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中村航

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経歴

中村 航(なかむら こう、1969年11月23日 - )は、日本の小説家・作詞家・音楽プロデューサー・実業家。岐阜県大垣市出身。VTuber事務所「Mi→RiSE」代表、ステキコンテンツ合同会社代表も務める。
大垣市立北中学校、岐阜県立大垣北高等学校、芝浦工業大学工学部工業経営学科卒業)に就職し、エンジニアとして働く、友人に勧められて小説を書きはじめる。執筆活動に専念するため、1999年、29歳の時に退社。執筆することを中心に考え、合間に塾で勉強を教えたり、引っ越しをするなど、とにかく生活を変えていた。2002年、31歳の時に『リレキショ』で第39回文藝賞を受賞しデビュー。2004年、『ぐるぐるまわるすべり台』で第26回野間文芸新人賞受賞。2006年に第6回スーパーダッシュ小説新人賞選考委員、2007年に第2回日本ケータイ小説大賞選考委員を務めた。
子供の頃に読んだ児童小説に影響を受け、ほかに影響を受けた作家に椎名誠、村上春樹、吉本ばなな、江國香織、角田光代を挙げているイラストレーターの宮尾和孝によるものが大半であり、作品によっては章の扉や作中にもイラストを手がけている。一部作品、別名義、共著、シリーズ、アンソロジーでは装画イラストから外れることがあるが、「奇跡」や「デビクロくんの恋と魔法」などのように文庫版の表紙や作中イラストのみで採用されることもある。
中村は自身が描く登場人物を「劇団員」に例えている。作品によって名前や性別は違っても、核には共通したものを持っており、例として『リレキショ』に登場する「山崎さん」と『絶対、最強の恋のうた』に登場する「木戸さん」は名前や性別は違うが核にあるものは同じである。
2015年より、ブシロードが企画するメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』プロジェクトの原作・ストーリー原案を務め、世界観やキャラクター設定、原作小説の執筆、メディアミックス作品の原作・ストーリー原案、作中楽曲の作詞などを担当している。起用理由は中村の著書である『ぐるぐるまわるすべり台』を読んだブシロードの編集者が中村を推薦したことによる。ストーリーにおいて主人公たちが高校に入学してから音楽をはじめ、数か月をかけてバンドを結成し、質屋でギターを購入してメンバーと蔵でバンド練習をしていた点などは中村の実体験をもとにしている。また、プロジェクトにて作詞も担当することに対して中村は、「もともとは、作詞・作曲経験しかない人間が小説を書きはじめた。だから、『BanG Dream!』プロジェクトでは、小説家が詞を書いているのではなく、作詞家が小説を書いているというほうが近いと思うことがある」と語っている。
中村は『BanG Dream!』プロジェクト以外のブシロードコンテンツにも多数起用されるようになり、『from ARGONAVIS』でも同じくストーリー原案と作詞を担当するほか、『D4DJ』ではストーリー原案・楽曲作詞のほか、作中のユニットの一つ、『Lyrical Lily』の音楽プロデューサーも担当している。
2016年に自ら代表を務める出版社として「ステキコンテンツ合同会社」を設立。2020年には同社を母体とする小説投稿サイト「ステキブンゲイ」、小説・漫画レーベル「ステキブックス」を発足させている。
2021年6月14日、VTuber事務所「Mi→RiSE」代表となる。
2023年7月より、コンテスト・創作情報サイト「Koubo」にて、自身が提唱する、独自の「書き方」フォーマットを使用した、「プロットだけ」を募集する企画を連載している。

受賞歴

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