森見 登美彦(もりみ とみひこ、1979年1月6日 - )は、日本の小説家。
『太陽の塔』(2003年)でデビュー。多くの作品の舞台が京都で、独特の妄想的な虚構世界を小気味のよい筆致で描き、読者を引き込む。作品に『夜は短し歩けよ乙女』(2006年)、『宵山万華鏡』(2009年)、『夜行』(2016年)など。
奈良県生駒市出身。奈良市在住。在学中は体育会のライフル射撃部に所属した。
小学校2、3年の時に、友人と作った紙芝居がきっかけで、原稿用紙に小説を書くようになり、高校生で小説家を目指す。大学時代に、小説を書く基礎として日本の近代文学を多く読書し、表現などに影響がある。2003年、在学中に執筆した『太陽の塔』で第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞して、小説家デビュー。2006年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞し、 第137回直木賞(2007年上期)候補、2007年第4回本屋大賞(2位)に選定される。しばらくは国立国会図書館職員との兼業作家として執筆活動を続けていた。やがて国会図書館を退職して専業作家となるが、連載を抱えすぎて行き詰まり、2011年8月にすべてを休載して故郷の奈良に帰る。その後、1 - 2年に1冊のペースで単行本化されていなかった作品や中断していた作品を大幅に書き直しながら刊行した。何作品かはそのまま中断した。『熱帯』は、「小説とは何か」という観点が大きくなり、2018年11月刊行された。3回目の直木賞候補作となり、第6回高校生直木賞を受賞。本人は『熱帯』の完成をもって2011年の全休載の後始末は終了したとしている。
2006年には会社の枠を超えた書店員有志による応援団「まなみ組」が結成されており、独自の販売促進が行われている。オリジナルの販促グッズ等が用意され、フリーペーパー(『夜は短し歩けよ乙女』『【新釈】走れメロス 他四篇』:まなみ組加入書店員の勤務書店店頭にて無料配布、非売)も発行されている。
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