北原 亞以子(きたはら あいこ、本名:高野美枝、1938年1月20日 - 2013年3月12日)は、日本の小説家。
東京・新橋の祖父からの椅子専門の洋家具職人の家に生まれる。4歳で父が南方戦地で戦死し、6歳の1944年(昭和19年)11月30日に空襲で生家が焼失し、7歳で終戦を迎える。千葉県立千葉第二高等学校卒業。高校のころから小説家を希望し、石油会社でOLをしながら書き続ける。
28歳の時に同人誌「文藝首都」。翌1969年、同誌に発表した『ママは知らなかったのよ』で第1回新潮新人賞を受賞。同作は、人気作家の処女作でありながら唯一の現代小説ということもあり、死後の2016年まで単行本収録されなかった。同年、『粉雪舞う』が司馬遼太郎に賞され、第12回小説現代新人賞佳作を受賞。
以後は、勤務先を変えつつ、年1、2回「小説現代」や「小説新潮」に短篇を発表するが。
しかし、写真スタジオに事務員として勤務していた40歳のとき誘われ、もう一つの憧れだったコピーライターとして広告制作会社に入社して、生活が安定してから、時代小説に本格的に分野を移し、作家として再デビューして、1988年単行本『小説春日局』、『歳三からの伝言』を初めて出版する。この時は、新人賞から、ほぼ20年たっていた、シリーズ化される。それから5年後1993年に『恋忘れ草』で第109回直木三十五賞を受賞する。1997年から始まった『慶次郎縁側日記』は人気シリーズとなり、NHKで高橋英樹主演で断続的にドラマ化された。
2011年心臓病の悪化で入院、手術後の復帰インタビューで余命が少ないことを述べていた。
2013年3月12日、東京都内の病院で心筋梗塞のため死去。1938|1|20|2013|3|12。
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