支倉 凍砂(はせくら いすな、1982年12月27日 - )は、日本の男性小説家、ライトノベル作家。千葉県出身。日本推理作家協会会員。
14歳の頃から小説を書き始め、16歳の頃から文学賞に応募し始める。山内進『北の十字軍』やジャン・ファヴィエ|fr|Jean Favier『金と香辛料』、阿部謹也『ドイツ中世後期の世界』『中世の星の下で』等に触発され、立教大学に通う傍らで『狼と香辛料』の執筆を始める。
2005年に『狼と香辛料』で第12回電撃小説大賞銀賞を受賞し、2006年2月に同作品でデビューを果たす。同作品はシリーズ化され、『このライトノベルがすごい! 2007』にて、新人ながら作品部門第1位を獲得した。2007年11月、『狼と香辛料』が小梅けいと作画でコミカライズされる。2008年1月、アニメ化される。
2009年9月、原作を担当した『ビリオネアガール』が桂明日香作画で漫画連載開始。
2011年2月、『狼と香辛料XVI 太陽の金貨(下)』にてシリーズ完結(同書「あとがき」による)。2011年7月発刊の『狼と香辛料XVI Epilogue』で後日談が描かれている。
2011年8月に『WORLD END ECONOMiCA Episode.1』頒布、2012年8月に『WORLD END ECONOMiCA Episode.2』頒布、2013年8月に『WORLD END ECONOMiCA Episode.3』頒布。同シリーズは小説版の『I』が2014年12月に刊行。さらにアニメ化を支援するクラウドファンディングが2019年11月にCAMPFIRE運営のサイトで始まり、880人が目標の約4倍の2000万円近くを寄付。
2012年7月、『マグダラで眠れ』を発刊。翌2013年3月に、同作にて第2回ラノベ好き書店員大賞を受賞。同年9月に有坂あこ作画でコミカライズされる。2014年8月、その過去を描いたスピンオフ作品『少女は書架の海で眠る』が松風水蓮作画で漫画連載開始(2015年2月に小説版も刊行)。
2016年9月、『狼と香辛料』続編の『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙』発刊。『狼と香辛料』の短編集『狼と香辛料XVIII Spring Log』を発刊。
2016年12月、コミックマーケット91にてVRアニメ作品『Project LUX』を頒布。その後、SteamとOculusStoreでの販売を開始。
2018年7月、VRアニメ作品『狼と香辛料VR』の制作開始を発表。
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