柄刀 一|つかとう はじめ|1959年2月2日。北海道札幌開成高等学校、専門学校札幌デザイナー学院卒業。日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員。ペンネームはジョン・ディクスン・カーに由来する。北海道日本ハムファイターズのファンである。
専門学校卒業後、フリーターとして配管工など多くの職業を経験しながら20年近く投稿生活を続ける。
1994年、鮎川哲也が編集長を務める公募短編アンソロジー『本格推理3』に「密室の矢」が採用される。本格推理シリーズにはその後も「逆密室の夕べ」「ケンタウロスの殺人」の2編が採用された(これら3編はのちに『OZの迷宮 ケンタウロスの殺人』にまとめられた)。
1997年、『3000年の密室』で第8回鮎川哲也賞の最終候補作に残る。受賞は逃したが選考委員をしていた有栖川有栖らの推薦を受けて、1998年、同作で小説家デビューする。デビュー後に刊行された『サタンの僧院』はメフィスト賞に投稿した作品である。
2007年に発表した長編『密室キングダム』は、高校卒業に前後して書き上げた初めての長編推理小説を大幅に改稿したものである。同作はその年の「本格ミステリ・ベスト10」で第3位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第10位、「このミステリーがすごい!」で第16位と高く評価された。
2011年に『2012本格ミステリ・ベスト10』のなかで発表された「2001-2010 新世紀『本格短編ミステリ』オールベスト・ランキング」では、「ゴーレムの檻」が第6位に、「アリア系銀河鉄道」が第16位にランクインしている。
2013年から2015年まで、本格ミステリ作家クラブの監事をつとめる。
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