和田 竜(わだ りょう、1969年12月 - )は、日本の脚本家、小説家。大阪府生まれ、広島県広島市育ち。
大阪で生まれ、生後3ヶ月から広島県広島市安佐南区川内で育つ。広島市立川内小学校を経て広島市立城南中学校2年の時に東京に引越す。綾瀬はるかは小中学の後輩。歴史に興味を持ったのは大学時代、「自分の名前の元ネタの人の小説でも読むか」と司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を手にしたのが切っ掛け。
大学卒業後、番組制作会社泉放送制作に就職。『愛していると言ってくれ』、『理想の結婚』など様々なドラマのADを経験したが、現場のスピード感に馴染めず3年で退職。その後は繊維・ファッション業界専門の新聞社に転職。
2003年12月、業界紙記者のかたわら執筆したオリジナル脚本『忍ぶの城』で第29回城戸賞に入選。
2007年11月、『忍ぶの城』を自ら小説化、『のぼうの城』として出版。明瞭で痛快にテンポよく進む時代物で、従来とはテイストが異なる"ニューウェーブ時代小説"の旗手として脚光を浴びる。
2008年、『のぼうの城』で第139回直木三十五賞候補。第14回中山義秀文学賞候補。
2009年、『忍びの国』で第30回吉川英治文学新人賞候補。『のぼうの城』で2009年本屋大賞候補。
2010年、『小太郎の左腕』で第23回山本周五郎賞候補。
2012年、『のぼうの城』が野村萬斎主演で映画化。原作者の和田が自ら脚本を担当した。
2013年、『村上海賊の娘』で週刊朝日「2013年 歴史・時代小説ベスト10」第1位。
2014年、『村上海賊の娘』で第35回吉川英治文学新人賞、2014年本屋大賞、第8回親鸞賞をそれぞれ受賞。第27回山本周五郎賞候補。
2017年、『忍びの国』が大野智(嵐)主演で映画化。再び和田が脚本を担当。
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