門前 典之|もんぜん のりゆき|1957年 - は日本の小説家、推理作家。山口県下関市生まれ。熊本大学工学部建築学科卒業。2001年、『建築屍材』(「人を喰らう建物」を改題)で東京創元社主催の第11回鮎川哲也賞を受賞しデビューした。受賞後のエッセイでは、「理性においても感性においても、あっと驚かせる本格推理小説を書く」ことが究極の目標だとしている。2020年、新作『エンデンジャード・トリック』を発表。
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死の命題 (新風舎、1997年9月、ISBN 978-4-797-40345-9)
*舞子悦司名義で投稿し、第7回鮎川哲也賞最終候補になった本格推理長編「啞吼の輪廻」(あくのりんね)を改題し自主出版したもの。選考会で選考委員の鮎川哲也はこの作品を1位に推したものの、他の選考委員の賛同を得られなかった。
建築屍材 (東京創元社、2001年9月、ISBN 978-4-488-02356-0)
*第11回鮎川哲也賞受賞作、「人を喰らう建物」改題。
浮遊封館 (原書房 ミステリー・リーグ、2008年7月、ISBN 978-4-562-04171-8)
屍の命題(原書房 ミステリー・リーグ、2010年2月、ISBN 978-4-562-04554-9)
*「死の命題」を改題・改稿したもの。
灰王家の怪人 (南雲堂 本格ミステリー・ワールド・スペシャル、2011年6月、ISBN 978-4-523-26502-3)
首なし男と踊る生首(原書房 ミステリー・リーグ、2015年3月、ISBN 978-4-562-05146-5)
エンデンジャード・トリック(南雲堂 本格ミステリー・ワールド・スペシャル、2020年2月、ISBN 978-4-523-26591-7)
*2020年12月に発売された、「2021本格ミステリ・ベスト10」にランクイン。
卵の中の刺殺体――世界最小の密室(南雲堂 本格ミステリー・ワールド・スペシャル、2021年12月、ISBN 978-4-523-26605-1)
友が消えた夏 終わらない探偵物語(光文社文庫、2023年2月、ISBN 978-4-334-79483-5)
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