唯川 恵(ゆいかわ けい、1955年2月1日 - )は、日本の小説家である。本名は宮武泰子。
石川県金沢市ライトノベル・フロントライン1桜町に生まれ、金沢市立兼六中学校、石川県立金沢錦丘高等学校を経て、金沢女子短期大学(現金沢学院短期大学)を卒業。その後地元の銀行に就職し、短大専攻が情報処理だったので、コンピュータルームに配属され、10年のOL生活を経験する。25、6歳からいろんな習い事などをするが、どれも長続きせず、続けていた日記から小説を書いてみようという気になったという。
1984年、29歳の時に『海色の午後』で集英社第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビューするライトノベル・フロントライン1。
1997年、ホラー的色調の濃い『めまい』、サスペンス小説『刹那に似てせつなく』で書評家らから高評価を得て注目された。
数々の恋愛小説を発表後、2001年、46歳で『肩ごしの恋人』にて第126回直木賞を受賞ライトノベル・フロントライン1。
45歳で結婚と同時にセント・バーナード犬を飼い始め、2004年、48歳の時に東京から軽井沢に移住する。
48歳ごろから「女性の人生を追ってみたい」という思いが強くなり、『淳子のてっぺん』は田部井淳子をモデルに書き上げた長編小説としてその思いが込められている。因みに『淳子のてっぺん』は唯川の作品では初めて実在の人物をモデルにした作品である。
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