村上 政彦(むらかみ まさひこ、1958年8月23日 - )は、日本の小説家。
三重県生まれ、1987年に「純愛」で海燕新人文学賞受賞(同時受賞者は吉本ばなな)。『ドライヴしない?』で1990年下半期芥川賞候補、『ナイスボール』で1991年上半期、『青空』で同年下半期、『量子のベルカント』で1992年上半期、『分界線』で1993年上半期と、計5回芥川賞候補となる。『ナイスボール』を原作とした映画『あ、春』が、相米慎二監督、佐藤浩市主演で1998年に制作された。
某文芸誌の長編に専念するが、テーマが国家論だったため、資料調べにほぼ10年を費やす。執筆には7年かかり、2019年にようやく完成した。その間、『蜜蜂の軍隊』(文學界)、『陽炎の島』(同)の他には、小説に手を出さなかった。2019年から『季刊文科』に短篇連作『結交姉妹』を連載。2020年、『陽炎の島』に大幅な加筆をして、長篇『台湾聖母』として刊行した。
日本文藝家協会常務理事(財務委員長)。日本ペンクラブ会員。文化庁文化審議会国語分科会委員。ムラマサ小説道場主宰。
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