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宮部みゆき

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経歴

宮部 みゆき|みやべ みゆき|1960年〈昭和35年〉12月23日江東区生まれ。日本推理作家協会会員。
2001年時点で日本SF作家クラブ会員だったが、2024年10月時点では会員名簿に名前がない。
OL、法律事務所、東京ガス集金課勤務の後、小説家になる。1987年(昭和62年)、「我らが隣人の犯罪」でデビューする。以後、『龍は眠る』(日本推理作家協会賞受賞)『火車』(山本周五郎賞受賞)『理由』(直木賞受賞)『模倣犯』(毎日出版文化賞特別賞受賞)などのミステリー小説や、『本所深川ふしぎ草紙』(吉川英治文学新人賞受賞)『ぼんくら』などの時代小説で人気作家となる。ファンタジーやジュブナイルものの作品も執筆している。雑誌幻影城ファンクラブ「怪の会」元会員。
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1960年(昭和35年)12月23日、東京都江東区深川のサラリーマン家庭に生まれる。母方の祖父は木場の川並職人、父親も職人的な仕事に就いていた。深川の下町で代を重ねてきた母方で数えると、宮部の代で4代目に当たる。宮部は、小説家デビューを果たした後もこの町で部屋を借りて仕事場にしている(※少なくとも1998年頃まで)。
小学校2年生の時、父が買ってくれた『杜子春』を1日で読み終えてしまった。その後は移動図書館で様々な本を借りて読むようになり、『人形の家』ルーマー・ゴッデンや『ドリトル先生』シリーズは愛読書になった。
また、父から落語や講談の怪談噺を聞かされて育っている。父はテレビ時代劇も大好きで、一家にはNHK大河ドラマを観る習慣があったので、みゆき自身もファンになり、特に中学校1年生の時(1973年/昭和48年)は戦国時代を舞台にした『国盗り物語』に夢中になった。本放送だけでなく週末の再放送まで観たのはもちろんで、この番組を通して複雑な人間関係や時代背景、そして戦国時代の基礎知識を学習した。1979年(昭和54年)のNHK大河ドラマ『草燃える』では、鎌倉時代について学習する機会を得た。また、父に倣って原作の時代小説を読み、永井路子のファンになって、永井の他作品も読んでいる。山本周五郎の『赤ひげ診療譚』と他の小説も同様の経緯で読んだ歴史街道 2002年5月号group="注"|きっかけのドラマは、1972年(昭和47年)から1973年(昭和48年)まで放送された『赤ひげ』。一方、母は映画好きで、ハリウッドの黄金期の映画、例えば『恐怖の報酬』『鳥』『サイコ』などの話を、子供の頃のみゆきに語り聞かせてきたオール讀物 2013年8月号という。ビデオテープレコーダが一般家庭に普及する以前の話である。
学校図書館で借りた『世界の名作怪奇館シリーズ』に夢中になったのも、中学生の頃であった。また、中学時代から高校時代にかけて、英米の怪奇小説にはまり、『幻想と怪奇』(ハヤカワ・ポケット・ミステリ)、『怪奇小説傑作集』(創元推理文庫)、アンソロジー『怪奇と幻想』(角川文庫)、荒俣宏・紀田順一郎監修の『怪奇幻想の文学』シリーズ(新人物往来社)などを、公立図書館で借りて読んだ。
小・中学校ではずっと、作文で褒められたことがなかった。小学校4年生の時など、読書感想文を「感想でなく本の宣伝文だ」として手直しするよう先生から指示されてしまっている。しかし、高校3年生の時の担任であった国語教師からは、「宮部は人に読ませようとして書いているから、小説家やライターになれるかも知れない。」と、初めて褒められた浅田|宮部|2005|loc=啖呵切るご先祖様ぞ道標(宮部みゆき)という。

受賞歴

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