中脇 初枝(なかわき はつえ、1974年1月1日 - )は日本の小説家、児童文学作家。
徳島県の山間部の祖谷(現・三好市)に生まれ、2歳の時から高知県中村市(現・四万十市)で育つ。
高知県立中村高等学校在学中の1991年に高知新聞紙上でたまたま募集記事を見かけて応募した第2回坊っちゃん文学賞にて『魚のように』により大賞を受賞、17歳で小説家としてデビューした。同作は1993年3月に新潮社より刊行され、あわせてNHKによりテレビドラマ化された。
小学6年生の時に柳田國男『遠野物語』を読んで民俗学者を強く志し。日本民俗学を専攻し。『祈祷師の娘』は2005年の第52回産経児童出版文化賞推薦を受賞した。
2012年、児童虐待をテーマとした『きみはいい子』は書店員の支持を受けて5万部を超えるヒット作となり、2013年に第28回坪田譲治文学賞を受賞。同作は2015年に映画化され、第37回モスクワ国際映画祭・コンペティション部門でNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)、第7回TAMA映画賞で最優秀作品賞を受賞した。
2014年、『わたしをみつけて』が第27回山本周五郎賞候補となり。2016年、『世界の果てのこどもたち』が第37回吉川英治文学新人賞候補となり、第13回本屋大賞で3位となった。2023年、『伝言』が第14回山田風太郎賞の候補となった。
創作活動の傍らで民話・昔話の研究を続け、子供向けの絵本や昔話の再話を執筆。また、昔話の語りをライフワークとしている。
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