三咲 光郎|みさき みつお|1959年 - は、日本の小説家、推理作家。
大阪府岸和田市生まれ。1983年、関西学院大学文学部日本文学科を卒業する。1993年、『大正暮色』で大阪府堺市が主催する第5回堺自由都市文学賞を受賞する。1998年、『大正四年の狙撃手|スナイパー』で文藝春秋が主催する第78回オール讀物新人賞を受賞する。2001年、『群蝶の空』で公益財団法人日本文学振興会が主催する第8回松本清張賞を受賞する。2018年、岸ノ里玉夫名義の『奥州ゆきを抄』で仙台短編文学賞実行委員会が主催する第1回仙台短編文学賞を受賞する。2020年、羽衣乙次郎名義の『売国奴スタア』が論創社が主催する第1回論創社ミステリ選賞に入選する。2022年、『刻まれし者の名は』で論創ミステリ大賞選考委員会が主催する論創社創業50周年記念・論創ミステリ大賞を受賞する。
自身のブログで、「おまえが専念するジャンルは何だ、と問われると、近代小説、レトロ小説、ネオ時代小説、と勝手に自称しているジャンルを挙げる。時代小説の枠を、大正、昭和にまでひろげた小説ジャンルである。しかし、30年続けても、ここは未だに、ブルーオーシャン。」といい、また、「私が思い描いているのは、たとえば、昨今は書店に行くと「時代小説」専用の棚があって多くの作家のさまざまな作品が並んでいる、まさにああいった状況で、大正から昭和前期を舞台にした「時代小説」を、多くの作家が書き、たくさんの読者が手に取って楽しむ、という広がり方なのです。」と述べている。 職場の同僚だった小説家の吉村萬壱に、「君の作風だと文學界新人賞が良いよ」とアドバイスしたことがあり、後に吉村は第92回文學界新人賞、第129回芥川賞を受賞している。
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