トップページ > 最新小説ニュース > 2012年10月下旬の小説ニュース

2012年10月下旬の小説ニュース(外部リンク)

2012年10月下旬の小説に関係するニュースへのリンク集です。新人賞情報に限りません。
文学、エンターテイメント等、ジャンルは問いません。また、電子書籍端末について等、小説限定の話題でなくとも出版に関するものは含みます。
更新情報をTwitterでつぶやいていますので、よければフォローくださいませ。
 

2012.10.31(水)

お弁当競争がここまで激化! 半額弁当をめぐるバトルとは

最近は、スーパーやコンビニでもお弁当の価格戦争が勃発している。以前は300円台で買えるお弁当なんてほとんどなかったが、今では300円台ですら高いほう。西友やイオングループのスーパーでは200円台のお弁当が当たり前になるほどだ。

恐怖と哀愁の男祭り『男たちの怪談百物語』イベント開催

男性作家10名による怪談オムニバス作品『男たちの怪談百物語』の刊行を記念して、2012年12月1日(土)東京カルチャーカルチャーにて『男たちの怪談百物語』刊行記念 男だらけの怪談祭り!と題してイベントが開催される。

文学の風情漂う 三鷹中央通り商店会 地元密着で細やかな触れ合い

JR三鷹駅南口を出てすぐにある協同組合三鷹中央通り商店会(東京都三鷹市)。350メートルほどの通りに約120店舗が軒を連ねる。大手のスーパーマーケットなどもあるが、地域に密着した専門店が多い。また、三鷹は山本有三、武者小路実篤、三木露風、太宰治、亀井勝一郎といった文学者が愛した街としても知られる。4基のモニュメントが建てられるなど、文学の風情漂う街でもある。

11/1(木)、全世界6300万部突破の大ヒット官能小説がいよいよ日本発売

早川書房は11月1日(木)、世界で6300万部を超える大ベストセラーの邦訳『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(上・下)(E.L.ジェイムズ:著、池田真紀子:訳)を、新シリーズ「リヴィエラ」の第1弾として初版各5万部で発売する。

さくら荘のペットな彼女 : 人気ラノベがPSPとPS Vitaでゲーム化

テレビアニメが放送中の人気ライトノベル「さくら荘のペットな彼女」(電撃文庫)がPSPとPS Vita向けにゲーム化され、13年1月24日に発売されることになった。プレーヤーは主人公・神田空太となり、ゲームを制作してコンテスト優勝を目指しながら、ヒロインとの恋愛を楽しめる。

ネット利用者の"リアル書店離れ"、実は中年世代で顕著

アイ・エム・ジェイが「日常生活におけるデジタル化」に関するネットリサーチ結果を発表。年齢が高まるにつれ本をオンラインで購入する割合が高い傾向が見られ、50代で最も割合が高かった。

東燃ゼネラル児童文化賞に加古里子さん

日本の児童文化の発展(はってん)、向上に貢献(こうけん)した個人、団体に贈(おく)られる2012年度の「東燃(とうねん)ゼネラル児童文化賞(しょう)」(旧(きゅう)・エクソンモービル児童文化賞)は、絵本作家で児童問題研究家の加古里子(かこさとし)さん(86)が受賞した。

直木賞作家の藤本義一さん死去 「11PM」司会でも人気

直木賞作家でテレビ番組「11PM」の司会でも知られた藤本義一(ふじもと・ぎいち、本名=藤本義一=ふじもと・よしかず)さんが30日午後、肺がんのため亡くなった。79歳だった。

1人当たりの本の貸し出し 過去最多に

国民1人が1年間に図書館で借りた本や雑誌の数は5.4冊と、昭和49年度に統計を取り始めてから最も多くなったことが、文部科学省の調査で分かりました。

人気のSM小説が映画化 主演・壇蜜さんを直撃!

この秋、話題を呼んでいる映画の一つといえば、人気グラビアアイドルの壇蜜さんがフルヌードを公開、体当たりで濡れ場を演じている『私の奴隷になりなさい』(11月3日ロードショー)だろう。

文芸批評、気鋭の意欲作続々

文芸批評に元気のない時代だと言われる。しかし、今秋は気鋭の書き手の意欲作が目立つ。

辻村深月のanan連載小説「ハケンアニメ!」挿絵はCLAMP

本日10月31日に発売されたanan1830号(マガジンハウス)にて、辻村深月の連載小説「ハケンアニメ!」がスタート。挿絵をCLAMPが手がけている。

2012.10.30(火)

新潮社、講座事業を立ち上げ

来年1月から一般の人々を対象に「新潮講座」を開始する。「読む、書く、見る、知る」をキーワードにした教育講座。講師は同社の現役編集者をはじめ、第一線で活躍する専門家で、入会金はとらないのが特長。

最後まで耐えられる? アニメ『新世界より』、驚愕の"鬱"展開度

現在アニメが放送されている『新世界より』。1000年後の日本を舞台に人々が"呪力"と呼ばれる超能力を手にした世界が描かれているSF作品だ。

「エリュシオン」ライトノベルコンテスト応募作品が500作品を突破!

毎年、各レーベルが新人賞を開催していることは周知のこと。

中央公論新社が統一ロゴマーク

中央公論新社は、全社統一のロゴマーク=写真=を作成した。ロゴは、ギリシャ文字「Ф(ファイ)」と、創業年である「1886」を組み合わせたデザイン。「Ф」は哲学(philosophy)や物理学(physics)に使われているアルファベットの「ph」にあたる子音で、中央公論の頭文字「中」にも見える。

伊藤整文学賞、2014年の第25回で終了へ

伊藤整(せい)文学賞を主催する北海道小樽市の「伊藤整文学賞の会」は30日、同賞を2014年の第25回を最後に終了すると発表した。

少年社長と3姉妹の同居生活描くラノベ、ブレイドでマンガ化

本日10月30日に発売された月刊コミックブレイド12月号(マッグガーデン)にて、七条剛のライトノベル「うちの居候が世界を掌握している!」のコミカライズ連載がスタートした。作画を手がけるのは、い~どぅ~。

米ランダムハウスと英ペンギン合併、出版世界最大手へ。デジタル化に対応

ドイツのメディア大手ベルテルスマンと英 ピアソンは、それぞれが保有する出版社Random House (米) と Penguin Books (英) の合併について合意に達したと発表しました。世界最大の出版社となる合併後の会社名は「Penguin Random House」、ペンギンランダムハウス。取り引きの完了は当局のお許しを経て2013年後半になる見込み。

2012.10.29(月)

電子図書館 14年度に開設 札幌市中央図書館

札幌市中央図書館は道内で初めて、インターネットを活用して電子書籍の閲覧や貸し出しをする電子図書館を2014年度中に開設する。利用者は来館せずに、パソコンやタブレット型多機能端末を通して、いつでも電子書籍の閲覧などができる。市中央図書館は、従来通りに本の貸し出しも行い、電子書籍も扱う「ハイブリッド(複合)型図書館」を目指す。

ラノベの主人公は妹にどこまで尽くせるのか?

今やラノベ作品の中で、大きな割合を占めている"妹萌え"ラノベ。どうやらこの"妹萌え"ラノベのポイントは、どこまで妹に尽くせるかにかかっているようなのだ。

湊かなえ作品またも映画化 小学生6人が見た「悲しい事件」

松たか子主演で映像化された『告白』の著者、湊かなえさんの作品がまたもや映画化されます。11月3日(土・祝)に公開される『北のカナリアたち』で、原案は短編集『往復書簡』に収録されている「二十年後の宿題」。

【書評】『ソロモンの偽証 1、2、3部』 宮部みゆき著

評・松山 巖(評論家・作家) 深読みの読者も驚かす 卓抜なミステリーは二度の通読を誘う。

【書評】『水瓶』 川上未映子著

評・管啓次郎(詩人・比較文学者・明治大教授) 九つの短篇(たんぺん)が収められたこの本をサリンジャーに倣って「ナイン・ストーリーズ」と呼んでもよかった。でもこれらの文は物語そのものから繋留(けいりゅう)を解かれた熱気球のように上昇し、たちまち目では追えない高みに逃げ去ってしまう。

アンケートで小説が映画化に? 読者参加型のデジタル文芸誌

KDDIが電子書籍を月額590円で読み放題のサービスをはじめ、「ニコニコ静画」が『ONEPIECE』など3万冊以上の電子書籍を配信するなど、電子書籍に関するニュースを目にすることが多くなってきました。世の中の本がすべて電子書籍化される日は、思っているよりもはやく来るのかもしれません。

【書評】空より高く』 重松清著

廃校が決まった高校で 学校の統廃合は、今や田舎や都会の真ん中の話とは限らない。東玉川高校(トンタマ)も、都心から電車で一時間のニュータウンにあり、今年度限りで廃校が決まっている。

世界中で発生する対海賊版書籍の戦い

海賊版書籍といえば、デジタルの世界でだけ起こっていると思うかもしれないが、紙書籍にもその波は確実に押し寄せている。

【日本近代文学館 創立50周年、開館45周年展示】 谷崎、川端…創設へ意気込み熱く

昭和37年に運営団体が発足し、42年に東京都目黒区の駒場公園内に開館した「日本近代文学館」は、日本近代文学の資料の集積や展示を目的としてできた国内で最初の文学館だ。今年は、創立50周年と開館45周年の大きな節目。開催中の記念の特別展は、明治期以降、出版文化の発展とともに読者の裾野を広げてきた日本近代文学のたゆまぬ歩みを浮かび上がらせる。

泉鏡花記念金沢市民文学賞決まる

金沢市は29日、地元ゆかりの市民が手がけた優れた文芸作品に贈る今年度の泉鏡花記念金沢市民文学賞の受賞作2作品を発表した。

SM官能小説、欧米の母親世代で大ヒット 購入しやすい?電子書籍後押し

欧米でSM(サディズムとマゾヒズム)を題材にした過激な官能小説が母親世代の女性たちを中心に爆発的なヒットを記録し、社会現象になっている。購入時に気恥ずかしさを感じずに済む電子書籍の普及が人気の一因になっている。

2012.10.28(日)

【書評】『謎とき「悪霊」』亀山郁夫著

江川卓の志を継ぐ詳細考察 露文研究の重鎮、江川卓(たく)(1927~2001年)がドストエフスキーの主要作品についての子細な解説をまとめた、いわゆる「謎とき」シリーズは、『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『白痴』と刊行を進めたものの、江川の死によって中断された。

映画「ツナグ」の原作者・辻村深月のターニングポイント

"あの時期にこの作品がなかったら、今自分は生きていなかったかもしれない。そう考える瞬間が、僕にはあるよ。"

恋愛を禁じられた吉原の遊女たち「女による女のためのR-18文学賞」受賞作『花宵道中』

恋愛禁止。脱退は難しく、勤めあげたとしても想い人が自分を待っていてくれるわけではない...。どこかのアイドルグループのようですが、舞台は江戸末期。吉原に生きる遊女たちの話です。

2012.10.27(土)

市民の"読書欲"満たし30年 自動車文庫「かぶとがに号」

笠岡市内の陸地部を巡回し、図書の貸し出しを行う市立図書館(同市六番町)の自動車文庫「かぶとがに号」が、導入から今年で30年。市内に1館しかない図書館機能を補完、市民の"読書欲"を満たしている。読書時間の減少など図書離れが懸念される中、同館は「多くの市民に利用してほしい」と呼び掛けている。27日から読書週間(11月9日まで)―。

皆で育てて!「本のない図書館」大阪に来春オープン

大阪府立大学(大阪府堺市)が来春、大阪・難波に新設するサテライトキャンパスに、開館当初は蔵書ゼロの図書館がオープンする。図書館を使って講演会やワークショップなどの活動をした市民グループに本を寄贈してもらい、次第に蔵書を充実させるという公設では例のない図書館。本を通して地域コミュニティーを相互に交流させ、図書館をその拠点にする。国際化が進む一方で地域との連携を模索する大学の試みとして注目される。

三島小説のオペラ化も…独作曲家ヘンツェ氏死去

ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ氏 86歳(ドイツの現代音楽作曲家)ドイツの音楽出版社などによると27日、独東部ドレスデンの病院で死去。

【Spot the 電撃文庫】チームになって1つの目標をなしとげる話を――『アニメアライブ』の秋傘水稀先生を直撃

電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする"Spot the 電撃文庫"。第56回となる今回は、『アニメアライブ』を執筆した秋傘水稀先生のインタビューを掲載する。

完全犯罪もお手のもの!? 「こんなお手伝いさんがほしい」

来年には映画化も決定している、東川篤哉の大ヒット小説『謎解きはディナーのあとで』(小学館)。毒舌の執事と、態度のデカいお嬢様刑事が織りなす軽妙なやりとりやユニークなトリックが人気だが、著者待望の新シリーズ『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』(文藝春秋)は、魔法使いのお手伝いさん・マリィが活躍するユーモアミステリー。

あなたに合った電子書店を見つけよう:これでもう迷わない、電子書店完全ガイド――Kindleストア

eBook USERがお届けする国内の主要な電子書店の徹底レビュー。そう、これは"書店のレビュー"だ。第6回は、10月25日にオープンしたばかりのKindleストアを速報版でお届けする。

ちよだ文学賞、工藤健策さんに賞状など贈る

東京都千代田区が主催する「第7回ちよだ文学賞」(読売新聞社共催)の授賞式が27日、同区神田神保町で行われた。

少女を護るため少年は戦う。「放課後ライトノベル」第115回は『落ちこぼれの竜殺し』を紹介

今回の「放課後ライトノベル」第115回では,先日までTVアニメが放映されていた『だから僕は、Hができない。』の原作者・橘ぱんの新作『落ちこぼれの竜殺し』を紹介する。前々回のコラムもそうだったが,なんか最近竜殺しが流行してるんですかね。ジョジョみたいに。

学校読書調査:中・高校生一番好きな作家は山田悠介

毎日新聞が全国学校図書館協議会(全国SLA)と合同で実施した「第58回学校読書調査」の結果が26日まとまった。中学生と高校生に一番好きな作家を聞いたところ、1位はともにホラー作家の山田悠介で、他を圧倒した。

小説すばる新人賞に新発田の女性…新潟

新発田市在住の会社員櫛木理宇(くしきりう)さん(本名非公開)(40)が、中越地方を舞台に女子高生の心の傷や感情の交錯を小説「赤と白」で描き、第25回小説すばる新人賞(集英社主催)に輝いた。櫛木さんは「新潟が舞台の物語を地元の人に楽しんでほしい」と話している。

2012.10.26(金)

キャラにぞっこん ラノベの魔法

新人発掘に躍起 アニメの原作にも

横浜文学賞に平林敏彦さん 詩壇の第一線、功績を評価

横浜市内の文芸6団体でつくる横浜文芸懇話会(大河原英與(ひでよ)会長)は26日、第18回横浜文学賞に、同市泉区の詩人・平林敏彦さん(88)を選出した。長年にわたり詩壇の第一線にあり続けた功績を評価した。

吉田修一、津本陽両氏…本紙連載小説で競演

吉田修一さん(44)の朝刊連載小説「怒り」と津本陽さん(83)の夕刊連載小説「忍者月輪(がちりん)」が29日から始まる。

『ビブリア古書堂』『珈琲店タレーラン』…今"コージーミステリー"が女性に人気

無名の新人・岡崎琢磨の『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』(宝島社)が40万部を突破する異例の大ヒットとなっている模様。この作品は第10回「このミステリーがすごい!」大賞で最終候補に残るも受賞には至らなかったものの、編集部推薦の"隠し玉"として発売された。

エロくて怖い電子書籍レーベル「エロ怖(こわ)」誕生! Kindleストアで先行発売中

『ダ・ヴィンチ』の兄弟誌である怪談専門誌『幽』と、携帯小説やエロ分野で絶大な人気を誇る作家・内藤みか氏とのコラボレーションによる新しい電子書籍レーベル「エロ怖(こわ)」が誕生! 現在アマゾンのKindleストアで10作品が先行発売中です。

出版デジタル機構、紀伊國屋書店と契約締結

出版デジタル機構は10月26日、紀伊國屋書店との契約締結を発表。出版デジタル機構が預かるコンテンツを配信、販売することで合意した。電子書店との契約はこれが初で、第一弾であるとしている。

AmazonのKindle洋書、日本向けは値上げ? Kindleストア日本版の影響か

Amazon.comのKindle向け洋書が、日本のユーザーが購入する場合に大幅な値上げになっているという報告が相次いでいる。米国向け価格の2倍以上に高くなっているケースも。

『涼宮ハルヒ』シリーズをテーマとした企画展『SOS団in西宮に集合よ!』 10月27日より開催

『涼宮ハルヒ』シリーズの舞台とされる兵庫県西宮市の商業施設「アクタ西宮」で企画展「SOS団 in 西宮に集合よ!」が10月27日より11月11日まで開催される。

ハーゲンダッツと書店がコラボしたブックフェア 川上未映子さんのトークショーも

ハーゲンダッツ ジャパン(以下:ハーゲンダッツ)は10月30日(火)から、東京・下北沢の書店「B&B」とコラボレートしたブックフェア「Häagen-Dazs the Sweet Book Selection ~内沼晋太郎がB&Bで贈る~」を開催します。"甘美"をテーマにセレクトされた本が並ぶほか、オープニングイベントには作家の川上未映子さんが登壇します。

福山ミステリー文学賞が決定

「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の第5回受賞作に26日、千葉市の無職高林さわさん(67)の「バイリンガル」が選ばれた。福山市出身の作家島田荘司さん(64)が選者となり、応募作品89点から選んだ。

第66回読書世論調査:図書館委託、支持5割超 電子書籍「読んだ」14%

毎日新聞が実施した「第66回読書世論調査」では、公共図書館の民間委託について55%の人が肯定的な回答をした。利便性の高まりへの期待からだが、民間委託を支持しない人の中では個人情報流出への懸念が大きかった。一方、専用端末の登場などで「電子書籍元年」とうたわれた2010年から3年目、電子書籍が幅広いジャンルで読まれていることも分かった。

2012.10.25(木)

園子温の過激すぎる半生を描いた『非道に生きる』に学びたい!

『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』などの衝撃作で、賛否両論を巻き起こし、世界からも評価を受けている映画監督、園子温。現在は、原発事故に翻弄される家族を描いた『希望の国』が公開中で、こちらも大きな話題となっている。

著者インタビュー -道尾秀介さん『光媒の花』

認知症の母と暮らす男の遠い夏の秘密。幼い兄妹が小さな手で犯した罪。心の奥に押し込めた哀しみに満ちた風景が、やがてあたたかな光に包まれていく……。道尾秀介さんが、絶望の果てに見える光を優しく描き出した、第23回山本周五郎賞作『光媒の花』が文庫化。

『ミレニアム』120万部突破! 北欧ミステリーはなぜ売れる?

文庫版全6巻という超大作ながら120万部を突破したスェーデン発のミステリー『ミレニアム』。昨年は実写映画化もされ、同作は北欧ミステリーが注目されるきっかけとなった。

Amazon書籍に「Kindle化リクエスト」ボタン

Amazon.co.jpの書籍販売ページに10月25日、「Kindle化リクエスト」ボタンが登場した。書籍の電子書籍化を、Amazonを通じて発行者にリクエストできる仕組みのようだ。

BL小説コンテスト開催 賞金総額は80.1万円

パピレスが運営する、電子書籍投稿プラットフォーム「upppi」(ウッピー)で、オリジナルのボーイズラブ小説を対象にしたコンテストが開催される。賞金総額は大賞・部門賞など合わせて総額80.1万円となっている。

Amazonの自費出版サービス「Kindle ダイレクト・パブリッシング」が日本でも開始

個人での出版も電子書籍ならハードルが下がりますね。

Kindleで購入した電子書籍は、実はユーザーのものではない

「書籍を購入」といえば、普通はその所有権も手に入れたと思うかもしれない。だが実は、この認識は正しくない。

【オリコン】東野圭吾、史上初の小説3作連続首位

東野圭吾の『ガリレオ』シリーズ最新作『禁断の魔術 ガリレオ8』(13日発売/文藝春秋)が週間4.6万部を売り上げ、10/29付"本"ランキングBOOK(総合)部門首位にランクイン。

楽天、電子書籍点数を過大表示 消費者庁が行政指導

ネット通販大手の楽天が電子書籍端末を7月に発売した際の宣伝に景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、消費者庁から口頭注意の行政指導を受けていたことが分かった。発売前、楽天は日本語書籍の数を「3万冊」と宣伝したが、発売時に提供できたのは約2万点にとどまった。

神戸エルマール文学賞:浅田さんの「はづかし病」受賞 佳作は天野さんの「ぬくい闇」、木村さんの「海を渡る蝶」

近畿圏内の同人誌で活動する作家を対象にした第6回「神戸エルマール文学賞」がこのほど発表された。

第3回山田風太郎賞は、冲方丁さんと窪美澄さん

第3回山田風太郎賞(角川文化振興財団主催)は25日、冲方丁(うぶかた・とう)さん(35)の「光圀伝」(角川書店)と窪美澄(くぼ・みすみ)さん(46)の「晴天の迷いクジラ」(新潮社)に決まった。

小説家の太田蘭三氏が死去

太田蘭三氏(おおた・らんぞう、本名・等=ひとし=小説家)22日、死去。83歳。葬儀・告別式は近親者で済ませた。

連載作家インタビュー 辻村深月「ミステリではできないことを試したい」

今年7月『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞し、さらなる活躍が期待されている辻村深月さんですが、『Mei(冥)』で彼女の新連載がスタートしました!

2012.10.24(水)

お店やスペースの一角を"図書館"にする! リピーターを呼び込むO2Oサービスとして注目の「リブライズ」

ソーシャルメディアとスマートフォンの普及を背景に、ネットから実店舗へ誘導する、あるいはリアルでのコミュニケーションを促すO2O(オンライン・トゥ・オフライン)の動きが活発になっている。マイクロギフトサービスを謳う「giftee(ギフティ)」や、「ソーシャルランチ」などのミートアップ支援サービスが代表例といえる。

ラノベが売れるのは「面白いから」 アスキー・メディアワークス 塚田正晃社長

「なぜ売れているのか、とよく聞かれますが、『面白いから』ということしかない。新しい書き手を発掘しつづけてきた。同時代的な書き手が同時代的な読者に向けて書き続けている。それがヒットの原動力」

大阪の市立図書館、週刊朝日を閲覧制限

日本維新の会代表の橋下徹大阪市長の出自を報じた週刊朝日に関し、大阪府八尾市教育委員会は24日までに、市立図書館で当該号の一部を閲覧できないようにすることを決めた。

iPad miniが発表に iBooksもバージョンアップ

Appleから、7.9インチのディスプレイを採用した小型タブレット「iPad mini」が発表された。

「Amazon.comで購入した書籍も引き継げる」米アマゾンKindle担当者Q&A

Amazon.co.jpを運営するアマゾン ジャパン(以下、アマゾン)は2012年10月24日、電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの国内向け4モデルの予約を開始したことや、日本向けの電子コンテンツ販売サイト「Kindle ストア」を25日にオープンすることなどを発表した(関連記事:アマゾンが日本向けKindle最新4モデルを予約開始、「無料3G通信付きで1万2980円」の衝撃)。

アマゾン Kindle ストアは国内10月25日開店。コミックや日本語書籍5万点、洋書140万冊

「Kindle Fire HD と Kindle Paperwhiteは抜群のハードウェアを搭載しています―これ以上良いものはありません。ただ、私たちが本当に知って欲しいのは、Kindleはサービスでもあるという事です。」(Amazon創業CEOジェフ・ベゾス)

みやざき文学賞:入賞作品決まる

県芸術文化協会が「第15回みやざき文学賞」の入賞作品を発表した。小説や随筆など6部門で1〜3席と、佳作5点。表彰式は来年1月22日に宮崎市の宮崎観光ホテルである。

Amazon「Kindle」を日本でも11月発売、「Kindleストア」は10月25日オープン

「Kindle Paperwhite」「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」の3機種

2012.10.23(火)

ふるさと文学館14年度中に開館 福井県立図書館に整備

福井県立図書館に整備される「福井ふるさと文学館」(仮称)について西川知事は23日、福井市出身の芥川賞作家津村節子さんから直筆原稿や愛用品など数百点の寄贈を受け、展示、活用していくことを明らかにした。文学館の開館時期は2014年度中とした。

いい人なのに、なぜあの人は修羅場を呼んでしまうのか?

さりげなく気を遣ってくれたり、あれもこれもぜーんぶやってくれるような、すっごくいい人って周りにいませんか? "いい人"なのに、なぜか損ばかりしている、果ては修羅場に巻き込まれてしまう……。

大垣きゅん物語:萌えキャラ小説、「Moe1グランプリ」準優勝 まちおこしに一役、期待 /岐阜

ご当地萌(も)えキャラが大垣市を舞台に物語を展開していく小説「大垣きゅん物語」が、東京・秋葉原で開かれた「Moe(もえ)1グランプリ」の観光部門で準優勝した。まちおこしに一役と期待を集めている。

闇夜を楽しむためのブックガイド

闇夜にはたくさんの扉が隠れている。見たこともない奇妙な世界、これまで味わったことのない感覚、大自然や年の知られざる姿――。ここではそんな夜の扉に通じる9冊を紹介しよう。明るい太陽の下では出会うことのできない、懐かしく、豊かで、ちょっと不気味な物語がひっそりあなたを待っている。

「小説家になろう」からデビュー!『エリュシオンライトノベルコンテスト』開催

クラウドゲート株式会社 投稿している小説にキーワードを設定するだけで参加できる!

星新一がコンピュータで甦る? 人工知能は芸術を創れるのか?

9月7日、なんとも夢のある記事がネット上を賑わした。人工知能を搭載したコンピュータに星新一さんが得意としたショートショートの小説を書かせ、ペンネームで応募し、あわよくば入選させようというのである。

県文学賞 4部門で正賞

福島民報社と福島県が主催し、県教委が共催する第65回県文学賞の受賞者が22日決まった。

"知ったかぶり"したい人のための電子書籍入門--(1)導入編

電子書籍の話題をなにかと耳にする機会が多くなった。iPadなどのタブレット端末での用途のひとつとして、電子書籍が挙げられることも多く、またKindleやkoboといった単語をネットのニュースで目にする機会も増えた。

電子書籍の価格、出版社が決めると… 「拘束」で独禁法のリスク

米アマゾン・ドット・コムが日本で電子書籍サービスの準備を進めるなか、小売価格の決め方が独占禁止法違反となるリスクが浮上している。

電書ちゃんねる:Amazonで買った本がなぜ読める? BookShoutの謎に迫れ

電子書籍のいろんな話題について、会話形式で楽しく考えてみる「電書ちゃんねる」。今回は、フランクフルトブックフェア2012で発表された"ストアの壁"を越えるBookShoutの謎を「見た目は子供、頭脳は大人」の電書ちゃんが解明します。

2012.10.22(月)

流行の書店フェア、その魅力と人気の秘密

本にまつわるさまざまな話題や謎を調査研究し、実践的に学ぶという趣旨で雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載されている北尾トロの「走れ! トロイカ学習帳」。11月号でルポ取材の対象となったのは、紀伊國屋書店新宿本店。本の書き出し部分だけを印刷して表紙にし、書名も著者名も秘密にして売る企画「ほんのまくらフェア」をきっかけに、書店フェアの魅力に迫っている。

【本の話をしよう】「生きるぼくら」作家 原田マハさん

《日本人は突き詰めれば米なんだ》 東日本大震災から3日後の2011年3月14日、日本農業新聞。農家の放射能への不安を伝える見出しの下に、この作品のタイトルが載った。『生きるぼくら』。著者の原田マハさん(50)自身が「運命的な巡り合わせ」とも語る連載の始まりだった。

夢枕獏『魔獣狩り 淫楽編』英語版電子書籍を配信

夢枕獏さんの『魔獣狩り 淫楽編』が英訳され電子書籍になって、Amazon.comで配信されている。

アマゾンの出版事業、書店や出版社の反発で苦戦

米オンライン小売り大手のアマゾン・ドット・コムは書籍の小売りでは大成功を収めた。しかし出版事業はまだ軌道に乗っていない。

悠久の文学展:和歌や漢詩の資料一堂に 香春町で12月2日まで

香春町の町歴史資料館(町民センター2階)で、地元にまつわる和歌や漢詩、俳句などの資料を集めた「悠久の文学展 文学に見る香春」(実行委員会主催、毎日新聞社など後援)が開かれている。入場無料。12月2日まで。

藤村生誕140年展 神奈川近代文学館で11月18日まで

詩集「若菜集」や小説「破戒」で知られる作家の島崎藤村(1872~1943年)の生誕140年を記念した特別展「島崎藤村展」が、横浜市中区の神奈川近代文学館で開かれている。会場では交流のあった知人や家族宛ての書簡、晩年の大作「夜明け前」の直筆原稿など約400点を展示している。

【このライトノベルが売れて欲しい!】第26回『飛べない蝶と空の鯱』独特の世界観で描かれるスカイファンタジーストーリー!

約束だ。一緒に飛ぼう。空の最果てまで―― ということで始まりました。続きが読みたい!メディアミックス展開して欲しい!単純に沢山の人に手に取ってもらいたい!という願望を織りまぜてオススメラノベを紹介する『このライトノベルが売れて欲しい!』第26回でございます。

作者不詳の映画脚本 「あのひと」はオダサクだった

■創作ノートに題名、小説にも類似

ミステリー文学大賞:皆川博子さんに

第16回日本ミステリー文学大賞(光文文化財団主催)に22日、作家、皆川博子さん(82)が選ばれた。ミステリー文学の発展に寄与した功績が認められた。

2012.10.21(日)

[ロウきゅーぶ!]アニメ第2期制作決定 人気ラノベが原作

高校生と女子小学生らのバスケットボールにかける情熱を描いたアニメ「ロウきゅーぶ!」の第2期制作がアスキー・メディアワークスの創立20周年記念イベント「電撃20年祭」で21日、明らかになった。タイトルは「ロウきゅーぶ!SS」で詳細は、今後発表される予定。

「電車図書館」守りたい 西武線に支援の臨時電車

公立図書館が足りなかった高度成長期、東京都東村山市の母親グループが、引退した電車で子ども文庫を開いた。これまで4千人の子どもたちに親しまれて45年。補修費用の一部をまかなって全国でも珍しい「電車図書館」を支えようと、21日、有志が貸し切りの臨時電車を走らせる。

【書評】奇貨 [著]松浦理英子

■負の感情を糧とする人間こそ 寡作の著者の五年ぶりの小説がやっぱり面白い。

お米の"萌え化"が進行中

最近ではパンの消費量がお米の消費量を超え、お米を食べる人や機会が少なくなっているようだ。このままでは日本の主食がパンになってしまうかも!? そんな日本の危機を救うべく、今、お米の"萌え化"が進行しているらしい。

【ラノベの車窓から】第16回 『男子高校生のハレルヤ!』

とあるライトノベル読みが読者としての視点・観点で、オススメをピックアップして紹介する「ラノベの車窓から」の第16回です。よくよく過去の記事を振り返ってみてみると、GA文庫のピックアップは初じゃないですか! ということで、久々に本コーナーが出現したことには触れず、ささっと紹介に進みますねテヘペロ!

書き出し小説大募集

書き出し小説とは、書き出しだけで成立したきわめてミニマムな小説スタイルである。

小説ニュース一覧

現在話題の小説ランキング
現在話題の作家ランキング
広告
新刊売上ランキング
(書名はAmazonリンク)
    現在話題の賞ランキング
    最新小説ニュース
    (外部リンク)
    ブログ(更新履歴等)