鳥羽 亮|とば りょう|1946年8月31日日本文藝家協会|2023|p=85 - は、日本の小説家・作家。埼玉県出身。本名、鳥羽 貴徳(とりば たかのり)日本文藝家協会|2023|p=85。
1946年、埼玉県秩父郡野上町(現・長瀞町)に生まれる。埼玉大学教育学部卒業。1968年、埼玉県越谷市立増林小学校に教師として赴任。同小学校の同僚と結婚。1990年『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞(阿部陽一の『フェニックスの弔鐘』と2作同時受賞)。応募前は小学校教員と教育関連の仕事についていた(1996年の時点では教頭であった)。その後、サスペンス・推理小説として『探偵事務所』シリーズ(角川書店刊)や『警視庁捜査一課南平班』(講談社刊)シリーズなどがある。剣豪小説にミステリーの要素を加えた『三鬼の剣』から時代小説を書き始めた。宮本武蔵や柳生十兵衛などの実在の剣豪を描いた作品のほか、狩谷唐十郎(『鬼哭の剣』シリーズ)、島田宗五郎(『天保剣鬼伝』シリーズ)、蓮見宗二郎(『深川群狼伝』シリーズ)、毬谷直二郎(『三鬼の剣』、『隠猿の剣』等)などの架空の剣豪ヒーローを多数生み出しており、近年では『剣客春秋』シリーズ、『闇の用心棒』シリーズ、『八丁堀剣客同心』シリーズ、『まろほし銀次捕物帳』シリーズ、『はぐれ長屋の用心棒』シリーズ、『首売り長屋日月譚』シリーズ、『剣客同心 鬼隼人』シリーズ、『流想十郎蝴蝶剣』シリーズ、『御助宿控帳』シリーズ、『隠目付江戸日記』シリーズ、『影与力嵐八九郎』シリーズ、『剣客旗本奮闘記』シリーズ、『影目付仕置帳』シリーズ、『火盗改鬼与力』シリーズ、『子連れ侍平十郎』シリーズ、『わけあり円十朗江戸暦』シリーズ、『さむらい』シリーズ、『八丁堀吟味帳』(鬼彦組)シリーズなど、剣術(秘剣)ミステリーや、江戸時代の絆と人情の厚さ(町人の長屋、武士の組屋敷などの生活環境のつながりによる人情)を描いた作品も書いている。また、時代推理小説として『波之助推理日記』シリーズがある。2007年6月には、著書100冊突破を記念して、『剣豪たちの関ヶ原』を出版した。2012年に第1回歴史時代作家クラブ賞のシリーズ賞を受賞。2017年2月下旬の時点で、著作数は300冊を超えている。
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