなら」とだけ書かれた古い絵葉書-。小川洋子さん(50)の最新刊「最果てアーケード」に登場するのは、あまりにも美しく、切ない記憶のかけらたちだ。

2012.8.6  【書評】『冥土めぐり』 鹿島田真希著

評・尾崎真理子(本社編集委員) 斜陽描く芥川賞受賞作 芥川賞の受賞作は、作家の可能性を示すと同時に、できればこの時代を知る手がかりであってほしい。その点、今夏選ばれた「冥土めぐり」は、この国の斜陽がどれほど濃い影を人々の心に落としているか。如実に映し出している。

2012.6.1  きらら著者インタビュー 飴村 行さん『粘膜戦士』

あの時代、日本人はメンツを大事にしていた。自分の意思ではどうしようもないものを表してみたかったです。 グロテスクな描写と意外な展開、ブラックな笑いをちりばめて読者を吸引する飴村行さんの粘膜シリーズ。第二弾の『粘膜蜥蜴』は日本推理作家協会賞を受賞、新しいホラーエンタメとして注目を集めている。第四弾の『粘膜戦士』は驚きのつまった短編集。この不可思議な世界はどのようにして生み出されているのか。

2012.5.29  【文芸月評】緩やかな衰退の空気

こどもの日に合わせた総務省の発表では、日本の15歳未満の推計人口は1665万人で31年連続の減少だった。1億2765万の人口は少子化で、2060年に8674万人になるとの推計もある。

2012.3.4  第1回ポプラ社小説新人賞授賞式

一昨年の第5回をもって終了したポプラ社小説大賞(賞金2千万円)の後継として、昨年生まれたポプラ社小説新人賞(賞金200万円)の第1回授賞式が2月24日、東京・大京町のポプラ社で行われた。

2012.2.17  "9.11文学の金字塔"が映画化『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

今週は、求めるものを手に入れるため行動する主人公の体験を通じて、人生の意味を考える契機を観客にもたらしてくれる話題の新作映画2本を紹介したい。

2012.2.9  「一般意志2.0」が橋下市長の"独裁"を止める?―現代思想家、東浩紀インタビュー

―仮にいますぐ「一般意志2.0」を体現するシステムが実現して、一つの地方自治体で導入することが可能になったとします。その場合、東市長なり東区長として政治を行うという可能性はありますか?

2012.1.14  谷川俊太郎さんら17人、震災アンソロジー出版

谷川俊太郎、池澤夏樹、角田光代の各氏ら国内外の文学者17人が執筆した東日本大震災をテーマとするアンソロジー(作品集)が、2月出版される。

2011.12.24  あまりに壮大なスペースオペラ。「放課後ライトノベル」第73回は『天冥の標』で果てなき宇宙の歴史を目撃すべし

間もなく2011年も終わろうとしているが,今年も本当にいろいろなことがあった。忘れられない震災に始まり,スティーブ・ジョブズをはじめとする多くの著名人の逝去。サッカー女子ワールドカップでの日本代表チームの優勝。「魔法少女まどか☆マギカ」が話題になったこと。「TIGER & BUNNY」が話題になったことも。

2011.12.3  【Spot the 電撃文庫】"一途な妹"と"何をされてもいい妹"ならどっちを選ぶ? 『妹ホーム』の柏葉空十郎先生インタビュー!

電撃文庫で活躍する作家陣へのメールインタビューをお届けしていく"Spot the 電撃文庫"。第15回となる今回は、『妹(マイ)ホーム』の作者・柏葉空十郎先生のインタビューを掲載する。

2011.6.9  著者インタビュー - 伊集院静さん『いねむり先生』

闘病200日にして突然やってきた妻の死。やりきれない思いを抱えるまま、サブローはギャンブルと酒におぼれ心身ともにボロボロの状態に。そんなサブローの前に現れた小説家にしてギャンブラーである「先生」。サブローを競輪の「旅打ち」に誘った先生は、不思議な温かさでサブローを包み込んでいく――。

2010.10.30  ロシア編ついに決着! 「放課後ライトノベル」第16回は『とある魔術の禁書目録22』で科学と魔術が正面衝突

あれ? 今気づいたけど,この「放課後ライトノベル」っていう連載タイトル,もしかして「放課後ティータイム」のパクリ? 「けいおん!!」終わっちゃったけどどうすんの,これ? もう劇場版まであずにゃんをペロペロできないんだよ? 流行に合わせて「Panty & Stocking with Lightnovel」とかに変える? まったく意味が分からないけど,放課後ライトノベルってタイトルでも十分意味分かんないから大丈夫なんだよ!

2010.9.18  このライトノベルは本当にすごい? 「放課後ライトノベル」第10回は,「このラノ大賞」大賞受賞作『ランジーン×コード』を紹介

今やアニメやマンガ,ゲームにならぶオタク系コンテンツの一つとなったライトノベル。ここ数年,毎年いくつもの作品がアニメ化されているが,もちろんそれ以外にも多数の作品が刊行されており,その数は年間で1000作品近くにも及ぶ。レーベルも10を軽く超えてなお増え続けており,面白い本を求める読者にとっては「時間がない」「お金がない」と嬉しい悲鳴を上げる状態が続いている。

2010.1.1  きらら熱烈インタビュー 第54回  野中ともそさん

「実家の廊下の片隅にある穴に入ったら、前に住んでいた場所へ繋がる」という奇妙な夢をよく見ていました。 本誌で連載した小説「ジョーハツ野郎とぴしゃんちゃん」をこのほど「ぴしゃんちゃん」というタイトルで上梓したばかりの野中ともそさん。自ら描いたイラストも掲載され、とても素晴らしい仕上がりの作品となっている。

2009.6.1  きらら熱烈インタビュー 第47回 橋本 紡さん

常にライトユーザーを増やしていかないと未来がない。読書というのはエンターテインメントであるべきです。 ライトノベルから一般小説に活躍の場を移してなおも多くの読者を獲得している橋本紡さん。

2008.4.24  著者インタビュー - 湯本香樹実さん『くまとやまねこ』

明日も、あさってもことりといっしょの朝が来る――そう信じていたのに突然、最愛の友だちをなくしたくまは、ひとり暗闇に閉じこもってしまいます。ところがある日、いいお天気の朝がきて……。大切な記憶、かけがえのない時間を瑞々しく描いた作品で人気を集める作家の湯本香樹実さんが、絵本『くまとやまねこ』を上梓。絵本作家・酒井駒子さんとの初のコラボレーションによって生まれたこの絵本について、湯本さんに伺いました。

2001.1.1  インタビュー 作家「黒井千次」

「自分の内部に長く眠っていたもの」、「単なる懐旧とも感傷とも違う何か――、それでいて反撥や拒絶を覚えるには温か過ぎる厄介な何か」、「その何かが過去の分厚い扉の向うに封じ込められているのではなく、まだ生殺しのまま地上を這い廻っている」――。

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