坂東 眞砂子(ばんどう まさこ、1958年3月30日 - 2014年1月27日)は、日本の小説家。ジャンクロード・ミッシェルとの共同執筆による筆名に梟森 南溟(ふくもり なんめい)がある。
高知県高岡郡佐川町生まれ。土佐高等学校、奈良女子大学家政学部住居学科卒業。イタリアに留学し、ミラノ工科大学やブレラ美術学院でインテリアデザインを学ぶ。帰国後は、フリーライターを経て、寺村輝夫の主催する童話作家育成雑誌「のん」で認められ、児童向けファンタジー小説で作家としてデビューする。後に一般小説に転向する。ホラー小説と呼ばれるジャンルの作品も多いが、「死」と「性」を主題とした作品が特徴である。
タヒチ(仏領ポリネシア)に在住し、家庭菜園で自足自給する生活を送っていたが、イタリアのリド島(リード・ディ・ヴェネツィア)に在住後、故郷の高知に戻り、2009年6月にイタリアンカフェをオープンさせた。
「20世紀末から21世紀初頭の日本人の前向きな実感は食欲と性欲しかないのではないか」と指摘。著書『愛を笑いとばす女たち』の中で、「『すべての男は、私だけに夢中になってほしい』どんな女も、心の中にはこんな願望を抱えている」「つつましい女は『すべての』とはいわないで、『せめて一人の』と言い換えるだろうが大差はない」と語る。
2013年に舌癌が見つかり、治療を受けていたが、2014年1月27日午前11時13分、高知県高知市の病院で死去した。1958|3|30|2014|1|27。
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